ミントさん(北海道)の相談
カテゴリ:その他
はじめまして。よろしくお願いします。
矯正中の小学校5年生の娘について相談いたします。
娘は、あごが小さく歯も大きいため乳歯も数本欠損していました。
以前虫歯の治療をしていただいた歯医者さんからも、永久歯がすべて入るスペースがないねとの話しもあったことから、転居を機会に1年半ほど前から矯正治療をしております。
通院している矯正歯科医さんは、抜かない矯正をされている先生で、娘もブラケットを装着して前2本、奥2本分のスペースを確保する矯正をしています。
しかしながら、最近娘の口元が前に出てきて、寝ているときも口が閉まらず開いたまま寝ています。
このまま、今の矯正を続けていいものかどうか悩んでいます。先生に相談しても、抜く矯正はしないので、抜くなら他の医院を紹介しますと言ってくれますが、矯正で抜く抜かないの判断が私にはできません。かといって、このまま娘の口元がお猿さんのように前に出てくるのではないかとの不安もあります。
また、既に矯正費用を全額お支払いしているので、転院したり矯正を中断した場合、その費用がどうなるのかわかりません。
お手数をおかけしますが、どうぞアドバイスをお願いします。
- フォレスト矯正歯科クリニック
- ( 北海道 河東郡 )
- 2010年03月13日04時03分
ミント様
フォレスト矯正歯科クリニック院長の大和と申します。
娘さんの矯正治療のことでお悩みのようですね。
文章を拝見させていただきました。
前歯には適切な角度があり、あまりにも外側へ傾斜している場合は口元の突出、口唇閉鎖不全、場合によっては歯肉退縮といった問題をおこすことがあり、このため前歯を内側へ入れて適切な角度にする必要があります。
内側に入れるためにはそのためのスペースが必要であり、これを作る方法としては歯列を横方向に拡大する、奥歯を後方に移動する、歯の脇をわずかに削りスリムにする、抜歯するといった方法がとられます。これらの適応についてはレントゲン写真や模型の計測からどの程度のスペースが必要なのか、歯の移動が可能かどうか(歯槽部の限界を超えていないか)といったことから判断されます。またこれに骨格的な問題(下あごの位置に比較して上あごがかなり大きくないか)、奥歯が咬んでいる位置は適正か(上の奥歯が前に出ていないか)、耳鼻疾患による口呼吸がないかといった問題がからんでいる場合はそれに応じた対応が必要になります。
歯を抜く抜かないというのは治療の前提とされるものではなく、個々の患者さんの症状に合わせて治療計画のなかで決められるものです。もちろん当院でもできるだけ歯を抜かないように対処していますが、顎の大きさと歯の大きさの著しい不調和がある場合は安定した咬合を得るためには抜歯も必要と考えています。これを最終的に判定するのは成長発育が終わり(女の子であれば中学生くらい)、骨格の大きな変化がなくなったころで、マルチブラケット装置による全体的な永久歯の配列をおこなう前となります。今は成長発育中のためにすぐに抜かずに経過観察をしているのかもしれません。抜くなら他の医院を紹介するとのことですが、その前に口元が閉まらない原因についての説明はありましたか?よくお聞きになることをお勧めします。
また通常、転院の場合は治療の進行段階による矯正費用の返金が生じますが、自費診療ですので各医院によって設定が異なります。これにつきましても現在通院している先生にお尋ねください。
曖昧な回答になりましたが、ミントさんの娘さんの矯正治療が安心して進行することをお祈りします。
フォレスト矯正歯科クリニック院長の大和と申します。
娘さんの矯正治療のことでお悩みのようですね。
文章を拝見させていただきました。
前歯には適切な角度があり、あまりにも外側へ傾斜している場合は口元の突出、口唇閉鎖不全、場合によっては歯肉退縮といった問題をおこすことがあり、このため前歯を内側へ入れて適切な角度にする必要があります。
内側に入れるためにはそのためのスペースが必要であり、これを作る方法としては歯列を横方向に拡大する、奥歯を後方に移動する、歯の脇をわずかに削りスリムにする、抜歯するといった方法がとられます。これらの適応についてはレントゲン写真や模型の計測からどの程度のスペースが必要なのか、歯の移動が可能かどうか(歯槽部の限界を超えていないか)といったことから判断されます。またこれに骨格的な問題(下あごの位置に比較して上あごがかなり大きくないか)、奥歯が咬んでいる位置は適正か(上の奥歯が前に出ていないか)、耳鼻疾患による口呼吸がないかといった問題がからんでいる場合はそれに応じた対応が必要になります。
歯を抜く抜かないというのは治療の前提とされるものではなく、個々の患者さんの症状に合わせて治療計画のなかで決められるものです。もちろん当院でもできるだけ歯を抜かないように対処していますが、顎の大きさと歯の大きさの著しい不調和がある場合は安定した咬合を得るためには抜歯も必要と考えています。これを最終的に判定するのは成長発育が終わり(女の子であれば中学生くらい)、骨格の大きな変化がなくなったころで、マルチブラケット装置による全体的な永久歯の配列をおこなう前となります。今は成長発育中のためにすぐに抜かずに経過観察をしているのかもしれません。抜くなら他の医院を紹介するとのことですが、その前に口元が閉まらない原因についての説明はありましたか?よくお聞きになることをお勧めします。
また通常、転院の場合は治療の進行段階による矯正費用の返金が生じますが、自費診療ですので各医院によって設定が異なります。これにつきましても現在通院している先生にお尋ねください。
曖昧な回答になりましたが、ミントさんの娘さんの矯正治療が安心して進行することをお祈りします。