れれさんの相談

カテゴリ:治療の開始時期

マウスピースで矯正を始めた方がいいのか、迷っています。

今、子供は10歳で、まだ永久歯は、生え揃っていません。上前歯は、すきっ歯で、それに加えて、中央2本の歯は、少し出っ歯気味です。お尋ねしたいのですが、全ての歯が、生え揃えば、すきっ歯と出っ歯は、改善されていくものでしょうか?もう少し様子をみてから、矯正をするかどうか、決めた方が良いですか?それとも早めの方がいいのでしょうか?よろしくお願い致します。

れれさん
10歳といえば歯の生え変わりの後期でだんだん様子が変わっているようすをみてご心配になられるかたが多いようです。
上の前歯の正中の隙間のように生理的なもので自然に閉じていく隙間もあります。
ただ不正咬合は歯の大きさ形数と骨格のかたち筋肉のはたらきの不釣り合いのなかなんとか歯が生えてかみ合おうとするなかで生じてくるものですので、生えそろえばよくなるということはごく少ないです。

「様子をみるべきでしょうか」というご相談をいただくことは非常に多いです。ほどんどのお母さまは「もう少し様子をみましょう」というお返事を期待されているような傾向も感じます。
でも様子をみるといっても歯科の専門知識がなければ何がどうなるまで様子をみてどうなれば安心なのか、わからないと思いませんか?
いちど矯正歯科にご相談にいかれるべきだと思います。初診のご相談の方法は医院によりさまざまですが、れれさんの場合はレントゲンを撮ってまだ生えてない歯の状態、骨格の成長を調べてくださるところがいいでしょう。
正確な情報をもって、正しい治療のタイミングをはかる。
あと最初から治療の装置を決め込まないほうがよろしいと思いますよ。
ちょっと怖いかもしれませんが、初診のカウンセリングをご利用なさってみてください。
  • れれ(10歳 男性 )
  • 2022年08月02日11時22分
現在海外在中で、日本の矯正歯科にかかるのは、なかなか難しい現状がる中、ご丁寧にご回答下さり、ほんとににありがとうございます。こちらの歯科で、矯正を勧められておりまして、マウスピース矯正は、全て大人の歯に生え変わらない12歳までにやるのが、ベストということでした。日本でも、このような見解は、ありますでしょうか?お手数をおかけしますが、教えて頂ければ幸いです。よろしくお願い致します。
れれさん
マウスピース矯正という言葉は非常にあいまいで広い意味で使われております。ワイヤーによらない治療法はほとんどこの言葉を使われているきらいがあります。

れれさんがご説明をうけたのはおそらく成長期の骨格と筋肉の成長を調整する機能矯正装置か、それを簡略化した弾力のある材質でできた既製マウスピース型装置だろうと思われます。
この種の治療は、現地の先生がおっしゃる通り歯の生え変わりがおわり身長の伸びがピークを迎える時期12歳前後を逃さず使用する必要があります。
これだけで将来のワイヤーによる矯正や抜歯の必要を完全になくすことができるとは限りませんが、骨格の土台のバランスから改善をすることができます。
お子様はおそらく過蓋咬合に伴う上顎前突症でしょう。その場合成長期の治療は大きな効用があります。

幼少時に心身の負担をかけたくないというお考えでしたら完全に永久歯に生え変わってからワイヤーの矯正(マルチブラケット法)だけで治そうと考えるのも間違いではありません。
今しかできない骨格の土台からの改善をはかり将来の治療の難易度を減らしておくのも間違いではありません。
将来の異動の可能性、経済的状況、お子様の気質などを総合的jに考えて保護者の責任でお考えをきめてください。
れれさんがお子様にとり最善の選択をできますよう祈念申し上げます。

  • れれ(10歳 男性 )
  • 2022年08月03日13時24分
廣瀬先生
この度は、ご多忙の中、親身になってご回答下さり、誠にありがとうございました。ご説明ほんとによく分かりました。現地の先生と相談しながら、1番いい方法を模索したいと思います。暑い日が続きますが、どうぞご自愛下さいませ。
さいたま市のSilver Lace矯正歯科と申します。

全ての歯が大人の歯に生え変われば、すきっ歯と出っ歯が改善される場合もあるし、そうでない場合もあると思いますが、相談者さんのお子さんの場合にどうなのかは、実際にお口の中を拝見したわけではありませんので何とも言えません。

矯正治療をした方が良いのかどうか等は、矯正専門の医院が行なっている矯正相談や矯正カウンセリングを受けてみると、治療開始の時期も含めて詳しく教えてくれますので、一度、受診されてみると良いと思います。ご検討下さい。
  • れれ(10歳 男性 )
  • 2022年08月02日13時58分
ご丁寧に、ご返信ありがとうございます。
現在海外在住で、こちらの先生には、マウスピース矯正は、乳歯が残ってるうちにやった方がいいと言われました(一般歯科で特に検査はしていません)先生のご回答を拝見しまして、矯正時期は、子供によって違うものなのだと感じました。乳歯があるうちに、急いでした方がいいのかと思い、ちょっと不安になってましたが、そこは、考えなくてもいいでしょうか?もう少しお伺いできれば幸いです。よろしくお願い致します。
さいたま市のSilver Lace矯正歯科と申します。

一般的な矯正治療には1期治療と2期治療という段階がありまして、いわゆる子供の矯正と呼ばれる1期治療は、上下の前歯8本と6歳臼歯だけが永久歯で、その他が乳歯という状態の混合歯列期に行われ、大人の矯正と呼ばれる2期治療は、全ての歯が永久歯に生え変わってから総仕上げとして行なわれるものです。

相談者さんの息子さんの場合には、おそらく1期治療を始めるには遅すぎるが、2期治療を始めるには少し早いという段階なのではないかと思いますが、もしかすると治療を早く始めた方が良い別の理由があるのかもしれません。

詳しいことは矯正担当ドクターにしかわかりませんので、矯正に関する不安や疑問は、直接質問もして解決するのが良いと思います。ご検討下さい。

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