りくさんの相談

カテゴリ:抜歯治療との違い

口ゴボ、梅干しジワの改善

成人済みの男です。
2ヶ月ほど前からマウスピースでの非抜歯矯正をしています。
主に上顎の前歯一本が3mmほど突出しているのと下顎の前歯数本がガタついてること、噛み合わせが深いことが気になり、上下の全体矯正を始めました。
しかし、あまり調べずトントン拍子に矯正を決めてしまったことを現在後悔しています。
私は前歯一本の突出と禍蓋咬合を治せば口ゴボや梅干しジワが改善されると勝手に思っていたのですが、調べていくうちに抜歯をしなければ難しいという事実を知りました。
完成系のマウスピースを見てみると、オーバージェットが7mmから2.5mm程に、オーバーバイトが5mmから2mm程に改善されるようなのですが、遠心移動で奥歯自体を下げるといったことはしません。
素人目にはオーバージェット、オーバーバイトが正常値になれば口ゴボや梅干しジワが改善されるのでは?と考えてもいるのですが、やはり難しいのでしょうか。
返信よろしくお願いいたします。

残念ですが、オーバージェット、オーバーバイトが正常値になっても口ゴボや梅干しジワが改善されません。歯が前に移動して並ぶため、口ゴボや梅干しジワは悪化すると思います。抜歯をしなければ難しいというのが事実です。
詳しくは実際の横顔や歯並びを見ないとわかりませんが、いくつか誤解されているところがあるのでお答えします。
口ゴボの状態にもよりますが抜歯をしないと口ゴボや梅干しジワが改善しないというわけではなく、抜歯をしなくてもアーチフォームの改善やIPRだけでオーバージェットが改善し、それにより口ゴボが改善できることはよくあります。
奥歯の遠心移動は奥歯の噛み合わせがずれていないかぎり、口ゴボ改善の目的で行うことはありません。それをするくらいならIPRやインプラントアンカーをした方が効率が良いからです。なので現在の計画で進めて、それでも気になるようであれば追加のIPRをすることを検討するのが良いかと思います。

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