ころすけさんの相談
カテゴリ:装置・治療法
私は、親知らずが上に2本、右側に1本歯ぐきから出てこず、歯ぐきの中に埋まっています。
先生の見解では、上の親知らずが出るときに奥歯を圧迫して、奥歯を表面に少し出してしまっているそうです。
そのせいで前歯がより出っ歯になってしまい、今、前歯でかみちぎることができません。
奥歯でしかかみ合わさっていないので矯正が必要と言われました。
治療方針で、まず親知らずを抜いて、犬歯4本を抜き、一般的な針金の表側矯正でと言われました。
大学生にもなって、矯正してます!っていうあの針金にはどうしても抵抗があって。
2年もするなんて正直耐えられないです。
いろいろ調べてて、裏側矯正というのを見つけたんですが、私にはできそうにないですか?
なるべく、人に気づかれたくないんです。
マウスピースとか、・・・なんでもいいんで教えてください。よろしくお願いします。
- 医療法人愛美会 アイ矯正歯科クリニック
- ( 神奈川県 横浜市鶴見区 )
- 2011年12月28日20時01分
文面から判断すると、ころすけさんは、開咬を伴う上顎前突という診断になります。
開咬とは噛んでいても前歯が噛みあわない。抜歯が必要なのはその通りだと思いますが、犬歯を抜くのは少し違うかと思います。犬歯は歯根も長くよほど悪い位置にあっても犬歯は取っておくものです。
また犬歯誘導といって横方向への顎の動きをガイドします。普通は小臼歯といって前から4番目か5番目の歯を抜きます。親知らずを抜くのは同意できます。裏側矯正はこの場合適しています。
理由は前歯を中に入れるのは表側よりすぐれています。裏側に作用点があるからです。また前歯が噛みあっていないという方は舌突出癖、あるいは異常嚥下癖を伴っている場合が多くあります。
物を飲み込む時に上下前歯の間に舌が出てその間を閉鎖する癖のことです。嚥下(物を飲み込む行為)をするには前方を閉鎖する必要があります。前歯が噛みあっていないのならこれも考慮しておく必要があります。さて、裏側矯正はこの場合もお勧めです。
舌が前歯を裏側から押し出す事がブラケットを装着するとできなくなります。そのために癖を治すことにも役立ちます。前歯が前に突出している方は唇の外側からの圧力が弱く、逆に舌の内側から押す力が強くそのつりあったところに前歯があります。これは頬筋機構(バクシネータメカニズム)と言われ広く矯正医には信じられている理論です。
舌の内側から押す力を弱め、装置が表側にないだけ唇からは外側の力を得ることができます。したがって裏側矯正は適しています。
開咬とは噛んでいても前歯が噛みあわない。抜歯が必要なのはその通りだと思いますが、犬歯を抜くのは少し違うかと思います。犬歯は歯根も長くよほど悪い位置にあっても犬歯は取っておくものです。
また犬歯誘導といって横方向への顎の動きをガイドします。普通は小臼歯といって前から4番目か5番目の歯を抜きます。親知らずを抜くのは同意できます。裏側矯正はこの場合適しています。
理由は前歯を中に入れるのは表側よりすぐれています。裏側に作用点があるからです。また前歯が噛みあっていないという方は舌突出癖、あるいは異常嚥下癖を伴っている場合が多くあります。
物を飲み込む時に上下前歯の間に舌が出てその間を閉鎖する癖のことです。嚥下(物を飲み込む行為)をするには前方を閉鎖する必要があります。前歯が噛みあっていないのならこれも考慮しておく必要があります。さて、裏側矯正はこの場合もお勧めです。
舌が前歯を裏側から押し出す事がブラケットを装着するとできなくなります。そのために癖を治すことにも役立ちます。前歯が前に突出している方は唇の外側からの圧力が弱く、逆に舌の内側から押す力が強くそのつりあったところに前歯があります。これは頬筋機構(バクシネータメカニズム)と言われ広く矯正医には信じられている理論です。
舌の内側から押す力を弱め、装置が表側にないだけ唇からは外側の力を得ることができます。したがって裏側矯正は適しています。