Chiiさんの相談

カテゴリ:抜歯について

永久歯の噛み合わせ

7歳の子供ですが、歯の隙間がないので矯正相談に行ったら、永久歯が上両5番目がない・上下右2番目がねじれて生えてくると言われました。それで、一期治療から始めれば、乳歯は抜歯するが、永久歯は抜歯しなくてもよいと言われました。ですが、それだと永久歯は、上12本・下14本になり、噛み合わせなどが大丈夫なのか心配です。上下、歯の数が異なるのに、大丈夫なのですか?

お問い合わせありがとうございます。
上の歯が2本少なくて咬合させる方法は、決しておかしいことはないですよ。
一方、
先天性欠損に対する矯正は、担当する先生により、いくつかの意見に分かれやすいです。ないと思っていた歯が、かなり遅れて歯胚が作られた症例や、乳歯が40−50歳まで残って機能している症例とか、また、親不知を大きくなって移植するような症例などなど、矯正以外でも、多くの選択肢があります。もちろん、書かれているように、抜歯で永久歯をよせることも可能でしょうが、
先欠があるから7歳から治療するというのが、気になりますが、大人になっても、矯正も含め先欠の部分に対する処置はいくらでもあります。おそらく、担当の先生も実際は、そのように言われたんではないでしょうか?不安ならもう一度、よく相談されてみてはいかがでしょうか?
読ませて頂きました。

大丈夫な場合もありますが、2期治療は必要になるはずです。2期治療というのはブラケットを装着してでの治療ですね。それは必要です。患者様が求めている程度にもよりますが、ブラケットを使用して最終的な歯の排列は必要になるのが一般的です。

上の歯が出ている、あるいはでこぼこが激しい。しかし、下の歯はそれほど悪くない場合は上だけの抜歯で治療が解決する事は多くあります。それでもブラケットは必要です。特に上下2番目の歯がねじれているという記載を見るとこれは2期治療が必要ではないか?と思います。

最近、矯正治療に入り安くするために1期治療、2期治療と分けた料金制度をする医院が多くあるようですが、永久歯がすべて生えそろうのは第二大臼歯がしっかり噛んで終わりになる事を考えると12歳から14歳までは最低でも治療に必要です。その後に保定が必要になるのが矯正治療です。2期治療は必ずとは言いませんが、必要になることも考えていた方がよいです。

治療が成功する事を祈っています。
レントゲン写真や口腔内写真、顔面写真、模型がないので正確な回答にならないかもしれないのをご了承ください。
まず、上顎両側5番目(第二小臼歯)が先天的欠如しているとの事ですが、今存在している第二乳臼歯が成人まで残るのか、あるいは脱落するのかは歯科医でも定期的に診ていないと診断できません。上下の歯の数に関しては、定期検診が大切と考えます。
次に上下の前歯のねじれの事ですが、確かに今一期治療で乳歯を抜歯して矯正すると上下の前歯はきれいに並ぶでしょう。しかしそれは例えれば、借金を後回しにしているだけの治療になってしまう場合があります。つまり前歯で不足したスペースを後方に移動させているだけで、結局上下顎の犬歯の後方あたりでガタガタになる可能性があります。
矯正治療では前歯に注目が行きがちですが、最重要なのは第一大臼歯(6歳臼歯)が正常で咬んでいるかなのです。
それを基本に前歯を含めてトータルに治療していきます。
回答としましては、上下の前歯の重なりは今は気にせず定期検診とホームケア―で特に上顎第二乳臼歯を含め、むし歯予防に努められるべきと考えます。
そして適切な時期(10歳頃)に一期治療を考えても遅くないと思います。
最終的には12歳臼歯(第二大臼歯)を正確に並べて矯正治療は終了となりますので、あまり長期になり過ぎるとブラケットカリエス(むし歯)の方が心配です。

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