あいりんさんの相談
カテゴリ:その他
10歳の娘です。夜寝るときにつける装置が昨日来ました。つけた娘の歯を見たんですが、下の歯が少し出ていて、受け口みたいになっています。
下の犬歯との間に4本ある歯が2本しかなく隙間があって、このままでは、出っ歯ぎみになる可能性が大きい。どこの歯医者さんでも矯正をすすめられて
今回始めましたが、装置をつけた時の下の歯が出てしまっている歯に、矯正後、受け口みたいになってしまうのではないかと、心配です。
先生に話したのですが、正常な位置に戻す事。顔の形などは美容整形の話になる。と言われ納得して出来ませんでしたが、その日は帰って来ました。娘は喜んでいて、練習でつけていました。
つけた顔が、すごく受け口になって、顔も大きく見えて、つける前の方が正直かわいいです。娘のためにと思い矯正を決意したのですが、わざわざ受け口みたいにしなくてはいけないのでしょうか?装置をつけた時の歯は、下の歯が出た状態です。
回答よろしくお願いしますm(_ _)m
- 医療法人愛美会 アイ矯正歯科クリニック
- ( 神奈川県 横浜市鶴見区 )
- 2015-11-16 15:03:00
あいりん 様
ご心配ですね。
文面から判断すると、10歳のお子様は上顎前突(出っ歯)で治療をはじめたと言う事ですね。検査をされた結果、この上顎前突の原因は下顎骨の劣成長あるいは後方位によると言う診断ではなかったですか?
それならこの装置はよくわかります。下顎を前方に出した状態を維持しておいて下顎骨の前方への成長を惹起させて上下顎骨のバランスを改善するための物です。有名な物はアクチバトールあるいはバイオネータと言われる物でおもに夜寝るときに装着します。
その先生の説明が不足していた可能性があります。まず上顎前突には大きく分けて骨格性と歯槽性、そしてその混合タイプがあります。骨格性の物をご理解できない患者様が時々います。矯正は歯ならびだという事です。実際には歯だけではありません。ここの所の説明が不足していたと思います。骨格性の物は上顎前方位か過成長、下顎骨の劣成長か後方位、さらにその混合型です。お嬢様は下顎骨の劣成長が原因だったのでしょう。そこで下顎を前方に成長させるために下顎をわずか前方に位置させる装置を作り装着した。
夜寝るときに人は成長します。日内変動と言われる現象で昼に背が伸びるという事はなく夜に成長します。そこで夜寝るときに装置を付けて下顎を前方に位置させることによって下顎はそれに適合しようとして成長します。
一つ疑問なのは顔の形は美容整形の話だと言われたことです。顔の形は重要なことです。矯正治療でどこまで改善できるか?を説明すべきだと感じました。この装置は下の顎が前方に成長すれば上顎との間のバランスがよくなる。最終的にはきれいな横顔を得ることができます。と説明すべきだったのではないでしょうか?美容整形とは違うというのはあいりん様もわかっていることだと思います。
受け口にはならないはずです。もう一度その先生に確認されるとはっきりします。また下の歯が2歯ないと歯の問題(歯槽性の問題)もあります。骨格性と歯槽性は分けて考えると理解しやすいです。歯槽性にも2歯少ないので歯だけに注目しても出っ歯になります。上の歯の数が多いからです。
今回、あいりん様のお嬢様が使用されている装置は歯槽性の目的ではなく骨格性の問題を解決するために使われた装置だと思います。もう一度確認してみてください。
矯正歯科医は患者様が納得したかどうかを確認して症状の説明をするべきですね。私も日常の臨床の戒めになります。
ご心配ですね。
文面から判断すると、10歳のお子様は上顎前突(出っ歯)で治療をはじめたと言う事ですね。検査をされた結果、この上顎前突の原因は下顎骨の劣成長あるいは後方位によると言う診断ではなかったですか?
