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尾島先生のこれからの目標と患者様へのメッセージをお聞きしました。

より良い矯正治療のための研究会

より良い矯正治療のための研究会

研究会は、マウスピース型矯正の治療技術を高め、情報を共有できる場として2014年に設立しました。
一人で考えるのではなくて、10人なら10人の、100人なら100人の知見を集結させると、いろんなことができる。一人でやるよりも、より良いものができると思うんですね。
俗人化せずに症例を共有して、いろんな先生と脳がつながることで、教わることもあり、自分の治療においてもヒントをいただいています。

あとは、僕がマウスピース型矯正治療を始めたときは、症例数や治療実績のあるアメリカ・ドイツなど海外のクリニックに研修に行っていました。
今、僕がやってきたことを知りたい、教えてほしい、学びたい、という周りの声があります。
昔、自分がドイツに行って学びたかった気持ちを知っているから、知っていることを共有していこう、という気持ちがあります。

また、 YouTubeやInstagram、書籍などで積極的に情報発信して、マウスピース型矯正を学びたい、知りたい、という人の手がかりになれば、と思っています。

リモートに適した治療方法

マウスピース型矯正を成功させるためには、歯科医師の技術だけではなく、スタッフの対応、患者様の協力が必要です。「あ、きれいになっている」「歯が動いている」とパッとみてすぐ分かり、歯列の変化がすぐみられることが大切です。

当医院の独自管理システムは、患者様ごとのカルテがあって、マウスピースが入っている写真でマウスピースの適合を常に管理しています。ログインするとスマートフォンでも確認できるので、歯がどれくらい動いたか、今後どのように変化するかモチベーションを保つにとてもいいんです。
患者様も見ることができますし、お子様の矯正をする場合に保護者の方が確認したい時にもとても便利です。

今はその過程を自宅でスマホで撮影してもらって画像を送って、リモートで診断することも可です。
テクノロジーが進化したり、コロナの流行によって外出しにくくなったり、これからはデジタルへ移行していく時代であり、矯正治療もリモートが求められるようになっていくだろう、と思っています。

患者様へのメッセージ

より良い矯正治療を求め続け、患者様にとって良いこと、目の前のことを一生懸命してきて、今があると感じています。人のご縁を大切につなげてきたら、今に続いていました。

矯正治療は長い治療となります。歯並びが気になっている方や、矯正治療に興味があるけれど、矯正装置が目立つのがいやだったり、不安に感じたり、始めるときは勇気がいるかもしれませんが、私たちが全力でサポートいたします。
矯正治療になかなか踏み出せない方も、「自分の歯並びはマウスピース型矯正で改善するのかな?」など疑問をお持ちの方も、ぜひ、お気軽に相談にいらっしゃってください。オンラインでの相談もしておりますので、そちらもご活用ください。

取材を終えて

とても魅力的な先生でした。高校生の時に決めた歯科医師という道を30年以上ずっと続けて、今でも面白い、楽しいとおっしゃっていた先生が印象的でした。お父さんお母さんへの思い、など、とてもハートフルなエピソードもたくさんお話いただけました。
また、マウスピース型矯正を始めたころ、海外に何度も研修に行かれた話や、今まで学会などでの論文の発表など、ずっと勉強し続け、常に知識の向上に努めていることが強く伝わってきました。