こりんさん(東京都)の相談
カテゴリ:外科手術
こんにちは。よろしくお願いします。
私の歯並びは開咬です。上の前歯は出っ歯で、下の前歯も少し前に出ています。
近所の歯医者さんで診て頂いた所、通常の矯正の他に外科矯正も適応できると言われました。
そこで外科矯正についての質問です。
1,マヒの後遺症について、これは全ての人に起こる事なのでしょうか? マヒとはどのような感じですか。程度の差はあると思いますが、一生残る人もいると聞いたことがありましたが、重度な後遺症が残る場合はどれくらいの確率なのでしょうか。
2.手術後の歯磨きはどのくらいから可能でしょうか?
装置を付けたまま手術するようですが、虫歯や歯周病のリスクは通常の矯正より高いのでしょうか。
私にはポケットが4ミリの所が何カ所かあります。
3.私には舌癖があり、後戻りが心配です。外科矯正だと後戻りの心配はどうなのでしょうか。
以上、3点です。
これから治療法を選んでいくうえ、不安な点、わからない点がありご相談させていただきました。
お手間をおかけしますが、どうぞ宜しく御願い致します。
わかりやすく、大変丁寧なお返事ありがとうございます。
とても参考になりました。悩んでいた事、不安に思っていた事を相談できて本当によかったです。今後どうするか、よく考えた上で決めたいと思います。
有り難うございました。
とても参考になりました。悩んでいた事、不安に思っていた事を相談できて本当によかったです。今後どうするか、よく考えた上で決めたいと思います。
有り難うございました。
- プロ矯正歯科
- ( 東京都 墨田区 )
- 2008年10月29日13時20分
こりんさんへ
御相談ありがとうございます。さっそくですが、ご質問にお答えします
1.麻痺について
手術によって骨および歯列全体は移動できるのですが、そこに付着している神経に関しては引っ張られたりまたは圧迫されたりいたします。場合によっては神経を切断してしまうこともあります。
したがって、どのような場合でも麻痺は生じますが、上記の理由により麻痺の範囲や期間は様々です。短い人では3か月、神経の切断等ある場合は一生麻痺がのこる場合もあります。万が一、手術中に神経を切断した場合、マイクロサージェリーの症例経験がある先生およびそれらをおこなう機器・設備の施設があれば、神経を再びくっつけることができます。
手術偶発症の確率については担当する外科医の技量とおもってください。
たとえどんなに経験のある外科医でも偶発症が生じます。ただ、経験のある先生と研修医の先生では処置の先が読めるという点ではことなってきます。
また、外科医の性格にもよります。たとえが悪いのですが、車の運転と同じで安全に運転できる人と危険ヒヤヒヤしながら運転する人がいるのと同じです。
2.手術後の歯磨き開始にしても施設によってマチマチです。
一般的に外科矯正手術をすると上下の顎が動かないように固定(顎間固定といいます)しますが、この固定期間が施設によってマチマチです。
0日のところもあれば、7日間のところもあります。
実際は手術直後のお手入れは歯ブラシではなく、イソジンなどのうがい薬による消毒がメインとなります。
短期的には歯周病が悪化する可能性は否定できませんが、日頃の管理が良好であれば問題はないと思います。
つまり、外科矯正と一般矯正と比較して明確に虫歯および歯周病のリスク差には有意差はないと考えて大丈夫と思います。
3.舌癖に関しては、どの矯正治療方法でおこなっても後戻り、不正咬合が再発する可能性は高いです。原因となる舌癖をコントロールできなければ不可能と思ってください。
御相談ありがとうございます。さっそくですが、ご質問にお答えします
1.麻痺について
手術によって骨および歯列全体は移動できるのですが、そこに付着している神経に関しては引っ張られたりまたは圧迫されたりいたします。場合によっては神経を切断してしまうこともあります。
したがって、どのような場合でも麻痺は生じますが、上記の理由により麻痺の範囲や期間は様々です。短い人では3か月、神経の切断等ある場合は一生麻痺がのこる場合もあります。万が一、手術中に神経を切断した場合、マイクロサージェリーの症例経験がある先生およびそれらをおこなう機器・設備の施設があれば、神経を再びくっつけることができます。
手術偶発症の確率については担当する外科医の技量とおもってください。
たとえどんなに経験のある外科医でも偶発症が生じます。ただ、経験のある先生と研修医の先生では処置の先が読めるという点ではことなってきます。
また、外科医の性格にもよります。たとえが悪いのですが、車の運転と同じで安全に運転できる人と危険ヒヤヒヤしながら運転する人がいるのと同じです。
2.手術後の歯磨き開始にしても施設によってマチマチです。
一般的に外科矯正手術をすると上下の顎が動かないように固定(顎間固定といいます)しますが、この固定期間が施設によってマチマチです。
0日のところもあれば、7日間のところもあります。
実際は手術直後のお手入れは歯ブラシではなく、イソジンなどのうがい薬による消毒がメインとなります。
短期的には歯周病が悪化する可能性は否定できませんが、日頃の管理が良好であれば問題はないと思います。
つまり、外科矯正と一般矯正と比較して明確に虫歯および歯周病のリスク差には有意差はないと考えて大丈夫と思います。
3.舌癖に関しては、どの矯正治療方法でおこなっても後戻り、不正咬合が再発する可能性は高いです。原因となる舌癖をコントロールできなければ不可能と思ってください。