マウスピース矯正はいつまで痛い?原因や対処法とは?

マウスピース矯正 痛い

マウスピース矯正をしているけれど、感じる歯の痛みに不安を抱えていませんか?
また、これからマウスピース矯正をしたいと検討しているけれど「どのくらい痛みがあるのだろう」と不安で躊躇している方もいるでしょう。

なぜマウスピース矯正で痛みが発生するのか、原因や具体的な対処法を紹介します。

記事提供

目次

  1. マウスピース矯正で痛いと感じる主な原因とは?
  2. 歯を動かすことによる痛み
  3. アタッチメントによる痛み
  4. 歯並びにフィットしていないことによる痛み
  5. マウスピース矯正が痛いのはいつまで?
  6. マウスピース矯正で痛いと感じる際の対処法とは?
  7. マウスピースを調整する
  8. 硬い食べ物を避ける
  9. 矯正用ワックスを処方してもらう
  10. まとめ

マウスピース矯正で痛いと感じる主な原因とは?

マウスピース矯正 痛み

マウスピース矯正中をしている方は、圧迫されるような痛みを感じたことはありませんか?
痛みには個人差がありますが、特に矯正を始めたばかりの頃は痛みを感じることが多いでしょう。

なぜマウスピース矯正で痛みを感じるのか、原因を具体的にみていきましょう。

歯を動かすことによる痛み

マウスピース矯正 痛い

マウスピース矯正の痛みの主な原因は、歯に矯正する力が持続的に加わり歯根膜が伸び縮みするためです。

矯正では「歯根膜(しこんまく)」に力を加えることによって、歯が少しずつ移動します。
少しずつとはいえ矯正中は歯を移動させるため歯はとても繊細な状態となり、そこに力が加わると痛みを感じやすくなるのです。

痛みの有無や感じ方には個人差がありますが、歯が移動しやすい期間である装置交換後2~3日は痛みを感じやすいでしょう。

しかし、マウスピース矯正における1ヵ月間の歯の移動距離はワイヤー矯正よりも控えめです。そのため、ワイヤー矯正より痛みは少ない傾向があるといわれています。

アタッチメントによる痛み

マウスピース矯正で使用されるアタッチメントとは、歯を動かす力を調整しやすくするために設置する突起物です。
このアタッチメントの出っ張りが頬などにあたって口内炎等に繋がり、痛みが生じるケースがあります。

歯並びにフィットしていないことによる痛み

マウスピース矯正は、決められた期間で新しいマウスピースに交換して装着します。
新しいマウスピースにした後は、自身の歯並びにフィットするまでの間に痛みを感じる場合があります。

また、決められたマウスピースの交換スケジュールをきちんと守らなかったり、段階を飛ばして装着すると歯の痛みを感じる可能性が高くなります。
合わないマウスピースを装着することで歯に大きな負荷がかかり、思わぬトラブルが起こることも考えられます。

マウスピース矯正が痛いのはいつまで?

マウスピース矯正 痛い

マウスピース矯正で痛みを感じやすいのは、新しいマウスピースを装着してから2~3日といわれています。歯が動くことによって痛みが生じるため、新しいマウスピースを装着してから数時間後に圧迫感のような痛みを感じる場合があるのです。
(人によっては新しいマウスピースにしても痛みをほとんど感じない場合もあります。)

痛みがある場合も、新しいマウスピースに変えてから1週間後程度で痛みはほとんどなくなるといわれています。
あまりにも痛みが長引く場合や眠れないほどの痛み、鎮痛剤を常用するような痛みが続く場合は何らかのトラブルが生じている可能性があるので、早めに歯科医院に相談するようにしましょう。

マウスピース矯正で痛いと感じる際の対処法とは?

