あきとさん(新潟県)の相談
カテゴリ:再矯正
こんにちわ。
僕は、13歳から16歳まで矯正をしていました。
理由は、服を嗅ぐ癖があり、舌が下の歯を押してしまいしゃくれてしまっていたからです。現在、18歳なのですが、癖は治りはしたのですがまた、下の歯が出てきて顎の形も変わっているのかなと感じます。
再矯正のリスクを教えてください。
- 仙台矯正歯科クリニック
- ( 宮城県 仙台市 )
- 2014年04月02日18時08分
こんにちは。はじめまして。ご質問にお答え致します。
まず、一般的な再治療のリスクですが、歯根吸収と歯肉退縮の2つが考えられます。 これらは再治療に限らず、矯正治療で起こりうるメジャーな副作用になります。
歯根吸収というのは文字通り歯の根っこの先端が少し溶けてしまう症状です。これは矯正治療においては誰にでも起こることで、通常はほとんど問題ありません。ただ、まれに大きく溶けてしまうこともあるので矯正歯科医は常に注意を払って治療を行う必要があります。あきとさんのように再治療となりますと、この歯根吸収のリスクは若干高くなる可能性がございます。
つぎに歯肉退縮ですが、これは20代以降の患者様に起こる可能性が高いです。 歯を動かすと通常歯周組織も大きく改変されるのですが
、このとき歯肉(歯ぐき)の組織の改変が追いつかずに、場所によっては歯ぐきが下がってしまうことをいいます。 患者様の症状にもよりますが、10代の患者様はなんと言っても若いので、細胞の活性が高く、あまり起こらないことが多いです。
また、すでに経験済みのことと思いますが、矯正治療のために歯に矯正装置を付けると、歯磨きが非常に難しくなりますので、むし歯のリスクも高くなると言えます。
以上が再治療に限らず、矯正治療で起こりうるリスクであると言えます。
あきとさんのお口を診させて頂いたわけではありませんので、はっきりしたことは何も言えませんが、16歳で矯正治療を終了して、現在18歳で下の歯が出てきて顎の形も変わったということは、おそらくですが、体の成長・顎の骨の成長によって下顎が前に出てきてしまった可能性が非常に高いです。
そうなると、場合によっては普通の矯正治療で治すのが難しい可能性もあります。 上下の顎の骨のズレが本当に大きい場合は、顎の骨を手術して治す外科的矯正治療という方法も治療の候補に挙がってくるかもしれません。 その場合は手術のための全身麻酔など様々なリスクが出てくることになります。
以上、長くなりましたが、参考になりましたでしょうか?
どうぞよろしくお願い致します。
まず、一般的な再治療のリスクですが、歯根吸収と歯肉退縮の2つが考えられます。 これらは再治療に限らず、矯正治療で起こりうるメジャーな副作用になります。
歯根吸収というのは文字通り歯の根っこの先端が少し溶けてしまう症状です。これは矯正治療においては誰にでも起こることで、通常はほとんど問題ありません。ただ、まれに大きく溶けてしまうこともあるので矯正歯科医は常に注意を払って治療を行う必要があります。あきとさんのように再治療となりますと、この歯根吸収のリスクは若干高くなる可能性がございます。
つぎに歯肉退縮ですが、これは20代以降の患者様に起こる可能性が高いです。 歯を動かすと通常歯周組織も大きく改変されるのですが
、このとき歯肉(歯ぐき)の組織の改変が追いつかずに、場所によっては歯ぐきが下がってしまうことをいいます。 患者様の症状にもよりますが、10代の患者様はなんと言っても若いので、細胞の活性が高く、あまり起こらないことが多いです。
また、すでに経験済みのことと思いますが、矯正治療のために歯に矯正装置を付けると、歯磨きが非常に難しくなりますので、むし歯のリスクも高くなると言えます。
以上が再治療に限らず、矯正治療で起こりうるリスクであると言えます。
あきとさんのお口を診させて頂いたわけではありませんので、はっきりしたことは何も言えませんが、16歳で矯正治療を終了して、現在18歳で下の歯が出てきて顎の形も変わったということは、おそらくですが、体の成長・顎の骨の成長によって下顎が前に出てきてしまった可能性が非常に高いです。
そうなると、場合によっては普通の矯正治療で治すのが難しい可能性もあります。 上下の顎の骨のズレが本当に大きい場合は、顎の骨を手術して治す外科的矯正治療という方法も治療の候補に挙がってくるかもしれません。 その場合は手術のための全身麻酔など様々なリスクが出てくることになります。
以上、長くなりましたが、参考になりましたでしょうか?
どうぞよろしくお願い致します。