シドニーさんの相談
カテゴリ:歯列矯正
抜歯か顎拡張矯正か迷ってます。
現在8歳の娘を半年毎行っている歯科検診で永久歯、右左上顎2.3.4が乳歯がまだ抜けていないため、歯茎のなかで移動!?変動!?角度を変えた位置に配置されている可能性があるとレントゲン後に説明を受けました。確かに遺伝的にも顎が小さい為不思議ではありません。何よりも上顎前歯2本が重なりあっている為に左上顎1が突き出ているので出っ歯です。その結果、上下唇が自然と閉じる事が出来ず、意識をすると下唇を噛みながら閉じています。本人も気になるとの事で早速治療方法を調べて現在2件の歯科矯正専門医へ行って来ました。
治療法なのですが...
1件目では、乳歯上左右2又は3の2本を抜歯しスペースを空けることで、永久歯が生えるスペースを作ると同時に前歯も若干出っ歯にになるのを防ぎ永久歯が映え揃った時点で歯科矯正を始める。(6〜10ヶ月後)
2件目では、現時点で顎を広げる矯正をすることで現在待機中の永久歯の生え変わりをサポートして様子を見ながらすすめる。
どちらも、共通意見は何かしら治療を行うとの事ですが、抜歯で様子を見るのか又は顎を広げ矯正するのかとのことです。そして、いま現状は、歯並びが原因でかみ合わせも若干支障が出ているようです。何が良いのでしょうか?
※相談室の回答では、画像のご紹介ができかねるため、一部の文章を修正・割愛しました(運営部)
- 大山歯科クリニック
- ( 東京都 中央区 )
- 2020-06-15 12:50:00
シドニーさんご相談拝見いたしました。
お嬢様、8歳でこの時期いろいろご心配なことが多いと思います。
まず矯正専門の先生のところで資料とりをして、よく骨格、歯系を分析していただき、またこの時期にしかできない、上下の骨を拡大したり、前歯歯、奥歯の不正を改善することで、口唇も閉じやすくなり、鼻呼吸ができるようになるかもしれません。
態癖を改善することもこの時期にはとても大切です。
乳歯の抜歯もケースバイケースですので、矯正の専門の先生のご指示をあおいでください。良い治療を受けられますように。
大山歯科クリニック
大山晃代
お嬢様、8歳でこの時期いろいろご心配なことが多いと思います。
まず矯正専門の先生のところで資料とりをして、よく骨格、歯系を分析していただき、またこの時期にしかできない、上下の骨を拡大したり、前歯歯、奥歯の不正を改善することで、口唇も閉じやすくなり、鼻呼吸ができるようになるかもしれません。
態癖を改善することもこの時期にはとても大切です。
乳歯の抜歯もケースバイケースですので、矯正の専門の先生のご指示をあおいでください。良い治療を受けられますように。
大山歯科クリニック
大山晃代
- 医療法人愛美会 アイ矯正歯科クリニック
- ( 神奈川県 横浜市鶴見区 )
- 2020-06-15 19:16:00
読ませていただきました。
それは難しい判断ですね。私ども矯正歯科医にとっても分かれるところです。
歯の排列のために顎を広げるのは間違いです。しかし、わずかであればそれは許されます。歯列を広げても根本的なベースになっている顎骨は拡大できません。従ってわずかな量であれば可能です。将来どれぐらい歯を排列する場所が不足しているか?という判断だと思います。わずかな拡大で排列できるのか?あるいは拡大しても排列できないとすればそれはお子様に苦痛を与えるだけで意味のない治療行為になってしまいます。この場合は前者が正しいです。永久歯になって抜歯矯正になる可能性があります。後者の歯科医は拡大して非抜歯での治療を目指すはずです。そこはそれぞれの歯科医の経験と考え方によります。
何とも言えません。将来、抜歯症例になるか?非抜歯で排列する可能性があるか?それは歯科医の診たてによります。明確なご返事はできません。
治療が成功する事を祈っています。
それは難しい判断ですね。私ども矯正歯科医にとっても分かれるところです。
