にゃさんの相談

カテゴリ:装置・治療法

先天性欠損歯に伴う矯正治療について

こんにちは。
現在成人矯正治療を検討しているものです。

私は下の歯の左右5歯目が先天性欠損で永久歯がなく、現在乳歯が残っている状態です。
虫歯や歯周病等なく、かかりつけ医からは「しばらくは抜ける心配はない」と言われていますが、それでもいつか抜けてしまうことを考えて、以前から興味があった矯正治療に合わせて抜歯してもらおうかと考えています。
※乳歯が抜けた際のブリッジやインプラントには抵抗感があり、現在検討していません。

現在、人前に出る仕事をしていることからインビザラインでの治療を希望しているのですが抜歯矯正にインビザラインは不向きだと聞きました。
私のような抜歯が前提となる矯正治療の場合、初めからインビザラインは希望しない方がいいのでしょうか。
歯並びについては、それほどひどいわけではありませんが前歯がやや前傾(明らかに出っ歯というほどではない)、上顎右犬歯が八重歯になっているほか、下の前歯もやや不揃いです。
かかりつけ医からは抜歯せず歯の隙間を削るだけでも前歯と八重歯は概ね整うと思うが、理想的な歯並びにしたいなら抜歯した方がいいと言われた状態です。

先生方のご意見をいただけると幸いです。
よろしくお願いします。

読ませていただきました。

残っているのは第二乳臼歯と言われる歯です。第二小臼歯の先天欠如はよくあります。第二乳臼歯の歯根の状態がしっかりしていればかなり長持ちはします。

第二乳臼歯は第二小臼歯よりも大きな歯です。第二乳臼歯を抜歯すると通常の小臼歯を抜歯するよりも大きな隙間ができます。その隙間を閉鎖するには、前歯の叢生を改善し、その後に大臼歯を前方に移動させる必要があります。マウスピース様の装置では難しいです。公益社団法人日本矯正歯科学会のホームページにマウスピース様装置の見解というのが掲載されています。それをお読みになればマウスピース様装置に関してよく理解できます。

見えないという事であればリンガルブラケットとワイヤーでの治療をお勧めします。裏側からの治療です。周囲の人には気づかれません。ブラケットとワイヤーという組み合わせがもっとも治療効果の高い治療法になります。

治療が成功する事を祈っています。

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