にろさんの相談

カテゴリ:その他

顎のずれ、噛み合わせのずれの矯正治療について

顎のずれと噛み合わせのずれに気づき、歯科に矯正相談に行ったところ右顎が左に向かってねじれていると指摘されました。また噛み合わせも左にずれていて左の奥しか噛み合わせが合ってないと言われました。そこでもし治療するとしたら、マウスピースを作成し顎のねじれ、位置を適切に戻してからワイヤーなどで治療を行うと言っていました。抜歯については必要であればするけどなるべくしないようにするとのことでした。
そこで質問なんですが、マウスピースを使用することで顎のねじれを直すことができるものなのでしょか?マウスピースで顎のずれが直るメカニズムがあまりわかりません。。

自分の顎は右顎が左にねじれて?旋回していて左顎と比べると長くみえます。
レントゲンをとった結果、左顎にくらべて右顎の骨の方が長いように見られたのですがそれは顎がねじれてるため右顎が適切な位置からずれてしまってそのように見られる可能性があると言われました。
精密検査はK-7というものを使用するといっていました。

にろ 様

顎のズレが何に原因するかと言うことになります。

記載されているように下顎の長さが骨格的に違うのに顎がのズレがマウスピースを入れたから治ると言うことは考えられません。この場合の原因は顎の骨の長さの違いによります。それを根本的に解決するには手術が必要になります。現在はめずらしい事ではありません。私の医院でも年間複数例はあります。しかも表側から白いブラケットを使用すれば矯正治療も手術も健康保険の適応になります。

もう一つ考えられるのは骨格生ではなくて歯が顎の位置を決めているような場合です。機能的な原因という事になります。上下の歯をかみ合わせていくときに歯があたり顎の位置を曲がった方向へ誘導している場合です。これは成人の方では頻度が少ないですが若年者では見かける事はあります。これなら歯を動かす矯正治療をすれば顎の位置は元にもどり治ります。

後者なら可能性がありますが前者ではご心配されているように無理です。もしご心配なら育成、更正医療の資格を持った矯正専門医院へセカンドオピニオンを聞きに行ってみてください。この資格を持った医院は外科矯正を保険で治療できる資格を持っています。また経験も他の歯科医院よりもあるはずです。K-7というのはよくわかりませんが顎の運動などを記録する装置かもしれません。上記更正、育成医療機関には顎の運動を調べる装置もあります。これは法律で義務づけられています。

疑問に思われたら他の医院の先生の意見を聞いてみて下さい。確認すると言うことは重要なことです。

はじめましてにろさん。
銀座矯正歯科の歯科医の深沢と申します。
ご相談内容拝見致しました。
今までは矯正治療の中でも骨の問題は全て手術適用症となりました。
しかし現在では矯正用インプラントが使われるようになり、インプラントで骨自体を変形させて治すことができるようになりました。
マウスピースによって顎のズレが治るかのかというご質問ですが、わずかなズレにおいては治すことができます。
ただ成人の場合マウスピースで治してもほんのわずかしかズレが治ることはないでしょう。
どういったケースがマウスピースで治せるかといいますと、噛んだ時に上の歯に誘導されて下顎がズレるというケースです。
その場合には顎の位置をマウスピースで治すということは可能です。
マウスピースとインプラントを使うことによりかなりのケースで治すことが可能となります。
ご参考になれば幸いです。

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