kyoさん(東京都)の相談
カテゴリ:治療中のケア、調整
はじめまして。術前矯正中の者です。
最初に矯正歯科に相談に行き、CT(?)を撮ったところ、左右で顎の付け根の長さ・形状が違っているらしく、顔が歪んでいる状態と、顎関節症でもあります。
現在は矯正を開始してから1ヶ月ほどたっており、八重歯の裏の歯を両方抜き、後ろに動かしている段階です。矯正歯科の先生からは1年2,3ヶ月かかると言われております。
顎はすこし長いですが、ぱっと見は受け口ということもなく、外側から見るとEラインにはなっている様なのですが、やはり手術前は受け口になるのでしょうか。。一時的ではあると思うのですが、どの程度なのかわからなくて不安です。
手術直前の受け口具合は人によって違うのでしょうか。。
矯正歯科では少し聞きづらいのでここで聞いてしまいました。
お忙しいところすいません、よろしくお願いします。
松原様
詳しいお返事ありがとうございます。
受け口になるのがすごく憂鬱でしたが、「矯正装置と唇がカモフラージュする」というお話を聞き、少し安心しました。
担当の矯正歯科の先生にもいろいろ聞いてみようと思います。
まだまだ手術まで長いですが、前向きに頑張ろうと思います。
ありがとうございました。
詳しいお返事ありがとうございます。
受け口になるのがすごく憂鬱でしたが、「矯正装置と唇がカモフラージュする」というお話を聞き、少し安心しました。
担当の矯正歯科の先生にもいろいろ聞いてみようと思います。
まだまだ手術まで長いですが、前向きに頑張ろうと思います。
ありがとうございました。
- かわさきノエル矯正歯科
- ( 神奈川県 川崎市幸区 )
- 2013年10月11日12時47分
kyo様はじめまして。矯正医の松原と申します。
質問にお答えしますね。
まず、術前に受け口になるかは一概には言えませんが、現在受け口でないのでしたら、おそらく受け口になると思います。
→これは、KYO様の状態と担当先生の治療設定によります。
そこで、なぜ術前矯正治療で受け口になるのかについてご説明致します。
骨格性の下顎前突の患者さんの場合は、
1.上あごよりも下あごが前にある。
2.上あごの前歯は外側に傾斜していて、下あごの前歯は内側に傾斜してる。
という状態にもともとなっています。
大変わかりにくいかもしれませんが、
骨格的反対咬合の患者さんの場合、
「下あごが大きく前にでているが、
下あごの前歯に関して実は外側ではなく内側に傾いている」
という状態になっているということです。
この状態を手術を併用した矯正治療で改善するのですが、
<手術で行うもの>
1.下あごが上あごよりも前にある→手術で下あごを後ろに引っ込める。
<術前矯正治療で行うもの>
2.上あごの前歯→上あごの前歯を内側に傾ける(骨に対して正しい角度にする)
下あごの前歯→下後の前歯を外側に押し出す(骨に対して正しい角度にする)
となります。
→ここは大変判りにくいので絵を描いてみてください!!
実際の治療の流れでは上記の1→2の順では無く、
2→1の順ですすみますので、
手術を併用した矯正治療の術前矯正治療中には
1.下あごは上あごよりも前に出たまま
2.上あごの前歯は引っ込むが、下あごの前歯は外に出る
結果的に受け口となります。
ですが、これは外科矯正治療では必ず必要な処置です。
骨に対して歯を真っ直ぐに整直させると言うことは
矯正治療においては最重要事項のひとつですから、
ある程度は辛抱して頂く必要があります。
ここまでが、治療前になぜ受け口になるのかという話です。
ここからは、kyo様が一番気になることについての答えです。
「kyo様が、術前矯正治療によって受け口になってきたのを他の人が気にするか?(他の人が気がつくかどうか)」
ということです。
これに対する答えは「NO、誰も気がつきません」です。
なぜかというと、矯正装置と唇がカモフラージュするからです。
普段は、白くても気になってしまう矯正装置ですが、
受け口を目立たなくしてくれます。
他の人には受け口かどうかは絶対にわかりません!!
