パンさんの相談
11歳になったばかりの女児です。
かかりつけ医(①とする)にて、異変を見つけてもらい口腔外科(②)の診察の結果。
左上の犬歯が埋伏歯。二番目の歯に向かって斜めに埋伏。
二番目の根本の吸収が始まりつつある気がする。
場所が深く、レントゲンでは鼻の方に根本が見えていて骨の上にあるのか、どうなっているのかは詳しくはわからない。
と、いう状況です。
②の外科の医師からは、
「埋伏歯を抜歯して吸収をとめる」 か
「切開するので、矯正する歯科を見つける」
の、二択を与えられ、①のかかりつけ医に結果を伝えたら、「自分の医院では、切開後のブランケットが外れた際など、この深さでは処置ができないので、外科と矯正が一緒にできる歯科に行くように」
と、歯科大の紹介を受けました。
その前に個人医院(③)を一件予約していたので、そこでも相談。
③の医師は、「まず、上顎を広げる矯正をしてスペースを作らないと、切開しても引っ張る場所がないから、まずは上顎を開く矯正器具を入れる処置からスタートする。そこでスペースができたら、引っ張る」
との事。
しかし、吸収が始まってるかもしれないのに、そんな広げるのを待つ時間はあるのか!?広げてる間に吸収が進んだら、、スペースがうまくできても犬歯は斜めに生えてるし、埋伏してる。
広げて、そこに自然に延びてくれるのはベストだけどそんなにうまくいくのか!?
と、不安があります。
そして、歯科大(④)
「埋伏している犬歯の場所がやはり深いこと。その歯の根本が鼻の下の骨より上にあること。」
が伝えられ、この犬歯が骨と化している可能性。も伝えられました。
牽引するにしても、だいぶ深い場所を切開するので、歯茎の柔らかい部分にワイヤーがかかる。その痛みや擦れる痛みを耐えて頑張れるか。途中でやめてしまう子もいる。
という事を聞きました。
本人はその話と画像にこわくなってしまい、それは嫌だと言っています。
私自身、両方の犬歯が八重歯になっており、娘も同じ感じになるのだとは思っていました。「見た目」だけの話なら、矯正する判断はしないです。
しかし、①の医師のいう根本の吸収により、前歯が抜けるかも!?となる事が気がかりです。
そして、ゆっくりしてる時間なんてあるのか!?とパニックです。
このまま放置していたら、一体娘の歯はどうなってしまうのか。
切開以外の方法は、二番目の抜歯。か、問題の三番目の犬歯の抜歯しかないのか。
③の個人医師の言うように、まず顎を広げてから考えても大丈夫なのか。
④の歯科大の先生にも、③の医師の話もしました。
顎を広げてからでもいいけど、どちらにせよ斜めに向いて生えてるからそれが空いたスペースに真っ直ぐに向きを変えるかどうかは、、やはり切開して牽引かな。
と、切開は逃れられないのか、、と思うような話し方でした。
サッカーをしているアクティブ女子。
歯科大は遠く、器具にアクシデントがあってもすぐに見れない。とも、検査から診断まで時間がかかる事も言われています。
深い場所の切開と矯正ができる近くの医院があればそちらのほうが便利だとも、歯科大医師から言われました。
どうしてあげるのが良いのか答えがわからず、また新たな一件の予約を入れてしまっています。
それぞれにCTは撮っておらず、②の外科で撮ったデータをもらって、再度同じ③の個人と④の歯科大への相談も考えています。
参考になる回答を頂きたく思います。よろしくお願いします。
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- 医療法人愛美会 アイ矯正歯科クリニック
- ( 神奈川県 横浜市鶴見区 )
- 2020-07-09 12:39:00
矯正専門歯科医院と口腔外科医とで行うしかありません。一般歯科医はこの場合は除外してください。一般歯科医の中にも専門性の高い歯科医もいますが、それを患者様が判断するのは難しいです。迷われているのはわかりますが、記載されている内容から専門的なスキルが必要です。
通えないのなら歯科大学は無理です。歯科大への通院はそういった犠牲が必要です。
CTの結果がもっとも気になります。本当に側切歯の歯根を犬歯が吸収しているのか?犬歯の歯根と骨が癒着しているのか?この2点です。側切歯の歯根が犬歯によって吸収される事はありますが、稀な事です。またこの年齢で犬歯の歯根が骨と癒着しているというのも稀な事です。この2つが本当か?という事が気になります。もし側切歯の歯根が犬歯によって吸収されているのなら、側切歯を抜歯してその位置に犬歯を萌出させるしかありません。犬歯が骨と癒着しているのなら犬歯は抜歯です。萌出してくる事はありません。
③は矯正専門歯科医院ですか?でなければ除外してください。
上記2つの事が気になります。後は犬歯の位置です。口腔外科で開窓し矯正歯科で牽引排列が可能か?です。これは口腔外科医と矯正歯科医の話し合いで決まります。それを受け入れるかどうか?というのが患者様の最終判断です。
治療が成功する事を祈っています。