りくとさんの相談
カテゴリ:装置・治療法
上顎前突と重度の過蓋咬合です。
また、骨に対して歯が小さく、空隙歯列となっています。
上下歯列の幅の差が大きく、左の小臼歯が交叉咬合もあります。
さらに問題は上顎洞が下がっており、奥歯の根が上顎洞の中に存在している為、インビザラインやワイヤー矯正だけでは、上顎臼歯の遠心移動が、上顎洞底部の位置の関係で大きな遠心移動は期待できず、その為、上顎切歯の後退は現在のスペースとiprにより3.0mm程度の後退となる可能性が高く、Overjet(+7.0mm)は残りoj(+7mm)とob(+8mm)の後戻りのリスクが有るといわれました。
第一選択はしっかりと矯正したいので有れば外科的矯正手術で大学病院に行ったほうが良いと言われたのですが自分としては手術せずに強制歯科で治したいのですが顎洞が下がっており、奥歯の根が上顎洞の中に存在していてワイヤーやインビザラインだけではあまり歯は動かない可能性が高い為、抜歯はせずにiprが良いといわれました。
本当に外科的手術をしないと治せないのでしょうか。
ご回答お願い致します。
- マロニエ矯正歯科クリニック
- ( 埼玉県 草加市 )
- 2022-10-17 14:20:00
初めまして、マロニエ矯正歯科クリニックの栗田です。
ご質問にお答えいたします。
すきっ歯で出っ歯で過蓋咬合であり、非抜歯矯正は難しいと言われたということですね。
確かに、遠心移動は困難なケースかもしれませんし、質問者様はインビザラインとは非常に相性が悪いです。
上小臼歯2本抜歯もしくは上下小臼歯4本抜歯はいかがでしょうか?
質問者様が非抜歯にこだわるならば、ちゃんと治らないか、外科的矯正治療になります。
よほど上顎洞が下がっていない限り、小臼歯抜歯が不可能とはならないと思います。
質問者様がその「よほど」なのかどうか、レントゲン・CTを見ていないので言及できませんが、
抜歯矯正でなら治療は出来ることがほとんどだと思います。
小臼歯・大臼歯の歯根の先端が上顎洞内に入り込んでることはよくありますし、
そのような状況で抜歯矯正を行っても、奥歯が前後に動かないケースはほとんどないです。
つまり、担当先生は非抜歯主義の先生か、抜歯矯正にビビっているのだと思います。
抜歯矯正をしてうまくいかなかった時に責任を取りたくないというのが本音でしょう。
非抜歯で臼歯関係も治さず、前歯を接させることなく治療するのは見た目の改善のみです。
咬まずに終われば健康面ではあまり意味がありませんので、選択しない方が良いでしょう。
難しそうだから質問者様の治療をやりたくないと言っているので、他院に相談に行ってみましょう。
本当に外科的矯正治療でないと治せないレベルかもしれないので、
まずは状況をしっかりと判断してもらう上で、大学病院で診てもらうのが手っ取り早いと思います。
大学病院で、抜歯矯正できる(もしかしたら非抜歯矯正も)と言われたら、近隣の矯正歯科でもいいかもしれません。
非抜歯で前歯をちょっと下げるだけのプランしか提案しない現医院はやめましょう。
現医院も質問者様の治療をやりたがってないので、その方がお互いのためと思います。
非抜歯が希望なら、非抜歯を頑張ってみて、遠心移動が難しければ抜歯矯正に切り替えればよいですし、
上顎洞低下で小臼歯抜歯が難しければ、犬歯抜歯なら上顎洞が関係ないので動かせるはずです。
もちろん、犬歯は大事な歯で滅多に抜歯しませんが、現状の咬んでいない咬み合わせで過ごすよりは良いと思います。
矯正治療は色々な治療法があり、可逆性のあることなら試してみても良いと思います。
咬み合わせを治すのが矯正治療であり、見た目はその副作用としておまけで治ります。
咬み合わせが治らないプランしか提案しない歯科医院は、引き出しが少ないのでしょう。
難しいケースでも治せないことはないですし、手術すればどうとでもなるかと思います。
手術しか選択肢が無く、手術をしたくない場合は、矯正治療をあきらめましょう。
具体的な意見や治療法は、実際に質問者様を診察した歯科医師にしかわからないことなので、
ひとまず大学病院なり、他の矯正歯科医院なり、相談に行かれるといいと思います。
以上を、ご質問への回答といたします。よろしくお願いいたします。
ご質問にお答えいたします。
すきっ歯で出っ歯で過蓋咬合であり、非抜歯矯正は難しいと言われたということですね。
確かに、遠心移動は困難なケースかもしれませんし、質問者様はインビザラインとは非常に相性が悪いです。
上小臼歯2本抜歯もしくは上下小臼歯4本抜歯はいかがでしょうか?