ですから、安心して治療を進められれば良いと思います。
追伸:
ここで見ず知らずの先生に質問をするのも良いと思いますが、
担当の先生に聞きづらいというのはいかがなモノでしょうか?
kyo様もその先生を信頼して治療をおねがいしたのでしょうし、
その先生もkyo様をしっかりと治してあげたいと思って治療をしているはずです。
手術をするということは命を預けるということですから、お互いの信頼関係が出来てないと、
今後不安になりますよ。
先生と良い関係を築く=良くお話しすること
でもありますから、
疑問点や質問点があれば、遠慮無くお話しすべきです。
先生に時間の余裕がないのであれば、メールするとか質問があるのでお時間をいただけないですか?
と伝えればきっと答えてくれます。
何かご不明点をご質問いただけば、
こちらでも、もちろんしっかりとお答え致します。
ですが、担当先生とよりよい人間関係を作るチャンスだと思って、
勇気を持って、担当医に質問してみるのが、一番良い方法です。
長文になり申し訳ありませんでしたが、以上となります。
kyo様の矯正治療が終了し、今よりも更に充実した時間を過ごせるようになることを
心から、お祈り致します。
質問にお答えしますね。
まず、術前に受け口になるかは一概には言えませんが、現在受け口でないのでしたら、おそらく受け口になると思います。
→これは、KYO様の状態と担当先生の治療設定によります。
そこで、なぜ術前矯正治療で受け口になるのかについてご説明致します。
骨格性の下顎前突の患者さんの場合は、
1.上あごよりも下あごが前にある。
2.上あごの前歯は外側に傾斜していて、下あごの前歯は内側に傾斜してる。
という状態にもともとなっています。
大変わかりにくいかもしれませんが、
骨格的反対咬合の患者さんの場合、
「下あごが大きく前にでているが、
下あごの前歯に関して実は外側ではなく内側に傾いている」
という状態になっているということです。
この状態を手術を併用した矯正治療で改善するのですが、
<手術で行うもの>
1.下あごが上あごよりも前にある→手術で下あごを後ろに引っ込める。
<術前矯正治療で行うもの>
2.上あごの前歯→上あごの前歯を内側に傾ける(骨に対して正しい角度にする)
下あごの前歯→下後の前歯を外側に押し出す(骨に対して正しい角度にする)
となります。
→ここは大変判りにくいので絵を描いてみてください!!
実際の治療の流れでは上記の1→2の順では無く、
2→1の順ですすみますので、
手術を併用した矯正治療の術前矯正治療中には
1.下あごは上あごよりも前に出たまま
2.上あごの前歯は引っ込むが、下あごの前歯は外に出る
結果的に受け口となります。
ですが、これは外科矯正治療では必ず必要な処置です。
骨に対して歯を真っ直ぐに整直させると言うことは
矯正治療においては最重要事項のひとつですから、
ある程度は辛抱して頂く必要があります。
ここまでが、治療前になぜ受け口になるのかという話です。
ここからは、kyo様が一番気になることについての答えです。
「kyo様が、術前矯正治療によって受け口になってきたのを他の人が気にするか?(他の人が気がつくかどうか)」
ということです。
これに対する答えは「NO、誰も気がつきません」です。
なぜかというと、矯正装置と唇がカモフラージュするからです。
普段は、白くても気になってしまう矯正装置ですが、
受け口を目立たなくしてくれます。
他の人には受け口かどうかは絶対にわかりません!!
ですから、安心して治療を進められれば良いと思います。
追伸:
ここで見ず知らずの先生に質問をするのも良いと思いますが、
担当の先生に聞きづらいというのはいかがなモノでしょうか?
kyo様もその先生を信頼して治療をおねがいしたのでしょうし、
その先生もkyo様をしっかりと治してあげたいと思って治療をしているはずです。
手術をするということは命を預けるということですから、お互いの信頼関係が出来てないと、
今後不安になりますよ。
先生と良い関係を築く=良くお話しすること
でもありますから、
疑問点や質問点があれば、遠慮無くお話しすべきです。
先生に時間の余裕がないのであれば、メールするとか質問があるのでお時間をいただけないですか?
と伝えればきっと答えてくれます。
何かご不明点をご質問いただけば、
こちらでも、もちろんしっかりとお答え致します。
ですが、担当先生とよりよい人間関係を作るチャンスだと思って、
勇気を持って、担当医に質問してみるのが、一番良い方法です。
長文になり申し訳ありませんでしたが、以上となります。
kyo様の矯正治療が終了し、今よりも更に充実した時間を過ごせるようになることを
心から、お祈り致します。