あなたにピッタリの矯正歯科医院を探すための7ポイント
「矯正治療を受けたいと考えているものの、歯医者さんが多すぎて迷っている」
「子どもの矯正治療の情報は知っているけれど、大人の矯正治療はわからない」
そんな方も多いのではないでしょうか。治療が始まれば長い期間通院するので、後悔せずに歯科医院を決めたいですよね。こちらの記事では矯正歯科医院を選ぶポイントをまとめました。あなたに合った歯医者さん選びの参考にしてみてください。
公開日:2023/08/28
監修医師
歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Nature系のジャーナルに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開
目次
矯正歯科医院選びで後悔しないための7ポイント
矯正歯科治療は基本的に自費診療となり、専門的な知識や技術が要求されます。歯科医院ごとに技術レベルや金額にも違いがあるので、どのように選んだらよいか悩むでしょう。
そんなとき参考になるように7つのポイントに分けて歯医者さんの選び方をご紹介します。
1.矯正治療を担当する歯科医師の経歴を確認
矯正治療は、精密検査のデータをもとに、どのように歯を動かしていくか治療計画を立てる必要があります。そのため、専門的な知識や経験が必要な治療といえるでしょう。
しかし、歯科医師であれば矯正治療は可能です。もし、矯正治療の経験が十分にない歯科医院で治療を受けると、思いどおりの結果にならない可能性もあります。
そこで大切なのが、歯科医師の経歴(実績)です。表側に矯正器具を装着して矯正する従来のワイヤー矯正以外に、裏側矯正やマウスピース矯正など様々な矯正方法があります。
日本矯正歯科学会の認定医や指導医を持っていたとしても、精通していない矯正方法がありますので、ご自身と同じような歯並びや噛み合わせを治療した実績があるのかをチェックすると良いかもしれません。
2.診療内容や治療方針を確認
矯正治療に限りませんが、同じ歯並びや噛み合わせでも治療方針や診療内容は歯科医院ごとに異なることもあります。複数の歯科医院で相談したら、異なる治療方針を伝えられることも少なくありません。
その場合は、自分自身が希望する治療をしてもらえるか、ウェブサイトやパンフレットなどを確認するとよいでしょう。また、矯正治療のメリットだけでなくデメリットも伝えてくれる歯科医院であれば、信頼性が高いといるでしょう。
3.料金や公的医療保険について確認
矯正治療は基本的に自費診療となるため、治療費が保険診療に比べて高い治療です。
矯正治療は「審美性を回復する」という側面が強いために公的医療保険が適用されないからです。ただし、見た目だけでなく噛み合わせの改善も目的である場合は医療費控除の対象にはなります。
矯正治療の費用は、歯科医院によってはウェブサイトなどで金額を明示しているところもあります。一般的な全体矯正の金額の相場は70万円~120万円ほどですが、治療を開始する前に細かく見積りを出してくれる歯科医院を選ぶということも大事なポイントです。
また、矯正治療に公的医療保険が適用されるケースもあります。先天性疾患や顎変形症など国が定める疾患に当てはまる場合は、公的医療保険が適用されます。
ただし、公的医療保険を適用した矯正治療は、治療方法や治療を受けることができる歯科医院が限られています。マウスピース矯正や審美ブラケットが利用できないこともあります。
公的医療保険適用の矯正治療が気になる方は、歯科医師に相談してみましょう。
4.口コミや評判を調べる
歯科医院のHPなどの情報だけでなく、実際に患者さんとして治療した方の感想などを見るとよいでしょう。
口コミサイトでさまざまな口コミを見ることで、歯科医院の信頼性や実績、雰囲気などがつかめてくることでしょう。また、矯正治療を受けたことがある知人がいれば、より詳しく歯科医院の治療の感想を聞くことができます。
ただ、口コミは誰でも記載することができ、信憑性が乏しいことがデメリットです。土の口コミを信じるかは慎重に見極めましょう。
5.受けられる矯正方法を確認
矯正治療と言っても、さまざまな治療方法や装置があります。マウスピース型矯正は受けられても、ワイヤー矯正は受けられない歯科医院もあるでしょう。
本来であればワイヤーでの矯正も検討するべき症例なのにマウスピース型矯正しか取り扱っていない歯科医院でマウスピース矯正の治療方法だけを聞いてしまったら、治療が失敗してしまう、理想通りの口元にならない可能性が高くなってしまいます。
一種類の矯正方法だけでなく、さまざまな矯正方法を取り扱っていて提案してくれるところであれば、患者さんのニーズに合った治療が受けられるでしょう。
6.アフターケアの内容を確認
矯正治療が終わった後も、歯並びがもとに戻らないようにするためにリテーナーという保定装置を装着する期間があります。
治療が終わって保定期間に移行した後も、定期的に検診を受けることができる・歯並びや噛み合わせの状態をチェックしてくれる・クリーニングが受けられるなどアフターケアがある歯科医院だと安心です。
アフターケアがあることで、もしも後戻りがみられたら再治療を提案してもらえたり、噛み合わせの不具合など矯正治療によって起きた可能性のあるトラブルの発覚にも対応してもらえることでしょう。
7.実際に歯科医院に行く
矯正治療は高額になるので、比較検討のために複数の歯科医院で話を聞くのも珍しくありません。気になる歯科医院でカウンセリングを受けて、ご自身に合った治療内容を提供してもらえるクリニックを選択する方法があります。
歯科医院によっては無料カウンセリングを行う場合もありますが、相談の際は聞きたいポイントを事前にまとめておくようにしましょう。また、院内の雰囲気やスタッフの対応などを確認できるほか、CTやセファロなどの設備があるかなどについてもチェックできます。
まとめ
矯正治療を行っている歯科医院は数多く、自分に合ったクリニックを選択するのはなかなか大変です。今回紹介したポイントは7つと多いかもしれませんが、矯正治療が始まれば長期間通うことなりますし、金額も決して安くはないので、後悔しないために時間をかけてじっくり調べましょう。また、気になる歯科医院があれば実際に足を運んでみることも大切です。
今回紹介したポイントを参考にして、ご自身にあった矯正歯科のクリニックが見つかることを願っております!
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