コロちゃんさんの相談
カテゴリ:顎関節治療
顎関節症と歯科矯正について
始めまして。18歳の娘の歯科矯正について質問させて下さい。娘は中学生頃から顎関節症が酷く大きく口を開けたり、硬い物を思い切り噛むことが出来ません。それが原因なのか年に何度かは肩凝りや頭痛が酷く学校も休んでいました。歯並びも元々良くなかったのですが、近年では益々酷くなり、特に上顎が前に出てきた様に感じます。下の歯に上顎がすっぽりとかぶさる形で、噛み合わせが有りません。
歯科矯正をしたいのですが、顎関節症を治してからが良いでしょうか?
- 医療法人社団健美会 北千住矯正歯科
- ( 東京都 足立区 )
- 2015-03-10 13:34:34
頭痛や肩こりなどの不定愁訴は全てが咬み合わせに由来している訳ではありません。(顔面神経痛や血管性頭痛や耳鼻科疾患などもあります。)咬み合わせが原因は10パーセントくらいだと思います。けれども、娘さんはその可能性が高いと思われます。
また、歯は顎の上に生えているので、顎の位置で咬み合わせは変化します。顎関節症になると30パーセント位の人で顎の関節に改造(リモデリング)が起こり、関節の骨が小さくなり、下顎が後退したり、曲がったりします。
もう少しわかりやすくお話しすると、歯並びを治すことを家を建てることに置き換えると、顎関節は土地の地盤です。硬いしっかりした地盤には良い家が建ちますが、地盤が液状化した土地では家は傾いてしまいます。残念ながら娘さんの顎関節は液状化した土地です。
まず、顎関節内の炎症を取り、顎関節の安定化を図ることが大切です。液状化した土地を固める作業がこれにあたります。
顎関節が安定化されれば、しっかりした歯並びに治療できます。
つまり、顎関節の治療からはじめないと、安定した良い歯並びにはなりません。
また、歯は顎の上に生えているので、顎の位置で咬み合わせは変化します。顎関節症になると30パーセント位の人で顎の関節に改造(リモデリング)が起こり、関節の骨が小さくなり、下顎が後退したり、曲がったりします。
もう少しわかりやすくお話しすると、歯並びを治すことを家を建てることに置き換えると、顎関節は土地の地盤です。硬いしっかりした地盤には良い家が建ちますが、地盤が液状化した土地では家は傾いてしまいます。残念ながら娘さんの顎関節は液状化した土地です。
まず、顎関節内の炎症を取り、顎関節の安定化を図ることが大切です。液状化した土地を固める作業がこれにあたります。
顎関節が安定化されれば、しっかりした歯並びに治療できます。
つまり、顎関節の治療からはじめないと、安定した良い歯並びにはなりません。