さとさんの相談

カテゴリ:装置・治療法

治療法について

  • 投稿者 さと さん [40才 女性 会社員] 2020/09/27/ 09:10
  • カテゴリー 成人矯正 装置・治療法 治療前
  • お悩みの歯 上あご右1番 下あご右1番 下あご右2番 下あご右3番 下あご左1番 下あご左2番 下あご左3番

現在、医院で治療法を相談しています。
上の前歯が出ているのと、下の前歯の叢生を改善したいと考えています。

提案されている治療法は、抜歯後に、まず上の歯のみ装置を付けて一旦前に動かしてから、
下の歯に装置を付けて圧下。最後に上の歯を後ろに戻すというものです。

教えていただきたいのは、「上の歯を一旦前に動かす」という方法についてです。

「噛み合わせが深いので下の歯に装置を付ける隙間がないため」という説明を受けましたが、
別の医院では必要ないと言われ、また、本やネットで調べても同様の治療内容に行き当たらず、
この方法が必要なのか迷っています。

そこで、どのような場合に選択肢になるのか、標準的な方法なのかどうか、
実際にこの方法を選ぶ際の決め手、考慮すべきデメリットの4点についてご教示ください。
(「一旦前に動かす方法」の名称も教えていただけると幸いです)

ご回答よろしくお願いします。

読ませていただきました。

上下前歯の噛み合わせが深いのだと思います。表側のブラケットの使用ではそうする以外に下の前歯に装置が装着できません。噛み合わせが深くなっている原因は下顎前歯の挺出(伸びあがっている)というのがほとんどです。表側のブラケットではそれはできません。実はリンガルブラケットはそれができます。下顎前歯の圧下が最初からできます。これは裏側からの治療のメリットです。

表側からの場合はいったん上顎前歯を前方に傾斜させて、下顎前歯にブラケットを装着して下顎前歯の圧下をさせる以外に治療できません。欠点はジグリングと言われる行為です。上顎前歯を前に出して、その後に内側に傾斜させる。上顎前歯にとっては前方に傾斜させるのが無駄な動きです。歯根吸収の原因にもなるとも言われています。しかし、それ以外に表側からにブラケット治療ではアプローチできません。

治療が成功する事を祈っています。
  • さと(40歳 女性 会社員 )
  • 2020年09月28日21時49分
早速のご回答をありがとうございました。

いったん上顎前歯を傾斜(このように言うことも含めて)させる必要性についてとても丁寧に解説いただき腑に落ちました。
また、その欠点や裏側矯正でそれを避ける手段があることも教えていただき大変参考になります。

下顎は裏側矯正も選択肢に入れて検討を進めたいと思います。
誠にありがとうございました。

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