歯列矯正でもっとキレイになる!歯の矯正 最新治療法

歯列矯正でもっとキレイになる!歯の矯正 最新治療法

患者様のご希望や生活環境にもっとマッチした治療ができるように、矯正歯科治療は日々進歩・変化しています。短期間での矯正、痛みが少ない矯正、歯科用CTを使った3D画像診断など、歯列矯正をもっと身近にしてくれる最新治療法をご紹介します!

協力:二子玉川矯正歯科

歯の矯正がもっと身近になる!
最新治療のポイント

期間は?痛みは?仕上がりは?最新矯正治療について

近年、大人になってから矯正治療をはじめる方が増えています。子どもの頃に歯の矯正ができなかった人や、年齢を重ねて歯ならびが悪くなってきた人など、理由はさまざまです。年齢を気にして治療に踏み込めない方もいらっしゃいますが、矯正治療は健康なアゴの骨と歯があれば、年齢に関わらず行うことができます。 美しい歯ならびと、しっかりとしたかみ合わせを手に入れて、自信にあふれた人生をおくりましょう。

point1スピード矯正
(成人矯正治療期間を短縮する矯正法)

矯正治療の期間について

スピード矯正で10ヵ月で改善した例

▲ スピード矯正で10ヵ月で歯ならびが改善
※患者様によって個人差があります。

歯の矯正を考えている人が気になることに、「治療期間」があります。
特に、ブラケットやワイヤーなどの矯正装置を装着する「動的治療期間」が長いことが理由で、やむをえず治療を諦めていた方も少なくありません。

成人矯正の場合、歯を動かす「動的治療期間」は、永久歯を抜かない「非抜歯矯正」で1年~1年半くらい、永久歯を何本か抜く「抜歯矯正」では2年~2年半くらいで、10代前半に比べると長くなる傾向があります。
その治療期間を短くする方法の一つが、「スピード矯正(オステオトミー法)」です。オステオトミー法は、歯を支えている「歯槽骨」に小さな切れ目を入れる簡単な外科処置で、治療期間を通常の半分以下に短縮します(個人差があります)。

通常の矯正治療でもスピード矯正でも、最終的な治療結果は同じです。ただし、期間がどのくらいかかるかは症例により全く異なります(抜歯、非抜歯についても)。

スピード矯正については、一つの選択肢と考えて、自分にあった治療方針を矯正医と相談して決めていくことが重要です。

抜歯をしないで治療した例

  • 抜歯をしないで交叉咬合と八重歯を改善
    内側に入り込んだ歯
    動的治療期間 1年3ヵ月 抜歯 なし
    年齢 26歳 性別 女性

    交叉咬合(すれ違い咬合)で、左上の犬歯は八重歯になっていました。抜歯しないで、みた目もかみ合わせも良くなりました。

    ※治療結果は、患者様によって個人差があります。

  • ガタガタの歯ならびを6ヵ月で治療スピード矯正
    ガタガタの歯並び
    動的治療期間 6ヵ月 抜歯 なし
    年齢 37歳 性別 男性

    できるだけ早く治療したいと希望された患者様。
    スピード矯正*により、凸凹の歯ならびが6ヵ月でキレイになりました。

    *オステオトミー法。
    ※治療結果は、患者様によって個人差があります。

抜歯をして治療した例

  • 噛めない前歯。バランス良いかみ合わせに
    かめない前歯
    動的治療期間 2年1ヵ月 抜歯 あり
    年齢 21歳 性別 女性

    奥歯は噛めても、前歯で噛めない「開咬」の例。上下前歯の前突も解消し、美しい歯ならびとかみ合わせになりました。

    ※治療結果は、患者様によって個人差があります。

  • 40歳からの矯正。長年の悩みも解決スピード矯正
    40歳からの矯正
    動的治療期間 10ヵ月 抜歯 あり
    年齢 40歳 性別 女性

    治療期間が長くなることに抵抗があった患者様。スピード矯正*で10ヵ月で改善できて、とても喜ばれました。

    *オステオトミー法。
    ※治療結果は、患者様によって個人差があります。

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point2痛みが少ない・歯に優しい!
(新しい矯正装置)

