ゆうゆさん(神奈川県)の相談
カテゴリ:顎関節治療
はじめまして。
噛み合わせ、顎関節症、歯並びの事についての質問です。
10年ほど前ですが口が開かなくなりました。
マッサージや開口訓練で今は何とか人並みにあきますが、閉じるときにバキっという音がします。
長いことスプリントをはめて寝ています。
そして、3,4年前に下あご左側に斜めに生えていた親知らずを抜きました。
同時期にインプラントを入れたのですが、2年ほど前からそのインプラントが高く感じるようになりました。
同じくして、今まで音がなるのは左側だけだったのですが、右あごも音がするようになって来ました。
口を大きく開けるとみみの奥あたりに痛みも感じます。
だんだんと下あごが前に出てきてもいます。
どこの歯科医院さんでも、「歯を削る」ということに抵抗があるようで、かみ合わせが悪く、違和感があるのに調整してもらえません。
また、昔から下歯は隙間が多かったのですが、最近、さらにひどくなっています。
かなり複合的な症状なので、下歯の隙間を矯正しながらかみ合わせを直したいのですが、こういった場合は矯正歯科のみでいいのでしょうか?
また、保険診療医院は可能でしょうか。よろしくお願いいたします。
- フォレスト矯正歯科クリニック
- ( 北海道 河東郡 )
- 2008年12月19日01時22分
ゆうゆさん
顎関節症をともなう咬み合わせについてお困りのようですね。
顎関節症の主な症状にはクリック(音がする)、疼痛(痛みがある)、開口障害(口が開閉しにくくなる)があります。
音がするのは関節円板という下顎頭(下顎骨の関節部分)の上にのっている膜状の組織が開閉口の際にずれて、その後で元の位置に戻る際に生じます。戻って音がするだけなら良いのですが、ひっかかって痛みや開口障害がでるようなら治療が必要です。こうした関節部分の症状以外にも咬筋等の筋肉の硬直によって痛みを感じることもあります。実際に顎関節に痛みを感じる方の7割以上は筋症状からきているとも言われています。いっぱんに歯科医院で顎関節症の治療に用いられるスプリントは筋症状をとることを目的としています。スプリントによって痛みが落ちついた後で軽く咬んだ咬み合せの位置とい深く咬んだ位置にズレがあるようならかみ合わせが原因で生じた筋症状とも考えられます。しかしインプラントを入れた後、2年は咬み合せが落ち着いていたのですから、その後で何が原因で高くなるように感じたのか原因を確認することが必要です。
ひとつには歯周炎等により咬み合せに参加できる歯が減ったり移動してきたためとも考えられます。実際に下の前歯の隙間が広くなってきていることから、咬み合せが以前よりも深くなってきたり、歯周炎が進んでいたりしていませんか?
矯正治療は基本的に歯槽骨(歯の周りを支えている骨)がしっかりしていないとおこなえません。治療が矯正治療だけで良いのか、歯周(歯茎の病気の専門)もしくは補綴(作り物の歯の専門)と連携しなければいけないのかは実際に拝見してみないと何ともいえません。
矯正治療は原則的に自費診療であり、保険診療は顎変形症(外科手術により骨格を改善する場合)や口唇口蓋裂、認められた遺伝性の疾患の患者さん以外には適応されません。
お近くの矯正歯科専門医院にてご相談されることをお勧めいたします。
顎関節症をともなう咬み合わせについてお困りのようですね。
顎関節症の主な症状にはクリック(音がする)、疼痛(痛みがある)、開口障害(口が開閉しにくくなる)があります。
音がするのは関節円板という下顎頭(下顎骨の関節部分)の上にのっている膜状の組織が開閉口の際にずれて、その後で元の位置に戻る際に生じます。戻って音がするだけなら良いのですが、ひっかかって痛みや開口障害がでるようなら治療が必要です。こうした関節部分の症状以外にも咬筋等の筋肉の硬直によって痛みを感じることもあります。実際に顎関節に痛みを感じる方の7割以上は筋症状からきているとも言われています。いっぱんに歯科医院で顎関節症の治療に用いられるスプリントは筋症状をとることを目的としています。スプリントによって痛みが落ちついた後で軽く咬んだ咬み合せの位置とい深く咬んだ位置にズレがあるようならかみ合わせが原因で生じた筋症状とも考えられます。しかしインプラントを入れた後、2年は咬み合せが落ち着いていたのですから、その後で何が原因で高くなるように感じたのか原因を確認することが必要です。
ひとつには歯周炎等により咬み合せに参加できる歯が減ったり移動してきたためとも考えられます。実際に下の前歯の隙間が広くなってきていることから、咬み合せが以前よりも深くなってきたり、歯周炎が進んでいたりしていませんか?
矯正治療は基本的に歯槽骨(歯の周りを支えている骨)がしっかりしていないとおこなえません。治療が矯正治療だけで良いのか、歯周(歯茎の病気の専門)もしくは補綴(作り物の歯の専門)と連携しなければいけないのかは実際に拝見してみないと何ともいえません。
矯正治療は原則的に自費診療であり、保険診療は顎変形症(外科手術により骨格を改善する場合)や口唇口蓋裂、認められた遺伝性の疾患の患者さん以外には適応されません。
お近くの矯正歯科専門医院にてご相談されることをお勧めいたします。