ののみさんの相談

カテゴリ:装置・治療法

抜歯スペースの埋め方について

上下の前歯が出ていて口元に突出感があるため、このたび上下左右の小臼歯を抜歯して前歯を下げる矯正をすることとなりました。
精密検査の際先生から受けた説明では、「アンカースクリューを使って5ミリ程度前歯を下げることになる。」と言われました。
小臼歯の大きさからしてもっと下げられないのかと思い質問すると、「抜歯したスペース全てを使って前歯を下げることはできない、骨から出てしまうし、噛み合わせも考慮している。残りのスペースは奥歯を前に出す。5ミリはかなり下がるほう。」とのことでした。
その時はそれで納得したのですが、その後ネットなどで調べてみると、抜歯スペース全てを使って前歯を後退させた症例や、7、8ミリ前歯を後退させた症例などが見つかり、どちらが正しいのか分からなくなりました。
抜歯したスペースをすべて前歯の後退に使えないことは、一般的なのでしょうか。また使える人と使えない人では、どんな違いがあるのでしょうか。よろしくお願いいたします。

さいたま市のSilver Lace矯正歯科と申します。

実際にお口の中を拝見したわけではありませんので何とも言えませんが、抜歯したスペースというのは、前歯を後退させるためのスペースとして使う他に、歯並びの乱れを解消するためのスペースとしても使います。

一般的には、多かれ少なかれ歯並びの乱れがある場合が多いですので、抜歯スペースのすべてを前歯の後退に使えることのほうが珍しいと思います。

また、歯並びの内側には舌という強大な筋肉がありますが、前歯を下げすぎるとその置き場所がなくなり、無理に下げても舌の反発を受けてスキッパになってしまうということもありますので注意が必要です。

今後のことは矯正担当ドクターとよく相談して決めていかれると良いと思います。ご検討下さい。
  • ののみ(24歳 女性 )
  • 2022年06月30日20時42分
ご回答ありがとうございます。
私の場合歯の凸凹はほぼ無く、別のクリニックでもカウンセリング時に「でこぼこがないから、抜歯したスペースをまるまる使える」という旨のことを言われました。(結局そこにはお願いしませんでしたが…)
そのため余計に、奥歯を前に出してまで、抜歯スペースを全て使わないのは何故だろう?と不安に思っています。
こんにちは、さわだ矯正歯科クリニックです。

たしかに歯科矯正用アンカースクリューの登場で、抜歯スペースを全て前歯の後退に使う事も、前歯を7、8mm後退させることも、珍しいことではなくなりました。
しかし歯は顎の骨にきちんと収まっている必要があるので、担当の先生が言われるように歯が骨から出てしまうのなら、それ以上前歯を後退させない方が良いでしょう。

骨の厚みが薄い場合や、上下顎骨のズレが大きい場合、歯にかかる舌と唇の力のバランスが悪くなる場合、前歯の歯根が短い場合などは、前歯の設定位置に制限が出やすくなります。

担当の先生とよく相談されて、納得のいく治療方針で治療が受けられると良いですね。
  • ののみ(24歳 女性 )
  • 2022年07月01日15時43分
ご回答ありがとうございます。
もう一度先生に相談してみようと思います。

相談を投稿する