まゆこさんの相談
カテゴリ：その他
反対噛合のため、4-6本抜歯をした後に裏側矯正を2020年から行い現在に至ります。噛み合わせも問題はなく治療としてはひと段落ついたところで裏側に上下とも今は保定期間としてワイヤータイプのリテーナーを付けています。治療後、笑った時の下顎の出っ張りが矯正前顎が出ていなかったのが酷く目立つようになりました。ここまで下顎が出るとは思っておらず、理想の形とはかけ離れた状態でなかなか受け入れきれません。これは治療のせいなのか、仕方ない事なのか判断しずらく、担当医にも質問したところ骨格の問題です。と返されたまでで、その後、ネットで色々調べてみると口もとが引っ込みすぎた事例などを目にし、骨格のせいだけではないと思いました。また治療当初、矯正自体初めてで主治医の言う通りに、進めてはきました。ですが、よくよく考えてみると、矯正前の骨格から矯正後の骨格、顎の変化など、どのようになるのかなどは説明を受けておらず、自分もまさかそのようになるとは思っていなかったので、特に質問などはできませんでした。まだリテーナーを付けていますが、改善の余地があるのであれば、今後どのようにしていけばいいのか教えて頂けたらと思います
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- にこっと矯正歯科
- （ 埼玉県 川口市 ）
- 2023-06-05 12:49:00
まゆこさん
ご自分の期待と治療後の顔つきに差があるので不満を感じておられるのですね。お察し申し上げます。
わたしも反対咬合のかたですっかりリテーナーに移行したあとの患者さんに「ここはいつ引っ込むのですか？」などどご質問をうけてびっくりした残念な経験が2回ほどあります。
成人の反対咬合を
�ヽ芦紛裟気砲茲蕕坤錺ぅ筺爾龍裟気世韻納Ｎ鼎垢�
�△修靴独柑�の位置を決定する
このためには治療後の目標とするゴール（治療結果）が確定して担当医と患者さんのあいだで共有されていなければそもそも決まらないものです。つまり先にご説明されているはずなのです。
ワイヤー治療で動かせるのは歯とその植わっている歯槽骨だけ。骨格の土台の形を変えるためには外科手術しかありません。
そして土台のずれが大きすぎてかむ機能に不自由があると判断されたかたが外科の適用が可能になります。
外科を選択していない以上、上あごや鼻の位置、下あごの先端の位置は変わりません。歯とくちびるの位置だけが変わります。抜歯して前歯を後退させた結果がまゆこさんのイメージと落差があったということになります。
さてまゆこさんは「笑ったときの下あごの出っ張りが目立つようになった」と書いておられます。もしかしてあごの先端（オトガイ）ではなく下の前歯や歯茎の露出が増えたことをおっしゃっているのでしょうか？
反対咬合のかたでは表情筋のつきかたの関係で笑うと口角がむしろ下がってしまうかたが多いのです。抜歯治療で反対咬合を改善すると下の前歯は奥に傾斜するのでむしろ下の歯茎が前に突きだしたように感じるかたもおられるようです。これは顔の構造を学んでいる歯科医師と一般のかたでどうしても基本知識のギャップがおきてしまいがちなところです。
反対咬合のかたではたまにに二十歳過ぎてもあごの先がゆっくり伸びつづけるかたもおられます（晩期成長）ただこれは矯正治療の有無とは関係なく起こることです。それを除けばワイヤーの治療で骨格にめだった変化は起きません。原理的に起こしようがないからです。
抜歯して作ったスペースが全部閉じてリテーナーになって、噛んだりしゃべったりする機能が改善しているのなら治療は完了しているといえます。矯正は美容ではなくて医療だからです。
ただ、口もとを引っ込めすぎかなと感じた時には治療中の時点で意見をおっしゃるべきでした。すきまを閉じきってしまったあとでもう一回歯列を前方にふくらめせて立て直すのは不可能はないもののかなり困難になります。
本来の治療目標のイメージが共有されずその結果ご自分に都合のよい想像を基にして治療後の自分を評価してしまったこと、これは不幸なことではあります。
ぜひ治療を受けた医院にご相談してもう一回治療によって変わったところ変わっていないところのご説明をうけ、ご自分がつらい治療に耐えて達成できたこと、できなかったこと、そもそも可能でなかったことを整理してみることをお勧めします。
