みかんさんの相談
カテゴリ:装置・治療法
初めまして。現在10歳の、息子の床矯正についてご相談です。約2年前8歳でかかりつけの歯科医院で進められ、床矯正を始めました。約1年間しっかり装着していて、順調に顎は広がっていますよと診察されていました。約一年前くらいに乳歯を5本くらい2回に分けて抜歯しました。グラグラした隙間から、ばい菌が入ってしまったのが原因でした。乳歯が無いと押し拡げる歯がないから装置は使えないと、床矯正は休止になり、1年くらい経ちました。
しかし、床矯正は本来乳歯から永久歯に生え変わる時期が適齢期と認識しているので、乳歯を抜いたからできないというのは、どうなのかな…と不安です。順調に広がった顎も元に戻ってしまいますよね。。この先も顎を少しでも広げないと、本矯正に移行するにしても、たいへんかな、、と不安です。先生に聞くと、押す歯がないときは、、無理ですよと言われます。
先生は説明も丁寧でよい先生です、この前顎を広げなくていいのでしょうか。前歯の上真ん中2本は、隣のはを正しく生やすために、ワイヤで固定しています。虫歯などのトラブルはないです。どうぞ、アドバイスよろしくお願い致します。
- 医療法人愛美会 アイ矯正歯科クリニック
- ( 神奈川県 横浜市鶴見区 )
- 2018-07-24 14:18:00
読ませていただきました。
矯正治療は矯正専門歯科医院で受けていますか?矯正歯科医が治療しているのなら心配は要らないとは思います。
記載されている通り乳歯を側方に広げて並べる場所を作るという事は永久歯の排列のために行うことではあります。しかし、それほど多くの場所を作ることはできません。わずかです。さらに顎の骨は広がりません。骨格にはほとんど影響はありません。そこで歯を少し移動する事による拡大しかおこりません。
はじめに矯正歯科医ですか?とお聞きしたのは、もし歯列を側方に拡大して乳歯を抜歯して歯が少くなったという現状でも6歳臼歯である第一大臼歯ははえているはずです。第一大臼歯から装置を作れば広がった歯列は維持できます。リンガルアーチ(舌側弧線装置)を使用すれば容易にできます。これはこの年齢の患者様の永久歯萌出スペースの確保や拡大した歯列弓の維持によく使用します。
現在、息子様は永久歯の前歯と第一大臼歯がはえているはずです。その間の犬歯、小臼歯ははえ替わりの時期です。これは正常です。必要であれば拡大した歯列を維持する装置はあります。
治療が成功する事を祈っています。
矯正治療は矯正専門歯科医院で受けていますか?矯正歯科医が治療しているのなら心配は要らないとは思います。
記載されている通り乳歯を側方に広げて並べる場所を作るという事は永久歯の排列のために行うことではあります。しかし、それほど多くの場所を作ることはできません。わずかです。さらに顎の骨は広がりません。骨格にはほとんど影響はありません。そこで歯を少し移動する事による拡大しかおこりません。
はじめに矯正歯科医ですか?とお聞きしたのは、もし歯列を側方に拡大して乳歯を抜歯して歯が少くなったという現状でも6歳臼歯である第一大臼歯ははえているはずです。第一大臼歯から装置を作れば広がった歯列は維持できます。リンガルアーチ(舌側弧線装置)を使用すれば容易にできます。これはこの年齢の患者様の永久歯萌出スペースの確保や拡大した歯列弓の維持によく使用します。
現在、息子様は永久歯の前歯と第一大臼歯がはえているはずです。その間の犬歯、小臼歯ははえ替わりの時期です。これは正常です。必要であれば拡大した歯列を維持する装置はあります。
治療が成功する事を祈っています。
- みかん(10歳 男性 会社員 )
- 2018年07月24日17時02分
早速のご回答、ありがとうございます。通院しているのは、矯正専門ではなく、歯科と矯正歯科で、普通の治療の患者さんも多いです。ご回答では、奥の6歳臼歯と前歯の永久歯があれば、可能とのこと、、やはり乳歯が抜けたからもうやらないというのは疑問です。毎回診察の時は装置を持参しますが出番なく、1年以上経ちました。しっかり装着するのを守っていた子なので残念です。今更かもしれませんが、次回先生に聞いてみたいと思います。なかなか聞きにくいのですが。。
- みかん(10歳 男性 会社員 )
- 2018年07月24日18時30分
息子の装置は、上下1セット、真ん中にダイヤルがあって少しずつ回し広げていくものです。このタイプでは、間の乳歯が抜けている時期は不可能なのでしょうか。。
- 医療法人愛美会 アイ矯正歯科クリニック
- ( 神奈川県 横浜市鶴見区 )
- 2018年07月24日18時57分
乳歯がなくなってしまいその装置をお口の中で維持する事が不可能になったのではないでしょうか?しかも5歯抜歯したのでその歯に引っ掛けていた所がなくなったためではないでしょうか?
気になるのは第一大臼歯が前方に移動しないか?という事です。
乳歯の早期の脱落(はえかわりの時期よりも早く抜けてしまった)ではその後にはえてくる永久歯の萌出は遅れます。なかなかはえてこない事があります。そうすると第一大臼歯は前方に移動します。それは第一大臼歯の後ろにはまだはえてはいませんが第二大臼歯があるからです。第一大臼歯の前方移動は側方歯(犬歯、第一小臼歯、第二小臼歯)の萌出する場所をうばうことになります。第一大臼歯の前方への移動を防ぐ必要があります。側方歯の萌出スペースを確保しておく必要があります。
そのためにリンガルアーチは有効な装置です。乳歯が抜けたままでよいか?と言うのも気になるところです。
- みかん(10歳 男性 会社員 )
- 2018年07月28日09時21分
ご返答ありがとうございます。有効なやり方があるのですね。よく分かりました。詳しいご説明ありがとうございます。乳歯を抜いたなら尚更狭くなる可能性があるのですね。なかなか素人が先生に発言しにくいのが実情ですが、出来る限り質問して、先生のお考えを聞いてみます。ありがとうございました。