あごの発達と歯並びの関係

子どもの成長とともに顎も大きく成長していきます。しかし、歯の場合は生える前から大きさがきまっていて、その後大きさが変化することはありません。このため顎と歯のバランスが重要です。そんな顎の発達と歯並びの関係に関して写真と一緒に紹介します。

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目次

  1. お子様の歯並びが気になったら
  2. お子様の歯並びが気になったときのチェックポイント
  3. お子さんの症例写真 (拡大矯正治療/乱ぐい歯の治療例)
  4. お子様の乱ぐい歯を拡大矯正装置で治療した例
  5. ■正面から見た場合

お子様の歯並びが気になったら

お子さまの成長にあわせて、あご【顎】は、発達して大きくなります。しかし、歯の場合、歯が生える前に、すでに歯の大部分が出来上がっていますので、その後大きさが変化することはありません。

このため、あごの大きさと歯の大きさがアンバランスですと、歯が歯列内に並ばず、後から生えてくる歯は外側や内側にはみ出してしまいます。
このことからも、歯が歯列内(正しい位置)に並ばない原因は、あごと歯の大きさのアンバランスにあることがお解りいただけると思います。

お子様の歯並びが気になったときのチェックポイント

では、お子さんの歯並びが悪いと感じたら、いつ治療を始めればよいのでしょう。
(お子さんの矯正を始める最も適した時期はいつなのでしょうか。)お子さんの歯並びが気になられた際のチェックポイントは、症例によって異なりますが、
・あごの大きさと、歯の大きさのバランスが悪いケース、
・前歯等が反対に噛みあっているケース(受け口、反対咬合)
・出っ歯
などの場合、早期に治療を始めれば永久歯にはえ変わった時には治療が必要なくなるケースもあります。
現在の状況(状態)をより早く把握していただくことも大切ですのでご自分で判断されずに、直接、矯正専門のドクターを訪ねてご相談されることをお薦めします。また、矯正を始めたお子さんは思春期と時期がかさなる場合も多いので、精神的にもご家族の方の協力も必要です。

お子さんの症例写真 (拡大矯正治療/乱ぐい歯の治療例)

お子様の乱ぐい歯を拡大矯正装置で治療した例

乱ぐい歯(歯の凸凹)は顎の大きさと歯の大きさのアンバランスにより起こります。この為、凸凹の治療をする際、スペースの確保のため永久歯の抜歯をやむを得ず行う場合がございます。
虫歯でもない健全な永久歯を抜くのはもったいないですから、なるべく歯を抜かずに治療を行えれば良いのですが、永久歯がはえ替わって成長が止まり、顎の大きさが決まったあと、乱ぐい歯(歯の凸凹)を治すには抜歯が必要となることが多くなります。
そこで、顎の骨が、まだやわらかいうちに、顎を大きくする事によって、凸凹の量を減らす事ができ、将来抜歯が必要となる可能性が少なくなります。

【治療前】
2番目の永久歯の生えるスペースが不足
【装置を入れて治療中】
装置で顎の幅を拡大して、スペースが確保されたことにより、2番目の永久歯が生えてきました

治療前

お子様の乱ぐい歯を拡大矯正装置で治療した例治療前

治療中

お子様の乱ぐい歯を拡大矯正装置で治療した例治療中

治療後

お子様の乱ぐい歯を拡大矯正装置で治療した例治療後
■正面から見た場合

【治療後】スペースがなく、うまく揃わなかった永久歯が、正常な状態に並びました

治療前

正面から見た場合	治療前

治療後

正面から見た場合	治療後

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