ネットは情報源ではありません。貴方の口の中を見ず責任をとる気もない人が好き勝手にしゃべっている場所です。揺さぶられないようにお気をつけください。
あと、鏡をみて口角をあげて上の前歯を見せてニコッと笑ってみる練習をしてみましょう。これから生きていくための大事な筋トレです。
まゆこさんが新しい歯ならびで新しい人生を切り開いていけますよう祈念申し上げております。
ご自分の期待と治療後の顔つきに差があるので不満を感じておられるのですね。お察し申し上げます。
わたしも反対咬合のかたですっかりリテーナーに移行したあとの患者さんに「ここはいつ引っ込むのですか？」などどご質問をうけてびっくりした残念な経験が2回ほどあります。
成人の反対咬合を
�ヽ芦紛裟気砲茲蕕坤錺ぅ筺爾龍裟気世韻納Ｎ鼎垢�
�△修靴独柑�の位置を決定する
このためには治療後の目標とするゴール（治療結果）が確定して担当医と患者さんのあいだで共有されていなければそもそも決まらないものです。つまり先にご説明されているはずなのです。
ワイヤー治療で動かせるのは歯とその植わっている歯槽骨だけ。骨格の土台の形を変えるためには外科手術しかありません。
そして土台のずれが大きすぎてかむ機能に不自由があると判断されたかたが外科の適用が可能になります。
外科を選択していない以上、上あごや鼻の位置、下あごの先端の位置は変わりません。歯とくちびるの位置だけが変わります。抜歯して前歯を後退させた結果がまゆこさんのイメージと落差があったということになります。
さてまゆこさんは「笑ったときの下あごの出っ張りが目立つようになった」と書いておられます。もしかしてあごの先端（オトガイ）ではなく下の前歯や歯茎の露出が増えたことをおっしゃっているのでしょうか？
反対咬合のかたでは表情筋のつきかたの関係で笑うと口角がむしろ下がってしまうかたが多いのです。抜歯治療で反対咬合を改善すると下の前歯は奥に傾斜するのでむしろ下の歯茎が前に突きだしたように感じるかたもおられるようです。これは顔の構造を学んでいる歯科医師と一般のかたでどうしても基本知識のギャップがおきてしまいがちなところです。
反対咬合のかたではたまにに二十歳過ぎてもあごの先がゆっくり伸びつづけるかたもおられます（晩期成長）ただこれは矯正治療の有無とは関係なく起こることです。それを除けばワイヤーの治療で骨格にめだった変化は起きません。原理的に起こしようがないからです。
抜歯して作ったスペースが全部閉じてリテーナーになって、噛んだりしゃべったりする機能が改善しているのなら治療は完了しているといえます。矯正は美容ではなくて医療だからです。
ただ、口もとを引っ込めすぎかなと感じた時には治療中の時点で意見をおっしゃるべきでした。すきまを閉じきってしまったあとでもう一回歯列を前方にふくらめせて立て直すのは不可能はないもののかなり困難になります。
本来の治療目標のイメージが共有されずその結果ご自分に都合のよい想像を基にして治療後の自分を評価してしまったこと、これは不幸なことではあります。
ぜひ治療を受けた医院にご相談してもう一回治療によって変わったところ変わっていないところのご説明をうけ、ご自分がつらい治療に耐えて達成できたこと、できなかったこと、そもそも可能でなかったことを整理してみることをお勧めします。
ネットは情報源ではありません。貴方の口の中を見ず責任をとる気もない人が好き勝手にしゃべっている場所です。揺さぶられないようにお気をつけください。
あと、鏡をみて口角をあげて上の前歯を見せてニコッと笑ってみる練習をしてみましょう。これから生きていくための大事な筋トレです。
まゆこさんが新しい歯ならびで新しい人生を切り開いていけますよう祈念申し上げております。
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- まゆこ(27歳 女性 ）
- 2023年06月11日21時23分
先生、丁寧にご回答ありがとうございます。
その通りだと思います。自分のイメージしていた笑ったときの顔の表情になっておらず、口元の引っ込みはここまでなると思っておらず、治療中に担当医に言えませんでした。もし治療中の段階で言っていれば変わっていたのでしょうか。
その通りだと思います。自分のイメージしていた笑ったときの顔の表情になっておらず、口元の引っ込みはここまでなると思っておらず、治療中に担当医に言えませんでした。もし治療中の段階で言っていれば変わっていたのでしょうか。
