神宮前矯正歯科

矯正装置が痛い! 矯正治療中の食事と歯みがきガイド

矯正装置が痛い! 矯正治療中の食事と歯みがきガイド

「えっ痛くてお米が噛めない!」

矯正装置をつけてからのはじめての食事。あまりの痛さに固形物が噛めないことがあります。矯正装置をつけた・取り換えた際、歯に痛みを感じるのは、歯が動いている証拠です。

歯が痛くて、食べられずに不安になるかもしれませんが、2~3日がピークで、約1週間で落ち着いていきます。この場合にどのような食べ物が食べやすいのか、注意しなければならない食べ物などをご紹介します!

更新日:2019/11/20

歯が痛いときに食べやすいものは?

はじめて矯正装置をつけたときは体も慣れていなく、激しく痛むことがあります。そんなときは水分を多く含んだ食べ物を選びましょう。
痛くてつらい場合は、市販や医院で処方された鎮痛薬を飲むことで和らぐ場合もあります。

食べやすいポイント3つ

  1. 既にすり潰されているものや、舌だけでも潰せるもの
  2. 固形物ではなく水気を多く含んでいるもの
  3. 水分が少ないものは飲み物と併用する

こんな食べ物は注意して!矯正中に気をつけたい食べ物の種類5つ

今まで通りで食べられると思ったら大きな落とし穴が…。矯正装置をつけたばかりは慣れてなく、咀嚼のしづらさを感じます。
特に裏側矯正の場合は注意が必要です。装置に絡まったまま食べ物を飲み込んでしまい、むせてしまうなんてことも。下記は矯正中に注意したほうが良い食べ物です。

1.麺類などの細長い食べ物 [注意度★★★]

矯正装置に絡みついたまま飲み込んでしまう可能性があり、むせてしまう危険性があります。
特に春雨や糸こんにゃくなど、弾力があるものは噛み切りにくく細長いものは、注意が必要です。

2.野菜(繊維質なもの)/肉や魚 [注意度★★]

レタスやキャベツなどの繊維質な葉物野菜やお刺身などの筋があるものは、歯とブラケットの間やワイヤーに絡みつきやすく、非常に挟まりやすいです。

砂糖が多いもの [注意度★]

矯正装置をしていると細かいところの歯みがきが難しく、装置をつけていないときに比べて虫歯になりやすいため、糖分を多く含むお菓子類は控えたほうが良いです。
特にチョコレートやクッキーなどの糖分が多く含まれているものを好んで食べている方は、注意が必要です。

粘性の高いもの [注意度★★★]

ガムやキャラメル、お餅などの粘性が高い食べ物は矯正装置にくっついて、外れる原因になります。また、矯正装置にくっつくと取り除くのが大変なため、なるべく避けた方が良いです。

硬いもの [注意度★★]

ナッツ類やスルメなどの硬い食べ物は、噛んだときに矯正装置が外れてしまうリスクがあります。小さいものならまだリスクは小さいですが、フランスパンやリンゴの丸かじりなどは避けた方が良いです。

特に注意!裏側矯正での食事

裏側に矯正装置をつけた際、人によっては上前歯の裏のブラケットに下の歯が噛みこんでしまう場合があります。その場合は、前歯が噛まないように奥歯にレジンを貼りつけて対処します。

奥歯のレジンが先に噛みこみ前歯が噛みこまなくなるため、噛める歯が奥歯のみになってしまいます。よく噛めないまま飲み込むと誤嚥につながるので、慣れるまでは噛む回数を増やし、十分に飲み込める状態にして慣れていきましょう。※歯が動き、ブラケットに当たらなくなったときに、奥歯のレジンを外します。

矯正装置の食べ残しが溜まりやすい部分とは

矯正装置は、奥歯にはめる銀色の「バンド」と歯1本1本につける「ブラケット」、それらを繋ぐ「ワイヤー」から成り立っています。
画像の黄色丸部分の「バンドと歯の隙間」や「歯と歯の境目」、「ブラケット周り」は食べ残しが溜まりやすく、虫歯になりやすい部位になります。裏側矯正の場合上顎のバンドの内側(舌側)はとても見えづらいため、食べ物が挟まっていても気づかないことが多いです。
どこに食べ物が挟まっているのかを手鏡や小さな歯科用ミラーを使い、歯みがき前にチェックしましょう。

食べ物が矯正装置に挟まった・絡まったときのお手入れのしかた

取り外せない矯正装置の場合

食後の食べ残し

食後すぐは歯と矯正装置の間に食べ残しが多く絡まったり、くっついたりしています。はじめは数回お口をすすいでみましょう。大きな食べかすは大半流れます。

歯と矯正装置に挟まっている、引っかかっている

歯と矯正装置の隙間は一般の歯ブラシのみでは磨ききれないことが多いです。
特に歯と歯の間やバンドの周りは、ワイヤーが邪魔してうまくブラシが行き届きませんので、歯ブラシは小回りが利き隅々まで磨けるように、ヘッド部分が小さめのものを用意してください。
歯と歯肉の境界部分をしっかり磨きましょう。歯みがき粉は少なめにつけ、長い時間磨くことを心がけましょう。また、歯ブラシで磨きにくい箇所には、1番小さいサイズの歯間ブラシを使い、食べ残しをかき取ります。仕上げに毛が細く柔らかめの柔毛歯ブラシを使うときれいに取れます。

裏側矯正の場合は、お子さんでは磨きにくいので、ご家族の方がしっかり磨いてあげましょう。

ブラケット周りの食べかす

ブラケット周りは非常に食べ物がつきやすく、一般の歯ブラシでは届きにくいです。そのため、タフトブラシ(毛束が1本の歯ブラシ)や大きいサイズの歯間ブラシを使いブラケットの周りについた食べ残しを落とします。長期間落とせていない状態が続くと、歯石化してしまい落としにくくなるため、こまめにチェックしましょう。

取り外し可能な矯正装置 床矯正の場合

床矯正の装置は「入れ歯」と同じ材質なので、市販の義歯洗浄剤を使用したり、歯を磨いた時に歯ブラシで隅々まで丁寧に磨きましょう。

歯みがきはいつも通り行うことができますが、装置の接地箇所(固定部分・上あご・下あご)には汚れが溜まりやすいのでしっかり磨くようにしましょう。

歯みがきはしっかりと!

こまめに磨かないと、矯正装置の隙間に食べ残しが溜まっていき、虫歯になりやすいです。悪化したら矯正装置を外して、虫歯治療なんてこともあります。虫歯にならないためにも、矯正中は食後必ず歯を磨くようにします。また、睡眠時に細菌が繁殖するので、磨く時間がなかなかとれない人でも夜寝る前は必ず磨くようにしましょう。

磨いた後の予防と対策

歯みがきをした後は予防対策として、フッ素剤やマウスウォッシュ液などで歯をコーティングしましょう。 フッ素剤やマウスウォッシュは歯自身を強くし、プラークもつきにくくなり虫歯や歯周病予防に効果を発揮します。もし、毎日の歯みがきに不安がある場合はお近くの歯科医院に行き、正しい歯の磨き方を教えてもらいましょう。

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