あにゃさんの相談
カテゴリ:装置・治療法
舌小帯手術後の矯正について
12歳になる息子は生まれてからずっと、咀嚼困難や無呼吸症、下唇の吸い込みによる歯並びの乱れなどに悩んできたのですが、それが舌小帯短縮症が原因とやっと気が付いたのが、8歳のころでした。かなりきついものだったので、すぐに縫合による手術をしていただき、その後、舌の動きは完全によくなり、食事も成長も全く問題なくなりましたが、舌の悪い癖だけは治ることはなく、いまだに下唇を吸い込み、いつでも前歯2本が閉じた口から飛び出ている状態です。手術後に新たに生えてきた、上側の永久歯もかなり前へ出た状態になっており、下あごが徐々に後ろに引いて行っている感じです。歯科医にも、奥歯のかみ合わせがずれてしまっているといわれました。
矯正をしなければならないと考えているのですが舌の癖が治らない限り、歯列矯正をしても意味がない(=矯正後、再び自分の舌の悪癖で、元に戻してしまう)のが分かっているので、どうしたものか悩んでいるうちに月日が過ぎてしまっています。
どうにか舌の悪癖を直しながら矯正する方法はないのでしょうか?
本人や私の努力が足りていないことも承知しておりますが、9年近くの間つけてきた癖を直すのは本当に難しいのです。
- 銀座矯正歯科
- ( 東京都 中央区 )
- 2015-04-22 17:26:00
はじめまして、あにゃさん。銀座矯正歯科の歯科医の深澤と申します。
お子様が手術をされて大変な思いをされたとの事で、同じ親として何とかしてあげたいというお気持ちは分かります。
舌や唇の癖が原因による不正咬合は、原因を取り除かないと治るものではありませんが、今の年齢になると不正咬合が癖を助長させているかと思います。
不正咬合を治す事もその癖をある程度防止する事もできます。
矯正治療と舌の癖を治すトレーニングを併用して行うのが効果的かと思います。
ご参考にして頂ければ幸いです。
お子様が手術をされて大変な思いをされたとの事で、同じ親として何とかしてあげたいというお気持ちは分かります。
舌や唇の癖が原因による不正咬合は、原因を取り除かないと治るものではありませんが、今の年齢になると不正咬合が癖を助長させているかと思います。
不正咬合を治す事もその癖をある程度防止する事もできます。
矯正治療と舌の癖を治すトレーニングを併用して行うのが効果的かと思います。
ご参考にして頂ければ幸いです。
- あにゃ(43歳 女性 会社員 )
- 2015年04月22日17時44分
早々にご回答いただきありがとうございます。
「不正咬合が癖を助長させている」と「不正咬合を治す事もその癖をある程度防止する事もできる」という、専門の先生ならではお話が聞けてなるほど!と思いました。
矯正と舌のトレーニングの併用になるのだろう、とは考えていたのですが、良いお話が聞けたので、少し希望が持てました。
さっそく主人にも話して、今後のことを話し合おうと思います。
どうもありがとうございました。