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ハイブリッド矯正について

谷木 俊夫理事長先生のホームページを見る

治療に導入しているハイブリッド矯正とはどんな治療法なのかを先生が説明してくれます。
また、マウスピース矯正と裏側矯正のどちらかでお悩みの方へのアドバイス、進化し続けるデジタル技術についてもご紹介します。

ハイブリッド矯正でさらなる治療期間の短縮を目指します

ハイブリッド矯正でさらなる治療期間の短縮を目指します

ハイブリッド矯正は造語で、実際そういう治療方法はありません。マウスピース矯正と裏側矯正の組み合わせに限らず、マウスピース矯正とインプラント矯正や、マウスピース矯正に透明な大臼歯遠心移動装置(歯列を後方へ下げる装置)を組み合わせて治療することなども、「ハイブリッド矯正」と呼んでいます。

矯正治療はもちろん1種類の矯正装置で治療を行うこともできまうすが、マウスピース矯正では噛み合わせが深い抜歯症例など適応が難しい場合があり、また裏側矯正では舌の違和感や治療費が比較的高額になる場合があります。どのような優れた矯正装置でも歯並びの状態や患者様のご希望によってデメリットがあるのも事実です。そこで当院では目立たない矯正装置を組み合わせて、それぞれのデメリットをカバーし、できる限り低コストで治療期間を短く、またより良い治療結果を出すため、積極的に多種の矯正装置を組み合わせて治療を行なっています。

裏側矯正は滑舌の問題があり、アナウンサーや英語の先生などはマウスピース矯正を選択される方が多いです。 患者様の症状によって異なりますが、叢生[そうせい]といって、歯のがたつきや歯の重なりがきつい場合は、前歯部の移動量が大きくなります。その場合はワイヤーを使った裏側矯正をお勧めする場合が多いです。

マウスピース矯正と裏側矯正のどちらかでお悩みの方には・・・

マウスピース矯正と裏側矯正のどちらかでお悩みの方には・・・

マウスピース矯正は、透明で目立たないマウスピース型装置を使い、取り外しが可能です。裏側矯正は歯の裏側に装置を装着するので表側から見えません。どちらの治療法で矯正するのか悩まれる患者様もいます。
裏側矯正は滑舌の問題があり、アナウンサーや英語の先生などはマウスピース矯正を選択される方が多いです。
患者様の症状によって異なりますが、叢生[そうせい]といって、歯のがたつきや歯の重なりがきつい場合は、前歯部の移動量が大きくなります。その場合はワイヤーを使った裏側矯正をお勧めする場合が多いです。

裏側矯正は滑舌の問題があるので、アナウンサーや英語の先生など特に発音が大切なご職業の方にはマウスピース矯正をお勧めしています。 患者様の症状によって異なりますが、口元を理想的なイーラインに近づけるため抜歯をして前歯部を大きく移動させる必要のあるケースや噛み合わせが極端に深いケースなどでも治療期間の観点から裏側矯正をお勧めする場合があります。

近年はマウスピース矯正で治療できない症例は無くなってきていると思いますが、やはり矯正装置には種類によるメリットとデメリットがあります。患者様の負担や治療期間のことを考えると、症状やご希望に応じて装置の種類を選択した方がいい場合もあります。 例えばマウスピースのみで治療した場合に5年かかる治療が、歯科矯正用アンカースクリューやワイヤーを組み合わせることで1年半で治療が可能な場合には、患者様にとって特別な事情がある場合を除けば、他種の装置を使用した方がメリットが大きいといえます。 ただし当院では、装置が目立ってしまう表側の矯正器具をお勧めすることはありません。装置が目立たない治療では、治療が難しいのではないかと思われている方がいらっしゃいましたら、当院へご相談いただければと思います。

進化し続けるデジタル技術を駆使した矯正治療

進化し続けるデジタル技術を駆使した矯正治療

光学スキャナはマウスピース矯正を裏側矯正装置を製作する際や、治療結果のシミュレーションを患者様にご覧いただく際に使用しています。
従来の歯型を採る方法では印象材の膨張や収縮、また口腔内から撤去する際の外力による変形が原因で、口腔内の状況を精密に記録することが困難でした。また印象採得では印象材が硬化するまで患者様のお口の中に保持しておく必要があり、嘔吐反射をお持ちの患者様にとってはとても苦しいものだったと思います。
光学スキャナではペン型のカメラでお口の中で5分から10分程度撮影するだけなので負担は少なくより精密に歯並びの状態を読み取ることができます。さらにはスキャンデータをオンラインで技工所へすぐに転送することができるため、矯正装置の制作時間を大幅に短縮できるようにもなりました。

治療結果を予測したシミュレーションは従来は石膏模型の歯を糸鋸で1本1本切り離し並べていましたので、どうしても歯の幅が小さくなってしまって不正確なシミュレーションとなってしまったり時間がかかったりする問題がありました。スキャンデータを用いたシミュレーションでは画面上で瞬時に精密に歯を分割できるので、短時間で正確なシミュレーションを作成することができ、装置を製作する際に用いるだけでなく、初診相談の際にすぐに予測される治療結果をご覧いただくことができるようになりました。