犬さんの相談

カテゴリ:その他

17才、上顎左犬歯が埋伏歯。抜歯か矯正・牽引か

  • 投稿者 犬 さん [40才 女性 OL] 2014/10/09/ 17:26
  • カテゴリー その他 その他 治療前
  • お悩みの歯 上あご左3番

17歳の息子の上顎左犬歯が埋伏歯で上顎右犬歯は欠損です。よって左右ともに犬歯は乳歯のままです。埋伏歯は上顎左2番の根っこに頭をつっこんでいて、そのせいか2番は少し捻転しています。もう少しで1番の根っこにもあたりそうです。左の乳歯の犬歯は3分の1くらい根っこがとけています。埋伏歯の根っこは唇側ではなく口の中側に向かっており、左の副鼻腔の下に根っこの先端が近接しているようです。ほぼ水平な埋伏歯です。歯茎の上のほうを触ると埋伏歯の頭があるのがわかるようです。
夏休みに口腔外科(3か所)と矯正歯科(1か所)で診断を受けました。結果、12月に大学病院で埋伏歯の抜歯手術を受けることに本人の意向をふまえて決めました。しかし、私も本人も本当に大事な犬歯を抜歯してしまってよいものかいまだに迷っています。
抜歯をしてくださる口腔外科の先生は、「大事な歯だし、抜歯するのもったいない。後悔しないように矯正で牽引する方法や可能性も一度話を聞いてみたらどうか。」と矯正歯科を紹介してくれました。その矯正歯科を受診したところ「年齢的に牽引しても埋伏歯が出てくるかどうか難しいところ。矯正を始めてみたものの動揺が見られず結局抜歯ということも大いにありうる。もう4,5年早ければ・・・。根っこの感じでは矯正してみる価値はあるが、手入れや通院がこの年齢の部活や勉強で忙しい時期にできるかどうか・・・埋伏歯を牽引する力でほかの歯にも負担がかかる。いっそ埋伏歯抜歯して、インプラントという選択肢もありと思う。」というようなことをおっしゃいました。どちらの先生も埋伏歯の牽引の症例をいろいろ見せてくれました。しかしどれも10歳前後のものでした。
矯正して牽引してこれたら理想的なのでしょうが、難しそうなので埋伏歯の抜歯に決めたのですが、抜歯をすることによって1番2番の歯の神経を痛めたり、動揺や痛みがのこるのではないかとか、副鼻腔に穴が開き炎症を起こすのではないかとか、麻痺などの後遺症が残るのではないかとか悪いことばかり考えてしまいます。
ネットで検索しても矯正・牽引の症例ばかりで、抜歯の体験談などがないのは、やはり一般的に抜歯してしまうより矯正・牽引を選択する方のほうが多いというか正当ということなのでしょうか
本人に、より負担やリスクの少ない方法で後悔のない選択ができればよいのですが・・・
長々と分かりにくい文章ですが、なにか参考になるアドバイスがあればよろしくお願いいたします。

お問い合わせありがとうございます

「埋伏歯の根っこは唇側ではなく口の中側に向かっており・・・ほぼ水平な埋伏歯です。」

「埋伏歯は上顎左2番の根っこに頭をつっこんでいて・・・もう少しで1番の根っこにもあたりそうです」
→埋伏歯の治療は牽引を第一選択として考えますが、歯根の方向や、他の歯との位置関係を精査して治療法を決定していきます。
最優先は、1番2番の保存ですので
今回の埋伏歯の状態ですと、やはり抜歯が妥当かと思われます。
相談に行かれた矯正の先生も同様のご意見でしたね。

また、乳歯が将来的に保存が厳しくなった場合、インプラント治療も非常に有効な手段だと思います。

埋伏歯抜歯に伴う、麻痺や炎症など口腔外科の先生から説明があると思いますが、起こる頻度としてはそれほど多くはないと思います。
よく相談されて、ご納得された上で治療法を選択されてください。
  • 犬(40歳 女性 OL )
  • 2014年10月24日00時32分
新宿スワン歯科・矯正歯科 様

ご丁寧な解答、ありがとうございます。
大変参考になりました。先生のご意見参考にし、よく話し合って納得の上、治療を受けさせたいと思います。
こんにちは
まず、1点目の抜歯の際に生じるリスクですが
他の歯を痛めるということも可能性はありますが、現在の時点で痛めていなければ、抜歯によって症状が悪化するということは技術的に問題がない先生が担当すれば大丈夫でしょう。
一方で、技術的に問題が生じる可能性のある先生が担当すれば、埋伏でない通常抜歯であっても何かしらのリスクはつきものです。
ですので、現在はCT等の機器も充実していますので、だれが担当医なのかが大切です

つぎに、牽引を選択する方法ですが、当院でも牽引を選択しその結果抜歯に至った患者さんはおります。

大切なことはコメントにも記載されているように後悔しない選択ではないでしょうか?

学業 クラブ活動と大切なことがいろいろとあります。お子様もこどもではないですから、じっくりと話し合って結論をだしてください

よく考えて自分でなっとくすればどちらでも良いと思います。
  • 犬(40歳 女性 OL )
  • 2014年10月24日21時08分
プロ矯正歯科 様

ご丁寧な回答ありがとうございます。
担当の先生は大学病院の口腔外科長(口腔外科の指導医)です。
牽引から抜歯に至るケースはやはりあるのですね。
先生のご意見参考にし、本人の後悔のない選択ができればと思います。
こんにちは!率直に申し上げますね!埋伏してしまった理由が一番重要です。戦後の日本人は軟食になり、あごの発育が遅れている子供がたくさんいます。あごの発育が悪いと歯が萌出しづらくなります。そこでまず取り組まなければいけないことは、上顎の骨の拡大をする必要があります。そこでお勧めなのが顎顔面矯正法です。従来の歯列矯正とはちがい、正常な骨の形に近づけながら、歯列と咬合をまとめていく方法です。その方法を取り入れながら犬歯の牽引を行うことで、より安全にかつ正常なあごと歯列を獲得できると思います。あごが小さいままですと顎関節症や睡眠時無呼吸症候群になってしまいます。担当医にご相談されてみてはいかがでしょうか?
  • 犬(40歳 女性 OL )
  • 2014年10月24日21時15分
四谷見附矯正歯科顎顔面矯正クリニック 様

ご丁寧な解答ありがとうございます。
顎顔面矯正法について初めて聞きました。
矯正の先生に尋ねてみたいと思います。

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