質問者様が非抜歯にこだわるならば、ちゃんと治らないか、外科的矯正治療になります。
よほど上顎洞が下がっていない限り、小臼歯抜歯が不可能とはならないと思います。
質問者様がその「よほど」なのかどうか、レントゲン・CTを見ていないので言及できませんが、
抜歯矯正でなら治療は出来ることがほとんどだと思います。
小臼歯・大臼歯の歯根の先端が上顎洞内に入り込んでることはよくありますし、
そのような状況で抜歯矯正を行っても、奥歯が前後に動かないケースはほとんどないです。
つまり、担当先生は非抜歯主義の先生か、抜歯矯正にビビっているのだと思います。
抜歯矯正をしてうまくいかなかった時に責任を取りたくないというのが本音でしょう。
非抜歯で臼歯関係も治さず、前歯を接させることなく治療するのは見た目の改善のみです。
咬まずに終われば健康面ではあまり意味がありませんので、選択しない方が良いでしょう。
難しそうだから質問者様の治療をやりたくないと言っているので、他院に相談に行ってみましょう。
本当に外科的矯正治療でないと治せないレベルかもしれないので、
まずは状況をしっかりと判断してもらう上で、大学病院で診てもらうのが手っ取り早いと思います。
大学病院で、抜歯矯正できる(もしかしたら非抜歯矯正も)と言われたら、近隣の矯正歯科でもいいかもしれません。
非抜歯で前歯をちょっと下げるだけのプランしか提案しない現医院はやめましょう。
現医院も質問者様の治療をやりたがってないので、その方がお互いのためと思います。
非抜歯が希望なら、非抜歯を頑張ってみて、遠心移動が難しければ抜歯矯正に切り替えればよいですし、
上顎洞低下で小臼歯抜歯が難しければ、犬歯抜歯なら上顎洞が関係ないので動かせるはずです。
もちろん、犬歯は大事な歯で滅多に抜歯しませんが、現状の咬んでいない咬み合わせで過ごすよりは良いと思います。
矯正治療は色々な治療法があり、可逆性のあることなら試してみても良いと思います。
咬み合わせを治すのが矯正治療であり、見た目はその副作用としておまけで治ります。
咬み合わせが治らないプランしか提案しない歯科医院は、引き出しが少ないのでしょう。
難しいケースでも治せないことはないですし、手術すればどうとでもなるかと思います。
手術しか選択肢が無く、手術をしたくない場合は、矯正治療をあきらめましょう。
具体的な意見や治療法は、実際に質問者様を診察した歯科医師にしかわからないことなので、
ひとまず大学病院なり、他の矯正歯科医院なり、相談に行かれるといいと思います。
以上を、ご質問への回答といたします。よろしくお願いいたします。
- りくと(34歳 男性 )
- 2022年10月18日12時42分
マロニエ矯正歯科クリニック 栗田様
ご丁寧な回答ありがとうございます。
とても納得のいく回答をして頂きました。
私自身は抜歯での矯正でも全く問題は無い為、先生のおっしゃる通り大学病院で一度診てもらいその上でどうする検討したいと思います。
ありがとうございました。
ご丁寧な回答ありがとうございます。
とても納得のいく回答をして頂きました。
私自身は抜歯での矯正でも全く問題は無い為、先生のおっしゃる通り大学病院で一度診てもらいその上でどうする検討したいと思います。
ありがとうございました。