痛みに配慮した治療とは

痛みに配慮した治療

「矯正は痛い」というイメージをお持ちの方は少なくないと思います。確かに、装置を着けたり調整したりすると、3~5日間くらいは、歯が浮いたような感覚になったり、歯に痛みが出たりすることが多いです。中には、「3日間全くご飯が食べられなかった…」、「頭痛がした」という話も聞きます。

痛みは個人差が大きいのですが、痛みを最小限に抑えつつも効率よく歯を動かすことで、「歯根吸収*」などの歯のダメージを抑えることにも繋がります。
ここ最近の矯正学と材料学の進歩により、以前よりも「歯に優しい」治療が可能となりました。現在、考えうる最先端の治療技術を二つご紹介します。

*歯根吸収:アゴの骨の中で歯根が本来の長さより短くなること。

ローフォースワイヤーシステム(超弾性ワイヤーの応用)

ヒートベンダー

▲ヒートベンダー
形状記憶ワイヤーの調整に使用。

最新のワイヤー(歯に接着する装置「ブラケット」に通す針金)の多くは、「超弾性」、「形状記憶」という性質を持っています。簡単に言うと、非常に柔らかく、弱い力を継続的に歯に伝えて、元の形に戻ろうとする力によって歯を動かします。
この超弾性ワイヤーによって、歯に与えるダメージがより小さくなり、痛みが少なく、かつ効率的に歯を動かすことができます。

このように歯列矯正に優れた材料でしたが、「形状記憶」という性質から、自由に曲げたり調整したりすることができませんでした。しかし、最新の矯正治療では、この形状記憶の超弾性ワイヤーを、ヒートベンダーという特殊な機器によって処理し、調整ができるようになりました。
これは矯正治療では画期的なことで、一部の矯正歯科で対応することができます。

ローフリクションシステム

ローフリクションシステム

▲ ローフリクション装置の例(唇側、表側)

ローフリクションシステム

▲ ローフリクション装置の例(舌側、裏側)

歯列矯正の「痛み」の原因の一つが、歯を動かすために与える矯正装置の力(矯正力)です。
治療中の痛みを軽減するために、矯正装置の改良が進み、「歯に接着したブラケットにワイヤーを縛りつける装置」から、「縛りつけない装置」ができました。

『ローフリクションシステム』もその一つです。

ローフリクションシステムは、ブラケットの中をワイヤーが自由にすべることができる構造なので、従来のブラケットにワイヤーを縛る装置で生じていた摩擦が抑えられて、より小さな矯正力で歯を動かせるようになりました。これにより、歯を動かしている治療中の痛みが軽減し、治療期間も若干短くなりました。

現在も装置の改良は進み、このローフリクションシステムを採用した装置は、金属の表側矯正装置だけでなく、目立たない審美ブラケットや、見えない裏側矯正用のブラケットなど、さまざまなタイプのものが開発されています。
これにより、患者様はより快適でライフスタイルに合った治療を受けられるようになりました(右写真参照)。

※治療結果は、患者様によって個人差があります。

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point3医療も3D!
最新の危機を用いた検査・治療

CTによる精密な診断・治療

最新のCT

▲ 最新のCT撮影装置

埋伏過剰歯(矢印)の位置

▲ 立体的な3D画像でアゴの状態を再現。
埋伏過剰歯(矢印)の位置も的確に把握できます

近年、歯科治療においても「CT(Computed Tomography)」を活用するケースが増えています。
平面的なレントゲン写真では見えないことが、CTの3D画像によって、患者様のアゴや歯の状態が、より詳しくわかるようになったためです。
矯正治療でも、アゴの骨の中に埋まったまま生えてこない「埋伏歯」や親知らずの診断、インプラント矯正*やスピード矯正などの外科処置で、精密な治療のために必要性が高まっている検査です。

