スイートピーさんの相談
二点教えて頂きたいことがあります。
私は出っ歯が気になり矯正を始めました。
上下4番を抜歯し犬歯移動をしていたのですが、段々と前歯しか噛み合わなくなってきました。
最初はこんな時期もあるのかと思っていましたが、あまりにも物が噛めないのでよくよく歯を観察してみたところ、前歯が垂れ下がってきていて、それが原因で過蓋咬合になっているようです。
出っ歯で気付かなかっただけで元々過蓋咬合だったのかもしれませんが、それにしても下がりすぎの様な気がします。
ガミースマイルのように、笑うと歯茎が露出する様になってしまいました。
高さとしては、5番の歯の先端と、前歯の歯茎の境目が同じ位置にある状態です。(説明しづらく申し訳御座いません…)
これを先生に伝えたところ、犬歯移動を中断し過蓋咬合改善の治療をすることになりました。
丸いワイヤーから四角く太いワイヤーに変わり3ヶ月ほど経ちますが、あまり改善されていないように感じます。
前歯の圧下は難しいと言われていたり、アンカースクリューを使って圧下している方もおられ、このまま改善されるのか疑問に思っています。
また、犬歯移動と前歯の圧下は同時にはできないものなのでしょうか?
あともう一点は、太いワイヤーになればなるほど奥歯のブラケットの穴?が小さく通し辛いのか、ものすごく力づくで通されることが多くなりました。力づくでしか動かないワイヤーが歯の動きに合わせて動くイメージが沸きません。でもこんなものなのでしょうか?
次回の調整時に同じ質問をするつもりですが、噛み合わないことは何度か先生にも伝えていたものの、明確な原因を示して頂けず、こちらから過蓋咬合じゃないですか?と指摘してやっと噛み合わせの治療に入ったので、少し不信感を抱いてしまっています。念のため別の先生の見解も参考にさせて頂きたいため相談しました。よろしくお願いします。
- 医療法人愛美会 アイ矯正歯科クリニック
- ( 神奈川県 横浜市鶴見区 )
- 2020-03-23 15:51:00
前歯の圧下(上方への移動)は難しい治療です。特に上顎前歯は難しいです。そのために四角の断面を持つワイヤーに変更するのは妥当です。正しいです。さらに後方のチューブにも入りにくいです。これはブラケットの溝とワイヤーの太さが同じぐらいだからです。
歯の移動方向を上方に特定するために角ばった断面をもつワイヤーに替えます。細い丸い線ではブラケットの中でワイヤーが自由に回転する事ができます。角ばったワイヤーであれば方向を決められます。それは正しい治療です。それでも中々上顎前歯は圧下してくれません。そこでアンカースクリュウあるいはJフックを使用するという場合もあります。しかし、アンカースクリュウは前歯の上方の骨に埋入するためにとても審美的ではありません。耐えられないかもしれません。私は正直申し上げておこないません。Jフックは取り外しができるために使用時間が問題かもしれません。
上下小臼歯を抜歯すると前歯は後方に傾斜あるいは移動し始めます。そのために過蓋咬合になったのかもしれません。犬歯の後方移動は可能です。担当医はこれ以上の後方移動は必要ないと判断したのかもしれません。
治療が成功する事を祈っています。
- スイートピー(33歳 女性 会社員 )
- 2020年03月23日18時31分
担当医の治療法が間違っていないことにまず安心しました。
前歯の圧下については出来るだけ理想の位置まで持っていけるよう、希望を伝えながら根気よく治療をしていくしかないですね。
犬歯は移動を始めたばかりで中断したため、ほぼ抜歯した時のままで止まっています。圧下しながらでも可能とのことなので次回先生に相談してみます。
あまり口数の多い先生ではないため不安に感じることもありましたが、疑問に思ったことは口に出して伝えていこうと思えました。
お忙しいところありがとうございました。