たこやきまんさん（東京都）の相談
カテゴリ：医院選び・転院
16才の息子が、上の右と下の左右の5番が合計3本永久歯欠損で乳歯が残っています。
9才から矯正歯科で経過観察してきて、成長がとまる高校生になったら矯正をはじめる予定でしたが、その歯科の診療時間が短く学校が土曜日もあって通院がしにくいため別の矯正歯科にも相談しました。
どちらの矯正歯科も5番を全部(乳歯3本永久歯1本)ぬいて矯正という方針で、デーモンブラケットを使用しているのも同じです。
最初の医院は、院長は60代の矯正専門医ですが、要所以外は別の先生が治療されます。舌のトレーニングはしないそうです。
2番目の医院、40代の矯正認定医の院長が一人で治療されます。前歯を押す癖があるので舌のトレーニングはしたほうがよいとのこと。2番目の医院に決めて、精密検査を受けましたが、レントゲンを10枚くらい撮られたそうで、しかもアナログタイプだというので、これからレントゲンを撮ることも多いだろうし、このまま治療するか、最新の設備で地域で一番人気の最初の医院に戻るかまよっています。2番目の医院は精密検査5万円でした。調整1回4000円。
最初の医院は、治療開始で全額はらう約束をしてから精密検査になります。すべてこみで1回ごとの料金はなし。
院長が直接治療してくれ、通いやすく、舌のトレーニングもしてくれるメリットとデジタルレントゲンで被曝が少いメリットどちらを選ぶべきでしょうか。
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- 医療法人愛美会 アイ矯正歯科クリニック
- （ 神奈川県 横浜市鶴見区 ）
- 2014年02月14日17時01分
大切なお子様の治療について悩まれているのがよく伝わってきます。
最近は矯正歯科医院の数が増えています。どの医院にしようか？と言う悩みを持たれている方は多くいらしゃると思います。
ご質問の内容を私なりにまとめてみましょう。論点がはっきりします。
まず、登場する矯正歯科医院は３軒です。最初の医院は治療開始のタイミングを待っていましたが、通院が不可能になったため他の２軒の登場になりました。ではこの２軒の違いはどこか考えてみましょう。
・治療技術について
デーモンシステムを使用している。抜歯部位が同じ点ではそれほど違いはありません。しかし舌トレーニングをする、しないの診断の相違があります。ここで舌トレーニングを必要としているか？ということです。舌トレーニングが必要なら舌癖があるか？嚥下する時などに舌が前歯を押す癖がある。あるいは会話時に発語が聞き取りにくいなどの癖があるか？またこれが原因で不正咬合になっているか？横顔から口元は出ていますか？これについて具体的な説明を受けましたか？もしこの点がお父様が納得できれば舌トレーニングを受けることをお勧めします。ただし最初の医院ではその点に関してお子様の歯並びとは関係ないと判断しているかもしれませんね。この点を確認なさる必要があります。
１）矯正歯科医の問題
１の医院は６０代の先生が院長で他に先生がいる。この場合の利点は歯科医の数が多い事、治療に関して協議したり討論する事ができます。単純に言うと歯科医の目が多いという事になります。さらに院長先生が経験豊富であること。欠点は院長先生が直接治療しない。あるいは先生がいつも変わる可能性があります。この場合の解決策はいつも同じ先生に治療してほしい。あるいは院長先生に治療してほしいという要望を出せば対応してくれることが多いです。たしかに先生がころころかわるのはあまりお勧めしません。
では２番目の医院は院長先生だけである。いつも同じ先生に治療してもらえる。欠点は経験が１の院長に比べて少ない。ということが言えます。一般に経験年数は重要です。矯正治療は長い期間を要する治療だからです。また矯正科学会の認定医ということですが認定医はこの６０歳の先生もおもちではないでしょうか？認定医を有している矯正歯科医の数は多いのでこれは一つの判断基準程度だと思います。
レントゲン被爆線量の問題
３．１１福島の原発問題以来、やはり被ばく線量の事を聞かれることがあります。確かに機械が新しいと被ばく線量は少ないです。ただ従来ある機械の線量の問題で癌になったりという報告は聞いた事がありません。CTなどとは線量が違います。しかしご心配ならデジタルレントゲンを選ばれるべきだと思います。