ワイヤー矯正と比較すると痛みが少ないといわれるマウスピース矯正ですが、痛みによって装着が苦に感じてしまう場合もあるでしょう。

でも、痛みがあるからといって自己判断でマウスピース矯正を勝手にやめないようにしてください。
矯正治療中は、段階によって意図的に歯並びや噛み合わせが悪い状態になっていることがあります。勝手にやめてしまうと悪い歯並びや噛み合わせのままになってしまい、お口の中のトラブルを引き起こす可能性があります。

では、マウスピース矯正中に「辛くてもうやめたい」と思うほどの痛みや違和感を感じたときはどうしたらいいのでしょうか。
治療中の痛みや違和感を緩和する対処法を紹介します。

マウスピースを調整する

マウスピースが合っていないと痛みや違和感を感じやすくなるため、事前に決められた装着時間やスケジュールを守って交換してください。
正しく決められた新しいマウスピースに変えているのに何日も強い痛みが治まらない場合は、担当の歯科医師にマウスピースを調整してもらいましょう。

歯科医院によっては患者さんが自身でやすりなどを使って研磨し調整する方法を指導している場合もありますが、削りすぎるとフィットしなくなったり効果が得られなくなる可能性があります。

特に歯科医師から指示がない場合は、自己判断で調整はしないようにしておきましょう。
治療が思うように進まなかったり理想の口元にならなかったときに、患者さんの責任になってしまいます。

担当医と相談することで、調整ではなくマウスピースを1つ前のものに戻す場合もあります。
調整の方法は患者さんによって様々なので、担当の歯科医師とよく相談してください。

硬い食べ物を避ける

マウスピース矯正中は、食べ物を噛んだ時に痛みを感じることがあります。

痛みがある場合は、できるだけ柔らかい食事を選んで歯への負担を減らしてみましょう。
おかゆや雑炊、スープなど流動食に近い食事にしてみてください。

痛みを我慢して硬い食べ物を食べていると歯への負荷が積み重なり、より強い痛みになってしまう可能性もあります。
痛みを感じないよう刺激を減らすことが、痛みを軽減するためのポイントです。

矯正用ワックスを処方してもらう

マウスピース矯正で歯を動かしていくために装着されるアタッチメントですが、アタッチメントが頬や唇にあたって痛みを感じることがあります。

矯正治療後にはアタッチメントを外しますが、それまで我慢できないという場合には矯正治療中に角を丸めてみることも可能です。

また、矯正用ワックスでアタッチメントを覆うことでアタッチメントの角や刺激を軽減でき、痛みを改善できるかもしれません。
アタッチメント箇所の痛みが気になる方は、矯正用ワックスを使えるかどうか相談してみてください。

まとめ

マウスピース矯正は装着してから数日間、歯を動かすための痛みを感じることがあります。
また、矯正装置による痛みを感じることも。

多くの場合は2~3日で痛みが治まってくる可能性が高いですが、いつまで経っても傷む場合や鎮痛剤を飲まなければ耐えられないほどの痛みが続く場合は我慢しないで相談してください。

痛みの有無には個人差がありますが、あまり心配しすぎる必要はありません。
マウスピース矯正はワイヤー矯正よりも痛みが少ないといわれていますので、痛みが不安な方はマウスピース矯正を検討してみてはいかがでしょうか。

【PR】フィリップス ソニッケアー
歯科専門家使用率NO.1

フィリップス・ジャパン

あわせて読みたい記事

メディア運用会社について

メディカルネット

株式会社メディカルネット(東証グロース上場)は、より良い歯科医療環境の実現を目指し、インターネットを活用したサービスの提供にとどまらず、歯科医療を取り巻く全ての需要に対して課題解決を行っています。

当サイト「矯正歯科ネット」を通して生活者に有益な医療情報を歯科治療の「理解」と「普及」をテーマに、自分に最適な歯科医院についての情報や、歯の基礎知識、矯正歯科などの専門治療の説明など、生活者にとって有益な情報の提供を目指しています。

矯正歯科歯科医院を探すなら「矯正歯科ネット」

矯正歯科治療を行なっている歯科医院を、全国から簡単に検索できます。お近くの矯正歯科歯科医院をお探しの場合にもぜひご活用ください。