それならこの装置はよくわかります。下顎を前方に出した状態を維持しておいて下顎骨の前方への成長を惹起させて上下顎骨のバランスを改善するための物です。有名な物はアクチバトールあるいはバイオネータと言われる物でおもに夜寝るときに装着します。
その先生の説明が不足していた可能性があります。まず上顎前突には大きく分けて骨格性と歯槽性、そしてその混合タイプがあります。骨格性の物をご理解できない患者様が時々います。矯正は歯ならびだという事です。実際には歯だけではありません。ここの所の説明が不足していたと思います。骨格性の物は上顎前方位か過成長、下顎骨の劣成長か後方位、さらにその混合型です。お嬢様は下顎骨の劣成長が原因だったのでしょう。そこで下顎を前方に成長させるために下顎をわずか前方に位置させる装置を作り装着した。
夜寝るときに人は成長します。日内変動と言われる現象で昼に背が伸びるという事はなく夜に成長します。そこで夜寝るときに装置を付けて下顎を前方に位置させることによって下顎はそれに適合しようとして成長します。
一つ疑問なのは顔の形は美容整形の話だと言われたことです。顔の形は重要なことです。矯正治療でどこまで改善できるか?を説明すべきだと感じました。この装置は下の顎が前方に成長すれば上顎との間のバランスがよくなる。最終的にはきれいな横顔を得ることができます。と説明すべきだったのではないでしょうか?美容整形とは違うというのはあいりん様もわかっていることだと思います。
受け口にはならないはずです。もう一度その先生に確認されるとはっきりします。また下の歯が2歯ないと歯の問題(歯槽性の問題)もあります。骨格性と歯槽性は分けて考えると理解しやすいです。歯槽性にも2歯少ないので歯だけに注目しても出っ歯になります。上の歯の数が多いからです。
今回、あいりん様のお嬢様が使用されている装置は歯槽性の目的ではなく骨格性の問題を解決するために使われた装置だと思います。もう一度確認してみてください。
矯正歯科医は患者様が納得したかどうかを確認して症状の説明をするべきですね。私も日常の臨床の戒めになります。
- あいりん(45歳 女性 自営業 )
- 2015年11月16日15時27分
丁寧で、わかりやすい説明ありがとうございます!
先生の言うとおり、下顎が成長していない為、このままいくと出っ歯に見える。下の前歯が2本足りない。という事で、始めました。
装置をつけた時の形になってしまうと、勘違いしてました。
次に行った時 もう一度よく話を聞きます。少し安心しました。
本当にありがとうございましたm(_ _)m
先生の言うとおり、下顎が成長していない為、このままいくと出っ歯に見える。下の前歯が2本足りない。という事で、始めました。
装置をつけた時の形になってしまうと、勘違いしてました。
次に行った時 もう一度よく話を聞きます。少し安心しました。
本当にありがとうございましたm(_ _)m
- 医療法人愛美会 アイ矯正歯科クリニック
- ( 神奈川県 横浜市鶴見区 )
- 2015年11月16日18時48分
お役に立てたならとてもうれしいです。お嬢様の将来が楽しみですね。ご両親のしっかりとしたサポートがあればきっと治療もうまくいきます。
- 医療法人社団 野村矯正歯科クリニック
- ( 神奈川県 横浜市金沢区 )
- 2015-11-17 09:09:00
あいりんさん
ご心配は分かります。
今の装置は、下顎の成長を促す(正しい成長を期待する)装置だと思われます。所謂、機能的矯正装置です。
つけた顔が受け口に見えたりしますが、受け口にまでなることはないでしょう。
成長を見ながら、主治医の先生が判断されると思います。
そうでなくても下顎前歯が2本足りないので、出っ歯を懸念するのは当然だと思います。
口元に関しては、将来上下の前歯をひっこめる治療をするようになると思いますので、ご心配いらなかと。
まずは、先生と納得のいくまでお話ししたら如何でしょうか。
ご心配は分かります。
今の装置は、下顎の成長を促す(正しい成長を期待する)装置だと思われます。所謂、機能的矯正装置です。
つけた顔が受け口に見えたりしますが、受け口にまでなることはないでしょう。
成長を見ながら、主治医の先生が判断されると思います。
そうでなくても下顎前歯が2本足りないので、出っ歯を懸念するのは当然だと思います。
口元に関しては、将来上下の前歯をひっこめる治療をするようになると思いますので、ご心配いらなかと。
まずは、先生と納得のいくまでお話ししたら如何でしょうか。