9歳男の子の母親さんの相談

カテゴリ:治療の開始時期

9歳の反対咬合治療について

初めまして。9歳の息子を持つ母です。
息子は噛み合わせが悪く、下の歯が上の歯の前に出てしまう状態です。
今、やっと小児矯正歯科に通い、レントゲン、型どりをして、これからどうするかのお話を先生としている現状です。

先生からは、上の顎が成長し切れてないので、大人の歯が出てこれない。
10歳までが上の歯の成長期間なので、上の歯を広げ、夜に歯を前に出す装置をつけるけれど、上の歯の成長期間が近いから、どこまで前に出るか…。そうなると手術という選択も出てくる。ときちんとお話してくださいました。
自分の小児矯正歯科で通うのもいいし、矯正歯科や口腔歯科に通うという選択も与えてくれました。

正直、小児矯正歯科と矯正歯科の違いがよく分からなかったのですが、これから長く治療するに当たって、他の矯正歯科さんでも見てもらおうと思っています。
でも、「9歳だと治療が遅すぎる」と、通っている最中何度も何度も言われて、11月で10歳になってしまうので、他の歯医者さんに行く時間すら勿体ないと思うくらい、どうしても焦ってしまいます。

9歳、10歳になっても治る見込みはありますか…?

歯科検診では大人の歯に生え変わってからでも大丈夫だと言われ、安心していたのもありますし、小学校に入ってから、いじめや引越しなどが相次ぎ、子供にも私にも心に余裕がなかったのもありますが、それでも歯医者さんに行ける時間はあったし、反対咬合は明らかに私の家系の遺伝子なので、このまま治らず、手術になってしまったらと思うと、私のせいでしなくてもいい辛い思いをしてしまうんだと、息子に申し訳なくて申し訳なくて…不安になってしまいます。

結論から言いますと矯正歯科医院へ行かれてください。さらに育成、更生医療指定医療機関の資格を持っている医院を選択してください。もし将来手術が必要になった場合はこの資格のある歯科医院ですと健康保険で治療が可能になります。ただし今の年齢では適応にはなりません。

小児歯科は簡単に説明すれば乳歯を対照に全般的な治療を行う歯科医院です。これは矯正歯科医院とは違います。歯並びの事は矯正歯科医院です。

言われたように上顎骨の成長時期は10歳頃にピークが来ます。その点では急がれた方がよいですが、1か月遅れたから手遅れという治療ではありません。年単位です。7歳ぐらいからがベストです。さらに13歳から15歳が下顎骨の成長時期になります。長期間にわたります。従ってこの意味でも矯正治療はお子様から小児歯科ではなく矯正歯科です。

遺伝と言う事もありますが意外に思われるかも知れませんがそればかりではありません。親子で治療した経験があります。必ずしも同じではありません。お母様が私の責任だと思わないですください。矯正歯科に行かれて治療ができる事がお子様に取って幸せな事だとお考えください。

治療が成功する事を祈っています。
  • 9歳男の子の母親(37歳 女性 主婦 )
  • 2017年06月01日19時41分
ご回答ありがとうございます!
後悔と不安ばかりだったので、はっきりとした回答を下さって本当に助かりました。

早速、矯正歯科医院。更生医療指定医療機関。更に、他の先生からのご回答も参考に、顎変形症の治療をしている病院を探して電話をしてみました。

総合病院で、矯正歯科とネットで書かれていたので連絡したのですが、聞けば診療科は、口腔歯科になるそうです。

電話では、受付の方が、場合によってはオペも必要となることもありますが、いきなりそんなことはしないし、矯正もしています。とお話ししていました。

ネットでの口コミですが、丁寧な処置をしてくれるようです。

もう一つ、個人歯科で、顎変形症の治療はしていませんが、更生医療指定医療機関で、矯正専門歯科医院がありましたが、この場合はどちらを受診した方がいいでしょうか。

色々質問してしまって申し訳ありません…
  • 9歳男の子の母親(37歳 女性 主婦 )
  • 2017年06月01日22時29分
何度もすみません……!
必要か分かりませんが、追加情報を。
総合病院の口腔歯科の先生2人で、遠くの大きなから月に1回数時間かけて来ているみたいです。
ホームページでは、先生の紹介で、日本口腔外科学会専門医となっていました。

個人歯科の方は、ホームページで、矯正を専門としているとはっきりと書かれてました。
医院長の紹介も、日本矯正歯科学会認定医となっていました。
もし外科手術が必要になった場合の事を記載させて頂きます。

