エムアンドアソシエイツ矯正歯科
増岡 尚哉先生
マウスピース矯正に力を入れて全国展開する歯科医院の代表取締役
全国(東京、大阪、名古屋、札幌、福岡)に分院を持つ『エムアンドアソシエイツグループ』代表の増岡先生。患者様に納得いただける治療を提供するために、常に前進し続けています。志を同じくする若手の矯正歯科医師の指導・育成にも力を入れ、正しいマウスピース矯正の普及に取り組んでいます。
マウスピース矯正のメリットを活かして医院を全国展開した理由や、印象深かった患者様のエピソードなどを伺いました。
全国に医院を展開した理由はいくつかあります。まず、マウスピース矯正の場合、治療計画を作ったあとは患者様が計画にそって使用するので、治療の仕方をある程度標準化できると考えています。
たとえば、ワイヤー矯正の場合は、先生の考えや力加減などで同じような患者様でも反応が違う場合がありますが、マウスピース矯正はマウスピース側が力のコントロールをします。
また、ワイヤー矯正の場合、毎回同じ先生が診て、感覚で力をかけて治療していきますが、マウスピース矯正は最初にプランが決まれば、1枚あたりこれだけ力をかけるというのが決まっているので、より多くの人に治療を提供しやすくなります。そういう点で、実際に診察できる患者様の数がより増えると感じていました。
当時はマウスピース矯正が今ほど全国的に普及していたわけではないので、治療法を広めるために拠点があると治療しやすいという想いがあり、開業を決めました。
さらに、転勤が多い方などは矯正治療をためらうケースもありましたが、マウスピース矯正であれば引継ぎしやすいので、転勤が多い方でも納得して通えるグループが必要だと思い、全国展開にしていきました。
マウスピース矯正はワイヤー矯正に比べて急な対応が少ないので、全国に患者様がいらっしゃっても不利益を与えることが少ない点もいいところだと思っています。 一緒にやっている矯正歯科の先生もいらっしゃいますが、基本的にはすべての治療計画を僕が共有できるようにして、いつでも診られるようにしています。困ったことがあったら、いつでも共有して標準的な診療ができる体制を整えています。
患者様とのやりとりでは、どのようなことを気にされていて、どのようになられたいと考えていらっしゃるかを共有できるように、と考えています。
マウスピース矯正は、まだまだ治療技術には発展の余地があると感じているので、特性を理解し、かつ歯科矯正学の学問的な知識に裏打ちされた治療を提供できるように心掛けて治療にあたっています。
半年ほど留学する患者様にマウスピースを全部渡して、帰国した際に計画通りに治っていたことがあって、本当に驚きました。
「ずれたら進めないでね」とだけお伝えしたんですが、帰ってきたときはきれいに整っていました。マウスピース矯正のメリットや、予測実現性の高さを実感したエピソードです。