ワクワクさん(愛知県)の相談

カテゴリ:費用と保険について

地元の歯科医院でここ数年、奥歯の虫歯治療や歯石除去等定期的に通っていました。
一年位まえから、上前歯の中心二本の隙間が開いてきて気になります。
もともと小さい歯ですが、歯周病になりかけていた時期があり、お医者さまは、「その影響ですよと。どうしようもできません」と言い切られました。

歯周病はデントレックスを購入し家と会社での徹底的な洗浄を続けた結果完治しています。

お医者さまにも もう歯茎の切開は必要なく時々歯石除去にくるだけで良いでしょうとのことでしたが、その際に上記のように、隙間はなんともならないとの診断でした。

以前、どこかで歯周病の影響からなら保険を適用して矯正ができるという情報をみたこともありますが、適応できるのか伺いたく、メールいたしました。
大変気になってます よろしくお願いします

始めまして。高木歯科、院長の高木です。

まず、その症状は「フレアーアウト」と言って歯周病の方によく見られる症状です。(進行するかもしれません)歯周病によって奥歯の高さが低くなったため、前歯のかみ合わせが強くなり、前に開いたのです。前歯は斜面でかみ合うからです。

結論から言って、治す方法はいくらでもあります。
全体の矯正から、部分的な矯正まで色々あります。
また、小さい歯を大きい物に被せなおす方法、隙間に白い樹脂を貼り付ける方法等。

しかし、絶対にしてはいけない治療は、前歯を被せる時に、これ以上開かないように連結にする事です。連結にしてしまうと、奥歯の歯周病が進行した時に、顎が後にさがってしまい、顎の関節に症状がでてしまいます。開口時の雑音や、開口障害、顎関節痛などがでてしまい、なかなか治せなくなってしまいます。
また、関節に症状が出ない場合は、連結した歯がまとめて動揺し、歯周病が再発してしまいます。

私は、一番ひどい患者さんで上の前歯が45°以上傾斜して開いた方を見ています。

保険適用に関しては、矯正では、一部の先天性異常しか認められていません。保険の被せ物や、貼り付けは保険で適用されます。

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