チャトランさんの相談

カテゴリ:治療中のケア、調整

抜歯後の歯の移動について

※前回のご相談内容はこちらです。


こんにちは。半年程前にもこちらに相談させていただきました。その節はお世話になりました。
今年の5月からワイヤー矯正中です。上の左右5番、下の左下1番、親不知4本を抜歯済みです。先月、漸く下にも装置が付き、今は噛み合わせがかなり悪い状態です。
今回お聞きしたい事は、上の左右4番をいつ後方へ移動するのか、という事です。上の左右4番は下の歯との噛み合わせ時、かなり内外へのグラつきがあり、指でつまんで動かしてみてもかなりグニャグニャと動いて怖いです。隣の5番を抜歯して半年程経ちますが、骨の吸収がおきていないか心配しています。歯の移動には骨が無いことには動かないということなので、抜歯後の骨の吸収が進んでしまわないのかすごく心配です。
担当矯正医に聞いてみたのですが、まだ動かさない、との返答でした。因みに上の歯はきれいにアーチが出来ています。おそらく担当の先生は下の歯も並んでから、とお考えの様子ですが、はたして骨の吸収は進んでしまわないのか、上の左右4番が下の歯と当たることでグラついているのなら、上の左右4番も今、後ろへ下げるということをすれば下の歯との噛み合わせも変わって、グラつきの解消になるのでは?と素人考えですが、思ってしまいます。
宜しくお願いいたします。

読ませていただきました。

担当医がすでにその事を認識していれば問題ないと思います。いつ後方に牽引するかは治療の手順として考えているはずです。

上顎は下顎と違い骨が柔らかく裕福にあります。それほど骨吸収は起きません。また指で触れば歯は揺れます。何度も触ればさらに揺れるようになります。あまり触らさずにそのままにしておいてください。歯は生理的動揺というのがあります。揺れない方が異常です。

担当医にもう一度ご自身の意見を言ってみるとよいでしょう。どうしてか?と言うのを説明してくれるはずです。

治療が成功する事を祈っています。
  • チャトラン(45歳 女性 会社員 )
  • 2020年12月16日20時29分
福井先生、先日はお忙しい中早々にご回答いただきまして、有難うございました。
福井先生からご助言いただいた事を参考にして、早速つい先日の矯正調整日の時に、担当の先生に上の歯の牽引はいつ予定しているのか聞いてみました。あと半年はやらないと仰ってました。牽引には凄い力がかかるから、と。そこで私が、上の歯左右4番目は生理的動揺の範疇を超えているからですか?と尋ねたら、そうです、と言葉少な目ですが、お答えいただけました。加えて、上のワイヤーがまだシュッと真っ直ぐになっておらず、少したわんでいるからです、とも仰っていました。今回、上の歯左右6番の輪っか状の金属部分に取り付けられていた、6番の歯が前方に動いてしまわない様にする為の、口蓋へ伸びていた針金状の押さえの装置のみ、その役目が終わったとの事で取り外されました。輪っか状の金属はまだ付いたままです。今回は上下ともワイヤー交換はせずにゴムの取り替えと、左下2番を揃えるための調整をしたのみでした。これで上の歯のワイヤーのたわみが取れてワイヤーが真っ直ぐになれば牽引に進む様です。
福井先生のわかりやすいご説明があったので、担当の先生に上手く質問ができました、有難うございました。

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