gakuさん（長野県）の相談

gaku様

こんにちは。はじめまして。
おそらくすでにご存じの事と思いますが、矯正治療により動かした歯は元の位置に戻ろうとする傾向があります。ですので、通常は動的治療後にリテーナーを使用して、歯ならびや咬み合わせが安定するまでしっかりと押さえておく必要があります。

さて、ご相談の内容についてですが、残念ながら実際にお口の中を拝見することができず、治療前の歯ならびの状態や、どのようなタイプのリテーナーを使用しているかなどが分からないため、本当に正確なアドバイスになりませんが、多少の想像を交えてお答えすることをご了承下さい。

まず、上の7番の歯が左右共に外側に広がってしまった原因ですが、リテーナー（7番まできちんと押さえるタイプのもの）をしっかり使っていたとしたら、基本的に外側に広がることなどあり得ません。（体に起因するものというのが具体的に何を指すのか不明ですが…）ですが、原因として考えられるものを以下に挙げます。

1.　リテーナーが不適合だった。
他院の先生のお話と合わせて考えてみますと、下の前歯が上の装置に当たっている上に、リテーナーが7番の内側に強く当たっていて外側のワイヤーがしっかり歯に当たっていないとなると、7番が外側に広がる可能性があります。

2.　8番（親知らず）が影響した。（上の8番があるとすれば）

3.　舌の大きさや習癖が影響した。

4.　動的治療が終了した時点で上の7番が下の臼歯とちゃんと咬みあっていなかった。

などが原因として考えられます。
そして、今後の方針ですが、外側に広がってしまった7番を治したいというご希望があるという前提でアドバイスさせて頂きますと、

1.　リテーナーの使用を中止してみる。
場合によっては広がった7番が頬に押されて元に戻るかもしれません。ただし、前歯やその他の歯もフリーになってしまうので別の部位に後戻りなどの変化が生じる可能性があります。

2.　前歯には問題が無いとしたら、前歯だけ押さえておくタイプのリテーナー（歯の裏側にワイヤーを貼るなど）に切り替えて様子を見てみる。

3.　現在のリテーナーを改良して、7番を内側に戻す。
熟練した矯正歯科医ならうまく対応してくれるかもしれません。（例えばリンガルボタンとエラスティックゴムを利用してみるなど…ちょっと専門的過ぎましたね）

4.　動的治療終了時の歯形を使って再治療用のマウスピースを作って使用してみる。

5.　1〜4の方法はどちらかというと費用をかけないで行う応急処置的な方法なのですが、最後の手段としてはやはり再治療のオプションもあり得ます。ただし、全ての歯に装置を付けなくても、部分矯正でできるかも知れません。

これらの解決策は、やはり治療を行った歯科医院に相談されるべきかと思いますが、すでに治療を終了されているとのことなので、対応してもらえない場合は、どこか「矯正歯科専門」のクリニックにてご相談されることをお勧め致します。

以上のオプションは想像を交えて提案させて頂きましたので、本当に正確なものではありません。あくまでも参考程度にして頂くことをお願い申し上げます。

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