外科手術は18歳以降だとお考えください。成長が終わり安定した時に行います。高校を卒業し大学生になる頃です。

いきなり手術をするわけではありません。矯正歯科医がその準備をします。術前矯正です。顎の骨を手術するわけですからただ顎の骨を切除しても噛み合う事はできません。手術前に手術後の状態を想定して矯正治療を行います。そして準備が整ったら大きな病院の口腔外科へ手術の依頼を出します。もちろん矯正治療を始める前に口腔外科医と矯正歯科医は話し会って方法を決めています。矯正治療が始まる前に口腔外科へ来院するように紹介状を書いてくれます。手術は約2週間の入院が必要になります。そして退院した後は手術後の矯正治療を行います。手術する前の矯正治療では並びきらない部分があるからです。最終仕上げの矯正治療を行います。そして保定に移ります。こういった過程をへて外科矯正は行われます。

手術は総合病院の口腔外科か大学病院の口腔外科になります。全身麻酔で行いますのでこのくらいの大きな病院でないとできません。ただし、矯正治療は育成、更生医療指定医療機関の資格を持つ矯正歯科専門歯科医院で可能です。手術が必要となった時点から健康保険に切り替わります。すべてが健康保険になります。

手術は珍しい事ではありません。私ども医院でも年間何例もあります。また口腔外科の進歩は著しく手術を希望されて来院される患者様もいます。

長くなりました。とても不安だとは思いますが、育成、更生医療指定医療機関の資格を持つ矯正歯科医院であれば転院する事なく、もし手術が必要な状態になってもそのまま対応してくれます。これは大きなメリットです。患者様の事をよく知っているという事です。
  • 9歳男の子の母親(37歳 女性 主婦 )
  • 2017年06月02日23時29分
ありがとうございます!
詳しく教えて頂いて…手術の可能性もあるという言葉だけが頭に残り、詳しい事が分からず、先が全く見えていなかったので、本当に助かりました。
不安も後悔も断つことは出来ませんが、今は今出来ることに集中します。
先生から頂いたアドバイスを参考に、明日育成、更生医療指定医療機関の資格を持つ矯正歯科医院さんに、とりあえず見てもらうことになりました。
小さな町ですので、育成、更生医療指定医療機関の資格を持つ矯正歯科医院さんが一件しかないので、念のため、他の矯正専門歯科医院さんに何件か相談しに行こうと思っています。
だいぶ前向きに、落ち着いて動くことが出来るようになりました。
お忙しい中、長々と相談に乗って下さって、本当にありがとうございます!
それは良かったですね。私もとてもうれしいです。ありがとうございました。お母様が一生懸命お子様の事をお考えになっている事はとても素晴らしい事です。きっとよい結果になります。
御相談内容拝見いたしました。

順に回答いたします。
・口腔外科に行かれても意味がありません。矯正治療を行う診療科ではありません。

・小児歯科での矯正は永久歯が生えそろうくらいまでの軽度な状態でしたら良いかと思いますが、反対咬合の治療は長期間の治療が必要です。小児歯科医はあくまで小児の時期の歯科的問題を全般的に対応するところです。矯正治療というのは小児の時期に歯並びをきれいするという目的ではありません。将来の矯正治療の準備期間です。
小児歯科で治療開始されても、いずれ矯正歯科の受診が必要になります。矯正は自費の治療です。余計な出費がかかります。


・反対咬合の家系ですと将来手術になる可能性がないとは言えませんが、このまま放置しておくのは最悪の決断です。今からでも遅くはありません。矯正専門の歯科医院、できれば顎変形症の矯正治療も行えるところに行かれるのが良いです。

  • 9歳男の子の母親(37歳 女性 主婦 )
  • 2017年06月01日19時52分
ご回答ありがとうございます!
学校のトラブルも私が気づくのが遅く、子供に長い間辛い思いをさせてしまい、今回もまた自分のせいでこんなことになってしまったと不安ばかりだったので、きちんと今後の事を考えて、子供と頑張ります!

