成人矯正のQA 歯根吸収について

矯正歯科の総合サイトです。「矯正歯科治療をすると、歯の根っこが短くなってしまうんですか?」『成人矯正によくある質問と回答』についてご紹介します。

目次

  1. 矯正歯科治療をすると、歯の根っこが短くなってしまうと聞いたんですが、それってホント?

矯正歯科治療をすると、歯の根っこが短くなってしまうと聞いたんですが、それってホント?

残念ながら本当です。専門的には「歯根吸収」といいます。しかし、必ずしも起こるわけではありませんし、一般的には歯根吸収してもわずかなことが多いので、ほとんど問題はありません。矯正歯科治療以外にも外傷、炎症、腫瘍、脱臼、再植、移植などによっても起こります。

歯根吸収には、エックス線写真で見てもわからないものから歯根の1/4以上のものまでありますが、矯正歯科治療によるもので多いのが、歯根の先がわずかに丸くなるものから、歯根の1/4まで吸収するものまで。歯にかかる力の強さ以外にも、噛む力などによっても起こりますし、たとえ弱い力であっても歯根が吸収されないとは言えません。

原因は治療期間や歯に対する力のかけ方、歯の質などいろいろ考えられますが、今のところはっきりとはわかっていません。矯正歯科専門医は、こうした点に配慮して、できるだけ歯根吸収が起こらないように矯正歯科治療を行っています。

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