スピード矯正とは？

コルチコトミーとは、動かす歯の周囲にある骨改造速度の遅い骨（皮質骨）を一部除去すると同時に、残っている骨（海綿骨）を切るなど刺激を与え、骨改造速度をあげる方法です。手術を受けて矯正を開始すると早期に治療が終了することができるとされています。

手術と聞くと大がかりに考えられがちですが、埋まった親知らずを抜く手術と同程度なケースもあり、1時間程度で終わります。

コルチコトミーの最大のメリットは治療期間を短縮して歯並びや噛み合わせを治すことができることです。コルチコトミーのデメリットは、外科手術を受ける必要があることや追加費用がかかることです。

オステオトミーとは歯槽骨の全体にメスを入れ、歯槽骨ごと動かして歯の位置を整える治療法です。

オステオトミーのメリットは骨自体を動かすのでコルチコトミーよりさらに治療期間が短くなります。オステオトミーのデメリットは手術を受ける必要があることと、コルチコトミーより費用がかかることです。

ヘミオステオトミーとは、皮質骨のみを部分的に除去する手術方法でコルチコトミーをより発展させたものです。メリットは治療期間を短縮できること、デメリットは手術を受ける必要があることです。

光加速矯正装置とは、矯正治療中に歯に光を当てて歯の移動を加速させる補助装置です。通常の矯正装置と併用することによって、矯正期間を短縮することができます。1日約8分間（上4分・下4分）光をあてるだけで歯の移動を早めるといわれています。

光加速矯正装置のメリットは自宅で気軽に手軽にできること、1日に8分使用するだけで矯正治療期間が短縮可能なことです。デメリットは確実な効果が得られない可能性があること、追加費用がかかることです。