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カテゴリ：装置・治療法

非抜歯二期治療のための一期矯正

投稿者月夜さん　［48才女性会社員］ 2021/04/08/ 23:24
カテゴリー小児矯正装置・治療法治療前

もうすぐ10歳になる娘の件で相談させて下さい。
右上の犬歯の出っ張りと、過蓋咬合があります。二期治療は必要になるだろうと理解しておりますが、非抜歯の可能性を出来るだけ高めたく、一期治療を検討中です。

現在残っている乳歯は両奥歯の4本だけで、奥から2番目の歯も、それほど時間がかからず永久歯になるのではないかという状況です。

2件の医院に相談に行き、1件目ではファンクショナルアプライアンスを、2件目ではプレオルソを提案されました。

また、当方、1～2年の間に海外転居の可能性(北米)がありますが、日本にいる間に一期治療を出来るだけ終えられればと思っています。

質問は下記です。
何卒アドバイスの程宜しくお願い致します。

①下の犬歯は殆ど、上の犬歯も半分ほど永久歯が生えてきている状態では、プレオルソを始めるには遅すぎるでしょうか

②ファンクショナルアプライアンスが適用可能な年齢や乳歯永久歯の混合具合を教えて下さい

③転居後の治療継続のしやすさ、非抜歯二期治療の可能性、娘の状況では、どちらの装置がより適切だとお考えですか

ニコニコ歯科伊那矯正オフィス
（長野県伊那市）
2021-04-09 12:11:00

①遅くはないです。過蓋咬合は改善できると思います。
②どの方向に機能させるかによって適応可能な年齢は異なりますが、簡単に考えると歯が抜け替わっている間、身長が伸びている間は適応だと考えて良いです。ちなみに、プレオルソもファンクショナルアプライアンスです。
③転居後は二期治療になるので、どちらを選択しても治療のしやすさは変わらないです。一般的には一期治療をやった医院で二期治療を受けると安いように設定されているので、転院する場合は一期治療の費用を抑える方が多いです。非抜歯治療の可能性は横顔を見て口元が出ていれば低く、スッキリしていれば高いです。

まとめると、ちゃんと二期治療の計画まで診断できる医院で矯正診断を受けて、やみくもに非抜歯治療を目指すのでなく今後の成長を見極めた上で仕上がりを予測して一期治療を始めた方が良いです。そのために機能的要因を改善する必要があればプレオルソですし、非抜歯を目指すのであれば個々の矯正装置になると思います。

月夜(48歳女性会社員）
2021年04月10日14時43分

ニコニコ歯科伊那矯正オフィス様

とても詳しくかつ分かりやすいアドバイス、本当にありがとうございます。決してネット検索等では得られないもので、ストンと理解出来ました。

娘は、横顔も比較的スッキリしており、睡眠中も日中もぽかんと口を空いているのを見たことがありませんが、多少食いしばりと爪噛みがあります。

頂いたアドバイスを念頭に置いて、非抜歯にこだわり過ぎることなく、機能的問題の有無と将来的な仕上がりについて、専門医に確認してから最終的に装置を決定したいと思います。

貴重なアドバイス、ありがとうございました。

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