rinさん（宮崎県）の相談
カテゴリ：その他
現在歯列矯正中を始めて1年経ちました。
歯列矯正を始めた目的は上の左犬歯を高校生の頃抜いたものをほっておいたため歯が全体的に左にずれ、歯の中心がずれていたのを治すためと、受け口を治すためでした。先生が「歯は真ん中にきますし、受け口も治りますよ」と力強く言われたので、矯正することを決めました。
下の歯を2本抜き矯正器具をはめて10ヶ月が経ったところで、受け口は治り、今度は上の歯に器具をはめたのですが、一向に歯の中心が右にずれてこないので先生に質問したところ、「えっ?」という顔をされ、カルテを見て、「あっ、書いてますね。」と... カルテには「正中がずれているのが気になる」と書いてありました。
しばらく待たされ、上の先生が出てきて「正中って言うのは目と目の中心から4mm以内のことを言うんですよ。自分自身は気になるかもしれないけど、人から見たら3.5mmのずれは気にならないって研究結果が出てます。でもどうしても気になるのなら右の歯を少しずつ削って左の犬歯の変わりになる(犬歯が無いため)歯にかぶせ物をしてあわせることもできます。」と言われました。しかも費用は別にかかると言われました。
完全なる矯正治療前の説明不足だと思うのですが、この場合泣き寝入りで中心に合わせるのをあきらめるか、追加費用を払って歯を削りかぶせ物をするしか方法は無いのでしょうか?法的に勝てるものなら訴えることも考えています。
-
- アップル歯列矯正歯科 自由が丘
- （ 東京都 世田谷区 ）
- 2008年07月28日15時46分
rin様はじめまして。矯正専門開業医の斎藤安弘と申します。
文中から読み取ると下顎は2本抜いてやっていますが、上顎は右側の歯を抜いていないようですね。これでは真ん中（正中）は合わないと思います。この下顎は抜いて上顎は抜かない診断が出た時点で、中心はなおらない事がわかります。おそらく上顎の右側の歯を抜いてしまうと反対咬合が治らなくなってしまうからだと思います。
前歯の中心を治すのと反対咬合を治すのでは重要度はかなり反対咬合の方が上位に来ますので矯正医であれば反対咬合を優先し正中は治り切らない診断を下すのは正しい事だと思います。
問題は正中が治りきらない事をrin様にしっかりと説明していなかった事だと思います。ここは担当の先生に説明不足だったことを謝って頂き、削るとか被せるとかはしない方か良いかもしれません。もちろん訴訟なんてやめた方がお互いのためです。（診断は正しく、治せたものを治さなかったのではない為、また削ったり被せたりしても正中はちゃんと治せない事も多いです。）
最近お金目的でいちゃもんをつけてくる患者が多数報告されており、謝罪するとお金を取られるかもしれないことに歯科医師は敏感になっています。もしかしたら担当の先生は言い訳ばかり言ってrin様にちゃんと謝罪しないかもしれません。「説明不足だった事を謝罪してくだされば、私の気持ちは治まる」とあらかじめ言っておくのも良いかもしれません。
文中から読み取ると下顎は2本抜いてやっていますが、上顎は右側の歯を抜いていないようですね。これでは真ん中（正中）は合わないと思います。この下顎は抜いて上顎は抜かない診断が出た時点で、中心はなおらない事がわかります。おそらく上顎の右側の歯を抜いてしまうと反対咬合が治らなくなってしまうからだと思います。
前歯の中心を治すのと反対咬合を治すのでは重要度はかなり反対咬合の方が上位に来ますので矯正医であれば反対咬合を優先し正中は治り切らない診断を下すのは正しい事だと思います。
問題は正中が治りきらない事をrin様にしっかりと説明していなかった事だと思います。ここは担当の先生に説明不足だったことを謝って頂き、削るとか被せるとかはしない方か良いかもしれません。もちろん訴訟なんてやめた方がお互いのためです。（診断は正しく、治せたものを治さなかったのではない為、また削ったり被せたりしても正中はちゃんと治せない事も多いです。）
最近お金目的でいちゃもんをつけてくる患者が多数報告されており、謝罪するとお金を取られるかもしれないことに歯科医師は敏感になっています。もしかしたら担当の先生は言い訳ばかり言ってrin様にちゃんと謝罪しないかもしれません。「説明不足だった事を謝罪してくだされば、私の気持ちは治まる」とあらかじめ言っておくのも良いかもしれません。