*インプラント矯正:小さな骨ネジやプレート型の器具を一時的にアゴの骨(歯槽骨)に埋め入れて、歯を動かす固定源にする処置。

精密な診断と、効率的な歯の移動

CTを矯正治療で使用することについて、二子玉川矯正歯科の北村院長は、
「CTは、お口の中全体のことを考えた診断にとても役に立ちます。患者様のアゴの状態が詳しくわかると、治療はより精密で丁寧になります。矯正治療が"アゴの骨の中で歯の根を動かす治療"であることを考えると、患者様のお口の状態をよく知らないまま治療するのは怖いと思うんです。」と解説します

成人矯正の場合、CTで歯を支える骨(歯槽骨)と歯根の状態を調べることで、抜歯・非抜歯矯正の判断材料にしたり、長持ちする歯なのかを見極めて抜歯する歯、しない歯を決める参考にしたりします。
最新のCTでは、アゴの骨や歯根の形、位置がさらに精密に再現できるので、安全でより的確な治療ができるようになりました。

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point4大事なのは顎の位置と噛み合わせ

見た目だけでなく、
咬み心地や顎の機能を大切にする

矯正治療の目的は、歯ならびをキレイにすることはもちろんですが、上下の歯のかみ合わせを改善して、効率よくしっかり食べ物を噛めるようになることも、とても大切です。そこで重要となってくるのが下アゴの位置です。

図
CTによる顎関節の分析

▲ CTによる顎関節の分析

10年、15年後も安定したかみ合わせを維持するために

口の中のかみ合わせとアゴの関節(顎関節)とは、ダイレクトな関係があります。
図1のように、下アゴの一方には歯があり、他方はアゴの関節(顎関節)とつながっています。
顎関節内で下アゴの先がいずれかの方向にずれてしまうと(図2⇒3)、つながっている下の歯列全体もずれてしまいます。

このようにアゴの位置がずれて不安定な状態では、下アゴを本来あるべき位置に戻してから矯正治療を始める必要があります。
そうでないと、治療が終了した後に、見た目は良くなってもかみ合わせが不安定で「どこで噛んでいいのか分からない」なんてことになりかねません。
治療後10年、15年たっても、いつまでも同じような歯ならびと安定したかみ合わせを保てるように、下アゴの位置を考慮した矯正治療が望まれます。

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装置を外したあとの、患者様のとびっきりの笑顔をみたいから装置を外したあとの、患者様のとびっきりの笑顔をみたいから

北村 敦(歯学博士 歯科医師)

▲ 北村 敦(歯学博士 歯科医師) 
東京医科歯科大学歯学部、同大学院卒業。11年の東京医科歯科大学歯学付属病院矯正科勤務を経て、平成20年二子玉川矯正歯科開業 
>> 詳細はこちら

「矯正歯科医をやっていて感じる、一番の醍醐味は?」と聞かれると、迷わず、「矯正装置を外した時の患者様の笑顔にふれること。」と答えます。 
私自身、以前、矯正治療を受けていたことがあります。装置が外れて、鏡の中の自分の口と、治療前の口の中の写真と見比べた時、心の底から「やってよかった!」と思いました。

「早く装置を外したい」、「なるべく目立たないように治療したい」、「痛いのはイヤ」、「白い歯にしたい」、「健康的でキレイになりたい」、ということは、矯正治療を経験されたほとんどの方が考えることだと思います。

そんな患者様の声を実現するために、これまで最新の技術を習得してきました。
一人ひとりに、より適した、負担の少ない治療法を提案いたします。
素敵な笑顔になりたい方、歯の矯正治療に悩みや疑問がある方、是非、ご相談ください。

◆動画インタビュー 北村院長が矯正治療をわかりやすく解説!◆
>> スピード矯正、 最先端の治療について

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