ご回答参考に、矯正歯科。顎変形症の治療をしている総合病院に電話してみたのですが、
よく聞けば、矯正もしているが、診療科は口腔歯科になるとの事でした。

電話では、受付の方が、場合によってはオペも必要となることもありますが、いきなりそんなことはしないし、矯正もしています。とお話ししていたのですが…,

もう一つ、個人歯科で、顎変形症の治療はしていませんが、更生医療指定医療機関で、矯正専門歯科医院がありましたが、この場合はどちらを受診した方がいいでしょうか。

お忙しいところ申し訳ありません!
よろしくお願いします
顎変形症の治療をしていない更生医療指定医療機関では意味がありません。
治療をしている矯正専門の歯科医院を探していただくのが良いと思います。
総合病院の口腔外科は、矯正治療を行う先生を確認してください。

  • 9歳男の子の母親(37歳 女性 主婦 )
  • 2017年06月02日23時39分
ありがとうございます!
総合病院の口腔外科は、紹介状を持っていないとダメだと断られたので、矯正専門歯科さんに明日歯の具合を見てもらうことになりました。
小さな街で、顎変形症の治療を行っている矯正歯科さんが、その総合病院だけなので、まずは矯正歯科にかかり、先生と相談して、必要によっては、総合病院への紹介状を書いてもらおうと思っています。
丁寧なアドバイスを下さって、本当にありがとうございます!
ご相談拝見いたしました。
お子様の状態を見てない状況での回答となりますので、参考程度に
とどめていただきたいと思います。

9歳10歳でも治る見込みがあるかについてですが
小児歯科の先生がお話のとおり、上顎の成長は10歳で終了することが多いですが、10歳以降に治療を始めたから治らないといったものではありません。永久歯が生えそろった状況で開始する本格治療の際に永久歯の抜歯や手術をなるべく避けるための治療として行う治療なので、早いに越したことはありませんが、11月の誕生日を迎えたら、急に遅すぎるから治療が出来ずに、手術が確定するわけでもありません。

焦ってしまうお母さまの気持ちもわかりますが、矯正専門医にも相談に行く時間をとり、矯正専門医の意見をお子さんのお口の中や顔を見せた状態でご相談することをお勧めいたします。
  • 9歳男の子の母親(37歳 女性 主婦 )
  • 2017年06月02日23時46分
ご回答ありがとうございます!
「10歳まで」「手術する可能性もある」という言葉だけに囚われて、焦りと不安だけで行動してしまっていたので、
10歳でも少しでも治る可能性があると聞いて、少し安心しました。
明日、矯正専門歯科さんに1度見てもらうことになりました。
私の焦りが息子にも伝わっていたらしく、不安にさせてしまったので、きちんと先生と相談させていただいて、今出来ることをやっていこうと思います。
お忙しい中、時間を割いてくださいまして、本当にありがとうございます!
質問を読ませていただきました。
まず、小児矯正歯科と矯正歯科の違いですが、私にも良くわかりません。大学の歯科矯正科では小児、成人、外科矯正の全ての症例を治療し、学会が発行する認定医をとったりします。中には小児歯科の先生で咬合誘導を行う先生もいらっしゃいます。ちょっと、この文章からでは、その先生がどのような経歴を経ているのかわかりません。
一般的に反対咬合の場合、現在の矯正治療では、反対咬合が見つかったら早期のアプローチを行います(早ければ、3歳から)文章の中にもあるように、小児の段階では骨格の成長を利用して治療しますので出来る時期が限られます。ある程度成長が終わりに近づくと効果がありません。私自身も反対咬合で、10歳くらいで始め一旦正常な歯並びになりましたが高校くらいになると下顎が伸び大学生で外科矯正をしました(私の場合、オペしなくても治りましたが、このような大学に入ったのでよりベストな治療とのことでオペをしました)

私の意見では、上あごの成長が少ないのであれば、現時点で上あごの前方成長を促す装置をトライしてみると思います。上あごが成長してくれればそのまま良い骨格の成長になる可能性もあり、また、十分な成長ではなかったとしても、手術だけは回避できるかもしれません。
あと、外科的な矯正となると矯正も手術も保険が適応になります。(小児の場合は確定診断が出来ないため、自費診療となります。大体女性では16歳、男性では18歳くらいで確定診断が出来ます。)
あと、反対咬合に関しては成長が絡むので経過を長く見ていかなければなりません。ですので、将来的なことも踏まえて、経時的な成長の変化を記録するためにも一箇所の医院にかかることをお勧めします。また育成医療(保険の矯正ができる)矯正専門医か大学病院をお勧めいたします。




  • 9歳男の子の母親(37歳 女性 主婦 )
  • 2017年06月02日23時55分
詳しく教えてくださってありがとうございます!
息子に対してまだ申し訳ない気持ちでいっぱいですが、先生の実体験を聞かせていただいて、息子に頑張ってもらわなければいけないという覚悟がやっと出来てきました。
何件かの矯正専門歯科さんに診断をして頂けることになったので、よく先生と相談し、息子ともちゃんと話し合い、今後の事を決めていこうと思います。
的確なアドバイス、本当にありがとうございます!

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