ぽぽさん(東京都)の相談
カテゴリ:その他
子供のことでの相談です。
現在小学6年生です。小学2年生ごろより床矯正をはじめ、現在は保定器具をつけ、2か月〜3か月に一度通院しています。上顎は乳歯が左右各1本残っており、下顎は2週間前に最後の乳歯を抜歯し、永久歯が生えてきています。また、下顎の12歳臼歯がわずかに見えているようです。
先日担当の先生から「開咬があるのが今後どうしますか」と言われました。(今まで一度もそういったお話はありませんでした。)
そして開咬の治療として提示された方法が「ハイラックス(急速拡大)」を使用するというものです。ですが、すでに床矯正できれいに歯は入りきっているので、ネジはほとんどまわさず、舌の矯正を目的にその器具をつけるとのことでした。
もう顎の拡大は必要なくても、ハイラックスを使用し、開咬の矯正をすることはあるのでしょうか。
早速のお返事ありがとうございます。
普段舌が前歯の上下の隙間に収められているようです。口を半開きにしていることも多く見られます。
主治医の先生も舌のくせが悪いので、前歯の隙間に舌が行かないようにハイラックスを使用するとの意見でした。タングクリブなどの器具はこちらの先生は使用していません。
また、MFTについてはきちんと続けることができないだろうからと、やることに否定的でした。(きちんとやるには毎日歯医者にきて、歯科助手の人に手伝ってもらうくらいしなきゃ無理とおっしゃっていました。)
基本、床矯正で治療するお考えのようです。
ブラケットとゴムを使用しての治療に対しても、「外せば戻っちゃうからね。」とのご意見がありました。
来週再度お話を聞く時間を設けました。
開咬の原因は何であると判断されているのか、他にどんな治療を提供していただけるのか、しっかりと相談してみようと思います。
本当にありがとうございました。
普段舌が前歯の上下の隙間に収められているようです。口を半開きにしていることも多く見られます。
主治医の先生も舌のくせが悪いので、前歯の隙間に舌が行かないようにハイラックスを使用するとの意見でした。タングクリブなどの器具はこちらの先生は使用していません。
また、MFTについてはきちんと続けることができないだろうからと、やることに否定的でした。(きちんとやるには毎日歯医者にきて、歯科助手の人に手伝ってもらうくらいしなきゃ無理とおっしゃっていました。)
基本、床矯正で治療するお考えのようです。
ブラケットとゴムを使用しての治療に対しても、「外せば戻っちゃうからね。」とのご意見がありました。
来週再度お話を聞く時間を設けました。
開咬の原因は何であると判断されているのか、他にどんな治療を提供していただけるのか、しっかりと相談してみようと思います。
本当にありがとうございました。
- 医療法人愛美会 アイ矯正歯科クリニック
- ( 神奈川県 横浜市鶴見区 )
- 2013年06月27日14時47分
ぽぽ 様
ご心配ですね。失礼ですが、開咬という不正咬合を認識されていますでしょうか?開咬の定義は、噛んでいても連続した数歯が咬合していない(噛んでいない)ことを言います。という事は臼歯が噛んでいても前歯が開いて噛んでいない事を言います。きれいに並んでいても噛んでいなければ機能していない事になります。
よく出っ歯(上顎前突)、反対咬合(受け口)などは水平方向(横方向)での不正咬合になります。これに対して開咬は垂直方向(縦方向)の不正咬合になります。
開咬は様々な原因が考えられる不正咬合です。不正咬合の難易度は高く、治療後の後戻りが多い噛みあわせになります。
原因をしっかり把握して治療しないと中々治りません。
文面から判断するのに舌突出癖があるようですね。嚥下時(飲み込む時)に舌が前歯部の噛んでいない所に出てくる。あるいは早口で会話すると聞き取りにくい、サ行などを発音すると聞き取りにくいなどはありませんか?ただ舌が前に出てくるのを防止するなら他にもそれを防ぐ装置はあります。タングクリブなどがそういった装置になります。
また上顎が狭くても開咬になります。舌は普段どこにありますか?上の口蓋というところにありますか?それとも下の歯列のなかにあり、歯に触れていませんか?これを低位舌と言います。この場合上顎が狭くなっている事があります。
急速拡大装置を使用しても拡大しないなら他の装置の選択も考えられます。すべての歯が永久歯になっているならブラケットを装着して治療するのも一つです。そして舌の正しい動作をトレーニングする筋機能療法(M.F.T)も併用すると良いでしょう。
さらにお子様の横顔をご覧になって鼻に比べて口元は前に出ていませんか?これも開咬不正咬合に伴ってよく見られる現象です。将来、きれいに並んでいても口元が出ている事を気にされるかもしれません。
上記したようにさまざまな原因が考えられます。また原因に適した治療法があります。急速拡大装置がこの場合は正しいかどうか明確にはお答えできません。しかしなるべく早く治療した方が治療後の安定が良くなります。これは間違いありませんので主治医の先生とよく話合われた方がいいですね。
紙面では中々説明が難しく明確なアドバイスができない事をお詫びします。
ご心配ですね。失礼ですが、開咬という不正咬合を認識されていますでしょうか?開咬の定義は、噛んでいても連続した数歯が咬合していない(噛んでいない)ことを言います。という事は臼歯が噛んでいても前歯が開いて噛んでいない事を言います。きれいに並んでいても噛んでいなければ機能していない事になります。
よく出っ歯(上顎前突)、反対咬合(受け口)などは水平方向(横方向)での不正咬合になります。これに対して開咬は垂直方向(縦方向)の不正咬合になります。
開咬は様々な原因が考えられる不正咬合です。不正咬合の難易度は高く、治療後の後戻りが多い噛みあわせになります。
原因をしっかり把握して治療しないと中々治りません。
文面から判断するのに舌突出癖があるようですね。嚥下時(飲み込む時)に舌が前歯部の噛んでいない所に出てくる。あるいは早口で会話すると聞き取りにくい、サ行などを発音すると聞き取りにくいなどはありませんか?ただ舌が前に出てくるのを防止するなら他にもそれを防ぐ装置はあります。タングクリブなどがそういった装置になります。
また上顎が狭くても開咬になります。舌は普段どこにありますか?上の口蓋というところにありますか?それとも下の歯列のなかにあり、歯に触れていませんか?これを低位舌と言います。この場合上顎が狭くなっている事があります。
急速拡大装置を使用しても拡大しないなら他の装置の選択も考えられます。すべての歯が永久歯になっているならブラケットを装着して治療するのも一つです。そして舌の正しい動作をトレーニングする筋機能療法(M.F.T)も併用すると良いでしょう。
さらにお子様の横顔をご覧になって鼻に比べて口元は前に出ていませんか?これも開咬不正咬合に伴ってよく見られる現象です。将来、きれいに並んでいても口元が出ている事を気にされるかもしれません。
上記したようにさまざまな原因が考えられます。また原因に適した治療法があります。急速拡大装置がこの場合は正しいかどうか明確にはお答えできません。しかしなるべく早く治療した方が治療後の安定が良くなります。これは間違いありませんので主治医の先生とよく話合われた方がいいですね。
紙面では中々説明が難しく明確なアドバイスができない事をお詫びします。