なおさん(東京都)の相談
カテゴリ:治療中のケア、調整
上の歯のブラケットが下の歯に当たります。
矯正を始めたばかりです。
1週間前に上の歯(4番目)を2本抜歯し、
昨日、上の歯にセラミックの装置を付けました。
ですが、上の2番目の歯が内側に入っているため、
口を閉じると、ブラケットが下の歯に当たります。
噛む度に下の歯に当たるので、痛みはもちろんですが、
歯が傷つかないか心配です。
これは、上の2番目の歯が移動するのを待つしかないのでしょうか?
矯正歯科医に電話しましたが、休みのためつながりませんでした。
よろしくお願いします。
- イデア矯正歯科
- ( 神奈川県 川崎市中原区 )
- 2012年09月11日16時01分
なおさん、はじめまして。イデア矯正歯科の院長で布留川 創(ふるかわ はじめ)です。
患者様がサイトにご質問くださったのが2012/08/09 20:39ということですので、すでにこのお悩みは解消していらっしゃるかと思います(現在は9月11日の午後3時です)。期待に沿えず申し訳ありませんでした。
ただ、同様なご不安をお持ちになる患者さんもいらっしゃるかと思うので、参考までにコメントを残します
おそらく、前歯部分でかなりの凸凹が合って、2番目の永久歯(側切歯)が下顎歯列よりも内側に入っている反対咬合の状態になっている方であろうと思われます。
また、前歯の垂直的な重なりも多いタイプの方でしょう。
このような時、対応策はいくつかあります。
・当たり具合が少ないのであれば、そのまま様子を見ても問題が無いこともあります。あたる場所が気になるからといって、わざと噛んで確認をするのではなく、顎を楽にして歯がぶつからないようにしておくほうが安心できるでしょう。
・歯の当たる角度や装置の材質を考慮し、ブラケットあるいは天然歯のほうも多少の削合を行う可能性もあるでしょう。
・前歯の当たりを減らすために、臼歯部咬合面にセメントやレジン材料を築盛したり、スプリントを作成して咬合挙上を行う場合もあります。
・対処を図るのではなく、根本的に治療手順を見直して、ブラケットを除去して、後に再装着するという場合もあります。
・事前にリンガルアーチが装着されていれば、2番の反対咬合を解消する作業はリンガルアーチで行うことも可能です。
前置きが長くなりましたが、
「2番目の歯が移動するのを待つしかないのでしょうか?」という質問に対しては
「いくつかの対処方法が予測されますので、担当先生に相談してください」という返事です。
「矯正歯科医に電話しましたが、、」とありますが、これは仕方ない面もありますね。
診療室で直接拝見しなければ対処は判断できませんので、担当医院の診療時間内に再度ご相談いただくのがベストだと思いますが、どうしても気になって眠れそうに無かったり、非常な痛みを生じているという場合でしたら、診療時間内に他の矯正専門医を受診するという可能性もあります。
ただ、一般的な保険診療とは異なりますので、対処できる内容や費用に関しては担当医の判断によりますので、その点もご理解いただいたうえでの受診をお願いします。
尚、矯正歯科ネットの相談サイトはボランティアの協力によって運営されております。相談先の先生がタイミングが合わず、回答が得られるまで順番に協力医院に回答依頼が回るシステムです。ご質問が「今、心配なんです」という内容ですと、相談を受けた時点ですでに問題が解消しているであろうと考えられ、回答は得られない可能性もありますことをご理解下さい。
ナレッジベース構築としてのサイト運営理念に賛同しており、今回は返答させていただいております。
以上です 布留川 創
患者様がサイトにご質問くださったのが2012/08/09 20:39ということですので、すでにこのお悩みは解消していらっしゃるかと思います(現在は9月11日の午後3時です)。期待に沿えず申し訳ありませんでした。
ただ、同様なご不安をお持ちになる患者さんもいらっしゃるかと思うので、参考までにコメントを残します
おそらく、前歯部分でかなりの凸凹が合って、2番目の永久歯(側切歯)が下顎歯列よりも内側に入っている反対咬合の状態になっている方であろうと思われます。
また、前歯の垂直的な重なりも多いタイプの方でしょう。
このような時、対応策はいくつかあります。
・当たり具合が少ないのであれば、そのまま様子を見ても問題が無いこともあります。あたる場所が気になるからといって、わざと噛んで確認をするのではなく、顎を楽にして歯がぶつからないようにしておくほうが安心できるでしょう。
・歯の当たる角度や装置の材質を考慮し、ブラケットあるいは天然歯のほうも多少の削合を行う可能性もあるでしょう。
・前歯の当たりを減らすために、臼歯部咬合面にセメントやレジン材料を築盛したり、スプリントを作成して咬合挙上を行う場合もあります。
・対処を図るのではなく、根本的に治療手順を見直して、ブラケットを除去して、後に再装着するという場合もあります。
・事前にリンガルアーチが装着されていれば、2番の反対咬合を解消する作業はリンガルアーチで行うことも可能です。
前置きが長くなりましたが、
「2番目の歯が移動するのを待つしかないのでしょうか?」という質問に対しては
「いくつかの対処方法が予測されますので、担当先生に相談してください」という返事です。
「矯正歯科医に電話しましたが、、」とありますが、これは仕方ない面もありますね。
診療室で直接拝見しなければ対処は判断できませんので、担当医院の診療時間内に再度ご相談いただくのがベストだと思いますが、どうしても気になって眠れそうに無かったり、非常な痛みを生じているという場合でしたら、診療時間内に他の矯正専門医を受診するという可能性もあります。
ただ、一般的な保険診療とは異なりますので、対処できる内容や費用に関しては担当医の判断によりますので、その点もご理解いただいたうえでの受診をお願いします。
尚、矯正歯科ネットの相談サイトはボランティアの協力によって運営されております。相談先の先生がタイミングが合わず、回答が得られるまで順番に協力医院に回答依頼が回るシステムです。ご質問が「今、心配なんです」という内容ですと、相談を受けた時点ですでに問題が解消しているであろうと考えられ、回答は得られない可能性もありますことをご理解下さい。
ナレッジベース構築としてのサイト運営理念に賛同しており、今回は返答させていただいております。
以上です 布留川 創