むっくさんの相談

カテゴリ:その他

治療中の歯列矯正について

  • 投稿者 むっく さん [43才 男性 会社員] 2019/12/29/ 16:11
  • カテゴリー 歯列矯正 その他 治療中
  • お悩みの歯 上あご右1番 上あご右2番 上あご左1番

 子供(18歳)が2018年12月よりプレートタイプの保定装置による保定観察中だったのですが、2019年4月に進学のために引っ越したことから、クリニック間で引継ぎをしてもらったうえで転院し、以前と同様に保定観察中の状況で、転院してからは5回通院しています。また、2019年8月の帰省の際に親知らず(4本)の埋伏歯抜歯術を行っています。
8月の帰省時に保定装置がはずれ、元通院していた歯科を受診しました。その際に上顎正中離開気味であり、転院先のクリニックに連絡してくれたそうです。

 この度12月の帰省で戻ってきた際に矯正終了時の写真と比較確認したところ、上の歯の正中歯に隙間あるのと傾きがあったので、急遽引越し前に通っていた矯正歯科に診察してもらいました。その結果は「上顎正中離開」と「上顎右側中切歯の唇側傾斜」の後戻りがあるとのことでした。子供から状況を聞くと、①以前から上顎の保定装置は少し外れやすい状況にありそのたびに調整してもらっていた。9月に受診した際に次回外れるようなことがあれば、マウスピースの作成を提案されていたようです。
②上顎の保定装置が外れたのに気づかず、1.5カ月経過した時期があった。
③転院先の先生からは特に後戻りについての指摘はなかった。以上の状況から質問なのですが、

1)医師の指示通り受診をしていても後戻りが発生することは考えられるでしょうか。
2)保定観察中において担当医が後戻りに気づかないことや気づいていても患者の申し出がなければ言及しないことはあり得るのでしょうか。
3)上段の診断において、保定の中で元に戻せるような調整ができる可能性はあるでしょうか。

以上、宜しくお願いします。

読ませていただきました。

まず、治療前の歯並びで正中離開はありましたか?後戻りは元に戻る。治療前に戻る事を注意します。転院はその点では不利になります。やはり治療した先生の感覚までは伝わりにくいです。転院は私はお勧めしません。私の歯科医院では最初に確認して転院できない事を納得して頂いた方しか治療をしません。それぐらい微妙な所があります。

もし最初から正中離開、あるいはすきっ歯(空隙歯列)の場合は後戻りは要注意です。後戻りしやすいです。保定期間中は何か月に1度の来院でしたか?基本的にはリテーナーを使用していれば後戻りは起きません。使用時間、使用期間、最初の症状によって来院間隔を短くしたり、長くしたりします。難しい症例でも患者様が24時間しっかりと保定してくれる患者様は後戻りの心配は要りません。その患者様の場合は4か月間隔で拝見します。しかし、リテーナーの使用が悪い患者様には2か月間隔で通院してもらい、保定の重要性を説明します。

正中離開をリテーナーの調整で改善できない場合は、短期間ブラケットを装着して治療する可能性があります。その後はしっかりと固定式の保定装置(歯の裏側にワイヤーを接着)するタイプの保定装置でしかっり保定する事をお勧めします。

残念ですが歯は一生を通じて動きます。それを防ぐのはリテーナーしかありません。

治療が成功する事を祈っています。
  • むっく(43歳 男性 会社員 )
  • 2020年01月07日20時50分
矯正治療の開始は幼児期の2008年から開始し、2018年12月から固定式のリテーナー(上下の歯の裏に細い針金をつけています)を使用して保定しています。定期的な受診は3カ月に1回の頻度で通院していました。その間に保定器具が外れ臨時的に受信したことがありました。このような状況で約1年経過し、後戻りが発覚しました。そのような固定式リテーナーでも後戻りすることがあるのでしょうか。固定の仕方が悪かった可能性はあるでしょうか。
ご返信ありがとうございます。

実はわずかな量ですとあります。固定式ですと裏側からワイヤーで接着されているはずなのですが、少しの量ならあります。不思議に思われるかもしれません。

私どもの歯科医院ではそれを防ぐために固定式の保定装置でもクリタイプ(透明なマウスピース様)とwrap-around typeのリテーナーのトータルで3種類は必ずお作りします。必要がないとお考えになる矯正歯科医もいるかもしれませんが、遠方からの来院も多いので幾重にも対策をしています。
いろいろと転医の件で大変なことだと思います。

当院でも転医で来られた、または転位で行かれた患者様への対応は大変で気を遣っております。
きちんと引継ぎをしていても微妙なことは起こりうる可能性はやはりあると思います。おしゃっておられることは心情的には理解できますが帰省のたび前医を受診できるのであれば前医にずっとみていただくのがよかったのかもしれません。ご質問の1)の保定装置がはずれて結果的に放置されていたことで後戻りが発生することは十分考えられます。特に保定の最初の頃はそうです。受診は経過観察ですので。2)やはりそのあたり患者さまの方からも少し戻ったように思う旨お伝えいただけるとよかったのではないでしょうか?3)費用が発生する、しないなどの問題はありますが最近はカスタムメイド型矯正装置(マウスピース、アソアライナー、インビザラインなど)で元にもどるよう微妙な矯正も可能ですし部分的に再度矯正装置をつけて直すことは可能です。回答になっておりましたら幸いです。矯正治療に後戻りはきってもきれないように考えておりますがそのために保定期間があるということをご理解いただけますとありがたいです。


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