じゅんさんの相談

カテゴリ：装置・治療法

矯正の噛み合わせについて

幼児から、反対咬合で矯正を始め、今、中学2年生です。11月末で終了と言われました。
しかし、反対咬合は治りましたが、噛み合わせが浅く、上の歯が出ており、出っ歯のような状態になっています。出方が不自然で、装置を外すと、今度は、出ている事に悩みがうつるように思います。
治す方法はあるのでしょうか?

こんにいちは。おかだ矯正歯科クリニックの岡田　欣也です。
反対咬合を治療した場合、良くあることかもしれなせん。

骨格は反対咬合なので、ある程度出っ歯ぽくなるのは仕方がないかなと思います。


どのような治療を受けられたのかは不明なので、正確にお答えすることはできませんが、あまりにひどい場合は、抜歯を伴う矯正を行うこともあります。

どちらにしても、今の主治医の先生に良く相談されるほうが良いと思います。　では　失礼させていただきます。

ご相談ありがとうございます。
反対咬合の治療についてのご相談ですね。　
　反対咬合が治って逆に上の歯がでているということであればそれはオーバーコレクションと言って反対咬合治療後の後戻りを考慮した適切な治療法だと思います。
　ですので不安なのであれば主治医にご相談されるのが良いと考えます。
読ませていただきました。

おそらく骨格性下顎前突（反対咬合）で治療をなさったのだと思います。

この場合ですが、上下の顎骨の前後方向での位置関係が下顎骨が上顎骨に比べて前方にあります。骨格的な不正を歯の傾斜角度で是正しています。そのために上顎前歯は前方に傾斜させて出っ歯のような角度にして、下顎前歯は逆に内側に傾斜させてなんとか反対咬合ではない状態にしています。根本的な改善は外科矯正になるのかもしれません。これは程度の問題です。

じゅん様の場合は骨格の上下の問題を歯の傾斜でカモフラージュしている状態です。従って骨格の問題が改善されない限り難しいと思います。

もし骨格的な問題がそれほどでもないのであれば改善できます。どちらにしても装置が外れる前に担当医に相談してください。

治療が成功する事を祈っています。
  • じゅん(51歳 女性 主婦 ）
  • 2017年11月15日15時25分
ご丁寧な説明有難うございます。
娘は、中学２年生で、まだ成長過程にあると思います。
骨格に問題がなければ、矯正を続けていれば改善さられる可能性も有るという事でしょうか？
お忙しい中、申し訳ありませんが、助言頂きたく宜しくお願い致します。
現状の上下顎骨の前後的な位置関係によります。女子の場合は大部分の方は中学生のうちに身長など骨格の大きな成長は終える傾向にあります。個人差はもちろんありますが、男子のように高校生になってからさらに大きく成長する人の率は少ないと私は考えています。男子は中学生の頃はまだ子供っぽい感じを受けるのはそのせいです。

一般的には18歳の女性の平均身長は158�僂任后�ご両親の身長ももちろん反映されます。思春期には下顎が成長します。そろそろ下顎骨の成長の時期の終わりごろです。上顎骨は思秋期よりも早い段階で成長が止まります。従って上下顎骨の位置関係は残念ですが改善しません。従って下顎が今後どれだけ成長するか？現状の上下顎骨の位置関係は？これによります。顎骨の位置を歯の角度で補うといった事を成人矯正では主に行います。お嬢様も14歳ぐらいだと思います。成人矯正に近い領域に入ってきています。

外科的に下顎骨を後方へ移動する手術は成長の安全域を考えると18歳以後になります。

上下顎骨の不調和はどなたでもあります。これを完全にするのはお顔が作れる？という事にもなります。残念ですが今の矯正治療はそこまでではありません。今後もその領域にまでには発展しない思います。個性を超えた成長があった場合に外科矯正をお考え下さい。

長くなって申し訳ありません。また歯科用語は平易な言葉なくわかりにくいと思います。ご容赦ください。お嬢様の治療が成功する事を祈っています。

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