まりさん(東京都)の相談

カテゴリ:抜歯について

矯正治療を検討しています。
最初の検査をして診断してもらった結果、上は5番目の歯が金属が入っているため、左右5番目の抜歯を行う。
下の歯は左右神経を抜いている6番目の歯を抜歯するとのことでした。神経を抜いているため、将来的になんらかのトラブルを抱える可能性が大きいとのことでした。健康な歯より神経を抜いた歯を抜歯したほうが良いとことでした。
下の親知らずは右は抜歯済み、左は骨の中に埋まっている状態で、真横に生えてきています。

このような抜歯をして矯正をしてしっかりとしたかみ合わせや歯並びになるのでしょうか?特に下の6番目の歯の抜歯を行うと奥歯でかむのに一番使っている歯だと思うので、抜歯後の顎関節症や、スペースが埋まらないなどの不安があります。上下で抜歯部位や大きさの異なる歯を抜歯するため、上下でかみ合うことができるのか疑問です。また、下の3番目辺りの歯槽骨が薄いため、そのような矯正治療に耐えられるのか不安です。

6番目の歯を抜歯して矯正治療をすることなどあるのでしょうか?
よろしくお願いします。

まりさん

不確定な部分が非常に多いため、なんとも言えない部分も多いのですが、
可能な範囲で、お答えさせていただきます。

>6番目の歯を抜歯して矯正治療をすることなどあるのでしょうか?

というご質問に関して言えば、
・6番目の状態が他の歯に比べてとても悪い
・かみ合わせを治す都合上、どうしてもその歯のすき間が必要
などの明確な理由があれば、
「6番目の歯を抜歯して矯正治療をすることもあります」というお答えになります。

しかし抜歯部位は、患者さんごとに異なります。
下の6番は最大の歯ですから、ご心配の抜歯スペースが埋まらないリスクがありますし、下の3番目辺りの歯槽骨が薄いというのも(実際に拝見みないとなんとも言えませんが)、一般的にはリスクと考えられます。

治療方針とは、
そのようなリスク(欠点) と その歯を抜歯することによるメリット(利点)を秤にかけて判断するものです。
そのためには、
・現在どのような歯並び、かみ合わせなのか
・それをどのように治すのか 
という情報がとても大切になるのですが、これはご質問の文章からだけではわかりかねます。
また、6番抜歯はそれほど頻繁に行う治療方針とはいえません。

ですので、もう一度抜歯前に担当医の方とよくご相談になり、
納得がいかなければ改めて他の先生の検査・診断をお受けになればよろしいのではないでしょうか。

私個人が大臼歯抜歯を検討する際は、基本的には
8番目の親知らずを使うことにより、大臼歯が2本とっておけるときにのみ行います。
(6番目抜歯なら 7 8 番、7番目抜歯なら 6 8 番を残す)
今回の場合、右下は親知らずがないということなので、最終形がどのようになるのかは、確認が必要かもしれません。

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