もりさんの相談
カテゴリ:その他
矯正のセファロ分析の数値とプロフィログラムが合わず疑問が湧いています。
ノースウェスタンダウンズ法での分析で、10y3mのステージと比較し、SNAは平均値より5度ほど小さく、SNBは平均値とほぼ同じ値でした。
ANBは4.7の平均値に対し、0となっています。この結果から、上顎が劣成長で下顎は普通の骨格性の受け口と診断されました。
同時に平均値のプロフィログラムと重ねた図をいただきました。観察すると、SとFHを基準にして重ね合わせてあるのですが、平均値の形に対して、本人は上顎が後ろにあり、下顎が前にあります。上顎が後ろにある距離と同じくらい下顎も前にあります。
数値では単純に上顎のみの劣成長を表しているのに、プロフィログラムでは下顎も過成長しているように感じます。これはFHを基準に合わせているせいでしょうか?
実際はどうなのか?数値とプロフィログラムに差があるのはどうしてなのか?教えてください。よろしくお願いします。
- 医療法人愛美会 アイ矯正歯科クリニック
- ( 神奈川県 横浜市鶴見区 )
- 2016-04-14 16:35:00
もり様
記載されている通り基準平面違いの可能性が高いです。
本来、人間の体の中で成長などで動かない点というのはありません。そこでノースウエスタンズ法は前頭蓋底のSN平面を基準にし、ダウンズ法はFH平面(眼耳平面)を基準にしていました。別々の2つの計測法を取り入れてより信頼のおける分析になったとお考えください。従って普通のセファログラムの計測にはノースウエスタンズ法とダウンズ法の2つが混在しています。
矯正担当医がこの分析結果から判断して診断し、治療計画を立てます。従って数字のまま機械的に分析結果だけで判断するのではありません。そこには矯正専門医の知識と経験などが加味されてきます。それが重要なポイントです。
記載されている通り基準平面違いの可能性が高いです。
本来、人間の体の中で成長などで動かない点というのはありません。そこでノースウエスタンズ法は前頭蓋底のSN平面を基準にし、ダウンズ法はFH平面(眼耳平面)を基準にしていました。別々の2つの計測法を取り入れてより信頼のおける分析になったとお考えください。従って普通のセファログラムの計測にはノースウエスタンズ法とダウンズ法の2つが混在しています。
矯正担当医がこの分析結果から判断して診断し、治療計画を立てます。従って数字のまま機械的に分析結果だけで判断するのではありません。そこには矯正専門医の知識と経験などが加味されてきます。それが重要なポイントです。