矯正治療費の悩みがグッと減る 分割払い・ローンまとめ
歯列矯正をするうえでネックになるのが、ズバリ「お金」のこと。保険（公的医療保険）が利かない高額医療費をキャッシュ一括で支払うことは、誰もができる訳ではありません。
ここでは医療費控除や申し込み資格などにも触れながら「分割支払い・ローン」についてまとめています。これまで高額な治療費がネックとなり、歯列矯正を諦めていた方にこそ知っていただきたい内容となっています。
更新日：2019/11/11
矯正費用の負担を軽くするローン・分割払いについて
以下にて、歯列矯正のローン・分割払いについてご紹介しています。ローンや分割払いを活用できれば、手元にお金がなくても治療が可能。決められたお給料の中で無理のない支払いが可能となるでしょう。金銭的な理由で矯正治療を諦めずに済みますよ。
1. 信販会社 (歯科医院が提携するデンタルローン)
デンタルローンとは利用目的を「歯科治療」に限定したローンのこと。歯列矯正だけでなく、インプラント治療やセラミック治療など公的医療保険の利かない高額治療の支払いに利用できます。 デンタルローンは患者さん・歯科医院・信販会社の３者間の契約です。信販会社が患者さんに代わって歯科医院へ治療費を「立替払い」をし、患者さんは手数料が加わった額を分割して支払う仕組みです。（立替払委託契約）
利用の流れとしては、歯科医院が提携している信販会社(NICOS、オリコ、ジャックス、アプラスなど)でローンを申し込みます。基本的には医院が窓口となって手続きを行ってくれるので手間いらず。信販会社によっては患者さんご自身でWEB手続きが必要となる場合もあります。
金利：年利は平均して約8.5％程度（メディカルネット調べ）
※信販会社によって金利手数料が異なります。
※審査が通らない場合があります。
2. クレジットカード
お手持ちのクレジットカードで分割払いをする方法です。利用限度額内であれば、その場で決済。支払い回数の選択（一般的に24回まで）はもちろんのこと、ボーナス払いやリボ払いも選択できるうえ、クレジットカードのポイントも溜まります。ただし、歯医者さんによってはそもそもカード払いの取り扱いがない、またはお手持ちのカード会社に対応していない場合もあるため、予め医院に確認しておくと安心です。
金利：年利はやや高め。平均して約14～18％程度（メディカルネット調べ）
3. 銀行や信用金庫の多目的ローン
歯科治療に限定されるデンタルローンに対し、多目的ローンはどのような使い方にも利用できるローン商品です。医院から提出された見積もりや資料を銀行や信用金庫などの金融機関に提出し、ご自身でローンを契約します。
金利：年利は平均して約5～14％程度（メディカルネット調べ）
※信販会社・銀行によって金利手数料が異なります。
※審査が通らない場合があります。
4. 院内分割払い
信販会社などを介さずにクリニックと直接分割払いの契約をする方法です。分割回数や支払い期限、手数料などは医院によって異なります。
歯列矯正を分割やローンで支払う まとめ
歯並びのコンプレックスを克服したい、そう思う方は多いと思います。ですが、健康保険（公的医療保険）の利かない歯列矯正の治療費相場は100万円前後と、誰もが気軽に支払える金額ではありません。だからこそ、無理のない金額で計画的に支払えるローンや分割払いは手元にまとまったお金がなくても「口元のエチケットに気を使う方」「長年のコンプレックスを克服したい方」の強い味方となるはずです。
ローンや分割払いはいくつかの選択肢がありますが、大切なのは支払い回数によるトータルの利息や手数料がいくらになるかです。返済期間が長いとその分、総額も大きくなってしまうもの。目先の支払い額だけでなく、支払い回数によるトータルの利息や手数料、返済期間をきちんと把握しておくことも大切です。歯列矯正の治療期間は平均して2年程度であるといわれています。ですから、治療終了と同時に支払いが完了するのが理想的ではないでしょうか。長くとも4～5年以内（治療期間+保定期間）に支払いを終えることが望ましいでしょう。
治療費や支払い方法に悩んだ時は歯医者さんに相談してみましょう。予算に応じた治療法や装置の種類なども提案してくれるはずです。
