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裏側(舌側)アンカースクリュー矯正装置
開発のきっかけ

斉宮 康寛院長先生のホームページを見る

医院オリジナルの裏側(舌側)矯正装置の開発を経て、より効率良い歯の移動が期待できるアンカースクリュー矯正に注目したきっかけについてお話してくれました。

長年の思いが込められたオリジナル裏側(舌側)矯正装置

長年の思いが込められたオリジナル裏側(舌側)矯正装置

▲ オリジナル裏側(舌側)矯正装置

当院は明治神宮前・原宿エリアに位置するため、芸能界を目指している方や、人前でお話する機会の多い職業の方が多くいらっしゃいます。
開業当時から、よく患者様から「治療を知られたくない」、「矯正装置が見えない治療法にしたい」とのご要望を受けることが多く、裏側(舌側)矯正装置のニーズの高さを実感していました。
このため、裏側(舌側)矯正の症例数が増えていきましたが、経験を重ねるにつれ、「現在流通している装置では限界があるのでは。患者様にとって裏側(舌側)矯正をもっと身近なものにするためには新しい装置が必要だ。」という思いが募っていきました。

「装置のサイズを小さくして、治療初期に感じる会話のしづらさ、不快感を解消したい」
「症状に制限されることなく、裏側(舌側)矯正を希望されるすべての方が治療できるようにしたい」
「装置を装着する時間を短くして、患者様の負担を軽減したい」

そんな思いから、オリジナルの裏側(舌側)矯正装置のデザインを考えていたときに、偶然ある業者さんと出会い、思い描いていた装置の製作を実現することができました。
このオリジナル裏側(舌側)矯正装置で、自信をもって患者様の治療を行っています。

アンカースクリュー矯正との出会い

インプラント矯正との出会い

▲  斉宮院長開発の裏側(舌側)アンカースクリュー矯正装置

現在は、小さなネジを、杭のように一時的に歯が生えている顎の骨に植立して、効率良く歯を移動させる「アンカースクリュー矯正」と、「裏側(舌側)矯正」を組み合わせた「裏側(舌側)アンカースクリュー矯正装置」の開発を進めています。

アンカースクリュー矯正との出会いは、私の尊敬する恩師であり、アンカースクリュー矯正の第一人者であるS先生の治療を見学した際のことです。
今まで抜歯が必要だと思っていたケースが、従来法の表側矯正装置と、小さなアンカースクリューを組み合わせることで、抜歯をしないでキレイに改善した症例を目の当たりにして、衝撃が走りました。
すぐに先生のもとで勉強をさせていただき、技術の習得後は、積極的に診療に取り入れました。

アンカースクリュー矯正と裏側(舌側)矯正装置を組み合わせた裏側(舌側)アンカースクリュー矯正の開発へ

アンカースクリュー矯正やオリジナル裏側(舌側)矯正の開発も完了し、次に挑戦したのは、アンカースクリュー矯正を裏側(舌側)矯正に応用して、従来の治療法では難しい歯並びを短期間で治療できる装置の開発でした。いわゆる「裏側(舌側)アンカースクリュー矯正装置」です。

着手してから10年、試作品をたくさん製作して、何回もの失敗を重ねて、やっと装置を完成することができました。完成するまでの長い間、クリニックの歯科技工士、歯科衛生士、スタッフのみんなと、協力いただいた業者さんに心から感謝しています。これからは、患者様がこの新しい治療を受けられる機会を増やせるように、治療法の確立と普及に努めたいと思います。