歯の排列のために顎を広げるのは間違いです。しかし、わずかであればそれは許されます。歯列を広げても根本的なベースになっている顎骨は拡大できません。従ってわずかな量であれば可能です。将来どれぐらい歯を排列する場所が不足しているか?という判断だと思います。わずかな拡大で排列できるのか?あるいは拡大しても排列できないとすればそれはお子様に苦痛を与えるだけで意味のない治療行為になってしまいます。この場合は前者が正しいです。永久歯になって抜歯矯正になる可能性があります。後者の歯科医は拡大して非抜歯での治療を目指すはずです。そこはそれぞれの歯科医の経験と考え方によります。
何とも言えません。将来、抜歯症例になるか?非抜歯で排列する可能性があるか?それは歯科医の診たてによります。明確なご返事はできません。
治療が成功する事を祈っています。
- シドニー(8歳 女性 主婦 )
- 2020年06月18日18時11分
ご回答ありがとうございました。実は現在海外での生活の為日本での歯科矯正治療か又は現地での治療か迷っていました。現地での治療方針も先生により意見も別れますが、先生方のご意見も参考にさせて頂き今後の治療方針を確認してきました。私自身顎拡張と記載しましたが、歯間拡張でした。まずは右側乳歯を抜歯して奥歯を歯間拡張を行う事で前歯2本の出っ張りを抑え、数年後に3〜4年後に全ての永久歯が揃った時点で上下歯科矯正の治療を始めることになりました。片側のみ抜歯ですが、乳歯がブロックしている(犬歯)永久歯の生え替わりを急がなければ最悪入れ替わってしまう恐れがあるとの事で、私が前歯の出っ張りを気にしていたことより重大な問題があった様です。
お忙しい中ありがとうごじました。
お忙しい中ありがとうごじました。
- Silver Lace矯正歯科
- ( 埼玉県 さいたま市浦和区 )
- 2020-06-15 20:39:00
さいたま市のSilver Lace矯正歯科と申します。
1件目の、生えそろうまでは永久歯に触らないという方針は、子供の矯正はしないということを言っています。子供の矯正をしたとしても、十分なスペース確保ができなければ、その治療がムダになり、娘さんの場合にはその可能性が高いという考えなのではないでしょうか。
2件目の、子供の矯正をスタートしてしまって、歯並びを広げつつ様子を見るという方針では、上手くいけば大人の矯正をしないで済むかもしれませんが、上手くいかなければ大人の矯正もすることになり、矯正期間としてはかなりの長期になるというものだと思います。
どちらの意見も間違いではないと思いますので、相談者さんが納得できる方を選べば良いと思います。
ただし、現在8歳という娘さんの歯の生え方で、上顎左右側の2番もまだ生えていないとすると、永久歯が生えそろうのに6〜10か月後というのは大変早すぎると思いますので、1件目の医院には確認して頂いた方が良いと思います。ご検討下さい。
1件目の、生えそろうまでは永久歯に触らないという方針は、子供の矯正はしないということを言っています。子供の矯正をしたとしても、十分なスペース確保ができなければ、その治療がムダになり、娘さんの場合にはその可能性が高いという考えなのではないでしょうか。
2件目の、子供の矯正をスタートしてしまって、歯並びを広げつつ様子を見るという方針では、上手くいけば大人の矯正をしないで済むかもしれませんが、上手くいかなければ大人の矯正もすることになり、矯正期間としてはかなりの長期になるというものだと思います。
どちらの意見も間違いではないと思いますので、相談者さんが納得できる方を選べば良いと思います。
ただし、現在8歳という娘さんの歯の生え方で、上顎左右側の2番もまだ生えていないとすると、永久歯が生えそろうのに6〜10か月後というのは大変早すぎると思いますので、1件目の医院には確認して頂いた方が良いと思います。ご検討下さい。