料金の問題
これに関してそれほど高い、安いはないと思います。毎回の負担がないというのは通うにはよいかもしれませんが、あまり極端に安いというのは考え物だと思います。
色々記載してしまいましたが結論はクリアにはなりませんでしたね。よけいに迷う原因になったかもしれません。しかし、一つできるアドバイスは迷ったらそこで立ち止まって考えてみてください。迷っている時に始めてしまうとそれが歯科医への不信感になり治療を途中でやめたりする原因になります。私も始めてお会いした患者さんには必ず最後に言います。“矯正治療は一生に一度の治療です。もし何か不安なことがおありならお考えになって返事を下さい。”
ご質問に関して的確な返事をすることができませんでした。お役に立てなかった事をお詫びいたします。健康で美しい歯並びを獲得されることを祈っています。
最近は矯正歯科医院の数が増えています。どの医院にしようか？と言う悩みを持たれている方は多くいらしゃると思います。
ご質問の内容を私なりにまとめてみましょう。論点がはっきりします。
まず、登場する矯正歯科医院は３軒です。最初の医院は治療開始のタイミングを待っていましたが、通院が不可能になったため他の２軒の登場になりました。ではこの２軒の違いはどこか考えてみましょう。
・治療技術について
デーモンシステムを使用している。抜歯部位が同じ点ではそれほど違いはありません。しかし舌トレーニングをする、しないの診断の相違があります。ここで舌トレーニングを必要としているか？ということです。舌トレーニングが必要なら舌癖があるか？嚥下する時などに舌が前歯を押す癖がある。あるいは会話時に発語が聞き取りにくいなどの癖があるか？またこれが原因で不正咬合になっているか？横顔から口元は出ていますか？これについて具体的な説明を受けましたか？もしこの点がお父様が納得できれば舌トレーニングを受けることをお勧めします。ただし最初の医院ではその点に関してお子様の歯並びとは関係ないと判断しているかもしれませんね。この点を確認なさる必要があります。
１）矯正歯科医の問題
１の医院は６０代の先生が院長で他に先生がいる。この場合の利点は歯科医の数が多い事、治療に関して協議したり討論する事ができます。単純に言うと歯科医の目が多いという事になります。さらに院長先生が経験豊富であること。欠点は院長先生が直接治療しない。あるいは先生がいつも変わる可能性があります。この場合の解決策はいつも同じ先生に治療してほしい。あるいは院長先生に治療してほしいという要望を出せば対応してくれることが多いです。たしかに先生がころころかわるのはあまりお勧めしません。
では２番目の医院は院長先生だけである。いつも同じ先生に治療してもらえる。欠点は経験が１の院長に比べて少ない。ということが言えます。一般に経験年数は重要です。矯正治療は長い期間を要する治療だからです。また矯正科学会の認定医ということですが認定医はこの６０歳の先生もおもちではないでしょうか？認定医を有している矯正歯科医の数は多いのでこれは一つの判断基準程度だと思います。
レントゲン被爆線量の問題
３．１１福島の原発問題以来、やはり被ばく線量の事を聞かれることがあります。確かに機械が新しいと被ばく線量は少ないです。ただ従来ある機械の線量の問題で癌になったりという報告は聞いた事がありません。CTなどとは線量が違います。しかしご心配ならデジタルレントゲンを選ばれるべきだと思います。
料金の問題
これに関してそれほど高い、安いはないと思います。毎回の負担がないというのは通うにはよいかもしれませんが、あまり極端に安いというのは考え物だと思います。
色々記載してしまいましたが結論はクリアにはなりませんでしたね。よけいに迷う原因になったかもしれません。しかし、一つできるアドバイスは迷ったらそこで立ち止まって考えてみてください。迷っている時に始めてしまうとそれが歯科医への不信感になり治療を途中でやめたりする原因になります。私も始めてお会いした患者さんには必ず最後に言います。“矯正治療は一生に一度の治療です。もし何か不安なことがおありならお考えになって返事を下さい。”
ご質問に関して的確な返事をすることができませんでした。お役に立てなかった事をお詫びいたします。健康で美しい歯並びを獲得されることを祈っています。
