医療法人スマイルイノベーション 本郷さくら矯正歯科
尾島 賢治院長先生
マウスピース型矯正専門の矯正歯科医院
マウスピース型矯正が日本に導入されてすぐに専門医院を開院した尾島先生。
海外で研鑽を積み、日本での研究会の設立やYouTube・書籍などでの情報発信など、常により良い治療のために尽力しています。
患者様の希望を第一に考えて、納得できる治療を追求し続けています。
尾島先生が影響を受けた人物として、マウスピース型矯正を師事したドイツのシュープ先生と、大切なご家族の話を伺いました。
マウスピース型矯正をするためには、従来の矯正治療とは違ったシミュレーション技術や考え方、治療実績が必要だと考えていました。
しかし、僕がマウスピース型矯正を学びたいと思ったときは、マウスピース型矯正が日本に導入されたばかりで前例があまりなかったんですね。
そこで、様々な論文で読んだり、学会で実際にお会いしたりして、その時のマウスピース型矯正で一番だと思ったドイツのシュープ先生に2011年からずっとご指示を仰いでいます。
シュープ先生に習うことで、僕一人の頑張りではたどり着くことができない技術を習得することができました。マウスピース型矯正が日本になかったから、自分の師を得ることでより安全に配慮した治療ができるようなったと思います。
また、"論文をだし、学会で発表する"という教えのもとに、2012年からずっと日本や海外の学会で発表を続けています。
歯科医師を目指したきっかけは母との普段の会話でした。
父は会社を経営していたので、父と同じ大学に行って、会社を継ぐのかな、と漠然と思っていました。
しかし、ある日、母と話しながら大学一覧の資料をみていた時に、母が「あなたは、歯医者に向いているのではないかな」と何気なく言ったんです。
子どものころ、母の歯医者通いについていったときに、歯医者になりたい、と言っていたことを覚えていてくれたり、手先が器用なことを思い出させてくれたりしたのです。
医療系ではない家系の中で、初めての歯科医師。歯医者になることを決め、進路を変更して歯学部を選んだ時、父だけが反対しませんでした。周りは反対しましたが、父は「やりたいことが見つかってよかったね」と。
しかし、一つだけ言われたことがあります。
「一つだけ約束してくれ、患者様にとって良い先生になってくれ。先生にいい先生ではなく、患者様の気持ちがわかる先生になってほしい」
この言葉が心の中に軸としてあるから、何か悩んだりしたときに、患者様にとって、どちらのほうがいいか、を一番に考えるようになりました。
両親の一言って自分では気付かなくても、大きなものだったりすることを日々実感しています。ポツリと言ったことが心にずっと残っていることがありますね。