リーマーさん(神奈川県)の相談

カテゴリ:その他

娘の出っ歯の治療で6年通いましたがまだ治療が完了していません。
前歯の隙間がなくなるようにと矯正をお願いしたのですが、多少は改善されているもののまだ隙間が開いています。
転院を決断し、先生に返金をお願いしましたが、全く改善されていないわけではないことと、これまでの治療に費用がかかっているので全額は返金できないといわれました。
転院先では一からの治療ということで、費用的には最初に払ったのと同額位かかりそうです。
目的を達しておらず、最初と同じ額の費用が新たに発生するので、全額の返金を要望したいのですが、それは無謀なことでしょうか?

  • リーマーさん[神奈川県 48才 女性]
  • 先日はご回答ありがとうございました.
    その後の状況ですが,
    治療期間,返金について約束した事実は無いので全く返金できないとの回答が弁護士から内容証明の手紙で送られてきて,今後の対応はその弁護士が行うのでそちらとやり取りして欲しいと言われました.
    先生の言葉を録音しているわけではないので,反論するにも証拠が無く,弁護士相手に対抗できるとは思えません.
    どうしていいか迷っています.
    どこか相談に乗ってくれるところとかありませんでしょうか?
    はじめまして、アーク矯正歯科院長の佐藤です。
    治療に関しての情報があまりありませんが、可能な範囲でお答え致します。
    本来は主治医から治療の目標、経過や今後の予定の説明があると思いますが、納得したお話し合いができなかった結果なのでしょうか。

    6年間のお互いのやり取りは存じませんが、いろいろと気苦労もあったでしょう、心中お察しいたします。
    ただ矯正治療の場合、お互いの誤解や理解不足ということもありますので、十分にお話し合いをされることはたいへん重要なことなのです。    

    転院を選択された場合は継続治療や転院のシステムがある医院とない場合では大きな差があります。
    まず精算に関しては、いろいろな形で行われていて、院長の裁量に寄るところが大きいのが現状です。
    ただ私ども多くの矯正専門開業医が所属しております『日本臨床矯正歯科医会(矯正医会)』では、転院手続きや治療費の精算がスムーズに行われるように、全国会員(約470名)間での転院システムがあります。
    もともと転勤でお引越しされる方などのためにあるものですが、治療費は治療ステップの進行度合いに応じて精算されます。
    また紹介された医院でも、今までの資料や治療方針などが引き継がれるため、今までの治療費を考慮したうえでの継続治療の費用が設定されます。
    このように技術的にも費用的にも安心して頂けるような仕組みを持つ学術団体に属することも矯正歯科医院選びの重要なポイントと言えるかもしれません。
    今回の精算金額に関してはあくまでも現主治医とのお話し合いですが、全額返金というのは難しいかもしれません。

    これからは矯正歯科医選びを慎重にされて、お母様も矯正治療を詳しく知っていただ
    き、より良い治療結果が得られるように取り組まれることを願っております。

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